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新たな人生を歩む貴方へ~壁は乗り越える力があるから与えられる~

 
新年度が始まりました。
各地で入社式や人事異動の時期を迎えているところでしょう。
春は穏やかな季節でもありますが、人に新たな変化を与える時でもあります。
 

令和4年度を振り返る


昨年度は私にとって、怒涛の一年でした。
「よくここまで生きてこれたなあ」と自己賞賛したいほど生きるのが大変でした。
反省も込めて一年を振り返りたいと考え、投稿に至りました。


1.人事異動


私は前職場を病気で休職したため4月に人事異動の辞令を受けました。

異動先には私と同じ仕事をしている人はなく、新規事業立ち上げという名目で異動してきました。

しかし、上司からは異動してすぐ、「異動してすぐに結果を出せ」という指示がありました。

内心、「人の事情を知らないで無茶苦茶言うやつだ」と思いました。
当時、通院していた心療内科の心理カウンセラーも「ふつうは1年くらいじゃないの?」と言うくらいでした。


2.母の死


異動して約1か月後、私の携帯に母の入所施設から留守電が入っていました。

業務終了後、電話をかけなおすと、母が誤嚥性肺炎を発症し急性期病院に入院しているとのことでした。

後日、急性期病院の主治医から電話がありました。
内容は、食事が入らないが、終末期ということもあり胃瘻造設の適応外だが、今後どうするかという内容でした。

私は、2、3日考えました。

他人であれば、「終末期だから仕方ないね」で済む話かもしれません。
家族の生死にかかわる問題であれば、夜眠れない位、悩み続けました。

考えた結果、胃瘻も中心静脈栄養(CV)の医療処置はしないという返答を主治医にしました。

苦渋の決断でした。
しばらくして、母は他界しました。


3.遺産相続


母の葬儀後、兄弟で手分けして母の遺産や死後手続きを進めました。

やってみて、かなり頻雑で思うようにいかないことがしばしばありました。
兄との仲は、世間並だと思っていましたが、手続きを進めるうちに、不信感をもつようになりました。

もめたのは不動産の遺産相続でした。
現在、兄家族が住んでいるので、兄から私へ実家の不動産評価額の半分を支払うのがすっきりしていいのではと思いました。

しかし、兄自体に私に支払うだけの資産はないとのことで、最終的に実家売却額を折半する方向で話を進めることになりました。

弁護士を仲介人にしていましたので、泥仕合にならずに済みましたが、心にしこりが残りました。

改めて、「兄弟は血はつながっていても他人である」ことを思い知らされました。


4.パワハラ


上司からは、異動して1か月毎に、職場で勤務持続可能かとの打診をしていました。

しかし、時間を経るにつれ、転職するような促しに変わってきました。

さらに、企業のトップから会議の時に多くの人の前で大声で、私を侮辱する発言をしました。そして、「お前は会議に来なくていい」と言われました。

それだけではありません。

精神的に参って体調が悪かったので、休むことを上司に連絡すると、「半日休んで出勤してほしい」と言われました。
まあ、来ましたが、こういうのって人道的に許されることなのかと疑問に感じました。

同僚からも疎外され、私は職場で孤立していました。
食事量も減り、職場に来るだけで精一杯でした。

一時は、自殺も考えました。

けれど、いのちの電話や友人にコンタクトして、必死にガス抜きをしました。
周囲からは、休職も進められましたが、将来のことも考え、有休やシフトをやりくりして、転職活動をしていました。

退職後、職場所在地管轄の労働基準監督署へパワハラを報告し、転職へ至りました。


5.新天地にいる貴方へお伝えしたいこと


この1年間、私は、様々な壁にぶち当たりました。
人事異動、母の死、遺産相続、パワハラ、退職、転職・・・。
毎日、嵐が吹き荒れ、歩みを止めざる得ないことが多々ありました。

現在、私は、薬物治療やカウンセリング、そして、友人の優しさのおかげで普通に日常生活を送ることができています。

人はひとりでは生きていけません。
辛くなったら、誰かに助けを求める勇気が必要です。
高い壁になればなるほど、ゆっくりした足取りで時には考え、休みながら、誰かのサポートを得ながら前進することが必要なのです。



もし、誰かからパワハラを受けていれば、下記のように考えてください。

「子供は『感情』でしか大人を支配できない。
大人になってからも
感情(怒りなど)を使って人を動かそうとするのは幼稚である」
(アルフレッド・アドラー)

くだらない幼稚な人間に自分の人生を支配されてたまるか!
しょうもない人間に自分の生命を犠牲にしてたまるか!



そう思ってください。

その怒りを自分の壁を乗り越える力に転換し、自分自身そして愛するパートナーや友達などを幸せにするために使いましょう。


壁は、貴方が乗り越える力があるから与えられるのです。
辛くても、どうか、生きていてください。
貴方は、神様に愛されているから生かされているのです。


引用文献
小倉広「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」
ダイヤモンド社  2014年


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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