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職場で必要なコミュニケーションスキル

「変化とストレス~職場不適応症~」が、先週、もっともスキされた記事の1つに選ばれました。
皆様の支援のおかげです。
深く感謝いたします。
ありがとうございます。

お礼に私の好きな言葉をお届けします。

「未来を語る前に、今の現実を知らなければならない。
人は現実からしかスタートできないのだから。」
(ピーター・ドラッカー)


投稿する理由


投稿する理由は、抑うつ再発予防のためです。

うつが再発すればするほど、再発率は上昇し、寛解が困難になると言われています。

自分自身でできる再発予防として主に3つあります。

1. 生活スタイルを変える
2. 思考パターンを変える
3. コミュニケーションスキル

1. 2については、以前の投稿で睡眠のとり方や認知行動療法で触れました。

そこで、今回は、3のコミュニケーションスキルについてお伝えいたします。

コミュニケーションスキルは、求められる項目は複数あり、個人個人で得意・不得意が分かれる分野でもあります。

私自身の考えとして、自分の得意分野を生かし、極力ストレスフリーになるよう自分自身で工夫することが必要です。


職場で必要なコミュニケーションスキル


1. 意思疎通

自己主張と傾聴のバランスをとりながら、効果的に意思疎通ができる。

(1) 傾聴する姿勢
・相手の言動をよく観察することができる。
・相手の主張を正確に聴き取ることができる。
・相手の立場に立って真意を聴き取ることができる。
・相手の立場に立って真意を聴き取った上で、的確な質問によりさらに話を聴き出すことができる。

(2) 双方向の円滑なコミュニケーション
・相手の意見を受け入れることができる。
・自分の価値観と異なる意見・考え方を否定しない。
・相手との意見交換を円滑に行うことができる。
・相手の考え方を総合的に理解した上で、意見交換を円滑に行う。

(3) 意見集約
・相手の意見を自分なりに分類したり、要旨を整理できる。
・相手の意見や複数の異なる意見を分類・整理したうえで、要旨を整理し要約ができる。

(4) 情報伝達
・タイミングを外すことなく、相手にとって必要な情報を正確に伝えることができる。
・場面に応じて、適切に伝達手段(口頭、電話、e-mail等)を使い分けることができる。

(5) 意見の主張
・発言の道筋が明確で論理的な主張ができる。
・場面に応じて、適切かつ明瞭な表現方法で主張ができる。


2. 協調性

双方の主張の調整を図り、調和を保つことができる。

(1) 相手の尊重
・立場の異なる相手の社会的立場や自分との位置関係、その場の状況を把握し、両者の調整を行う等、適切な対応ができる。
・グループ・集団での作業・行動をすることができる。

(2) 組織・人間関係
・組織状況を理解し、円滑な人間関係に努めながら組織に溶け込むことができる。
・組織のルールに沿った行動がとれる。
・苦手な他者に対して調和志向のつき合いができる。


3. 自己表現能力

状況に合った訴求力のあるプレゼンテーションを行うことができる。

(1) 明確な説明
・筋道の通った分かりやすい表現で自己表現できる。
・伝えようとする事項について、相手の理解の度合いを考慮しながら説明に工夫を加えることができる。
・レジメ等を活用して、ポイントを押さえた説明、相手に説得力のある説明ができる。
・与えられた時間内に主張をまとめて説明できる。

(2) 図表等を用いた表現
・資料作成の準備をきちんとできる。
・図表等の特長を踏まえ、適切な使い方ができる。
・文章のみならず、図表等を活用して訴求力のある説明をすることができる。


苦手な上司と上手く付き合う方法


気難しく苦手なタイプの上司と付き合うときは、仕事を進めるうえで必要最小限のコンタクトが取れればよいと考え、理性的な人間関係の構築に努めることです。

また、アサーションを取り入れ、自分の意見を伝えられるとコミュニケーションがより円滑に進むでしょう。

以下、ポイントをお伝えいたします。


1. 不愉快な感情が生じたら、上司の言動を分析し理性的な対処を

人には皆、相性があり、気の合う人もいれば気の合わない人もいます。

問題は気の合わない人と、いかにうまく付き合っていくかということになります。

気の合わない上司との付き合い方は、確かに難しいものがあり、不愉快な気分を味わうこともよくあるでしょう。

そこで重要になるのが、物事を「理性的に行う」ことです。

上司の言葉で不愉快な感情が発生しないように、まず上司の言動をよく分析しましょう。

仕事でミスをして上司から叱責を受けた場合、仕事上のミスそのものは素直に認めてしっかりと反省する必要があります。

しかし、上司の言い分が理にかなっていない場合、あるいは理不尽な場合は、上司はその程度の人格だと受け止め、受け入れる必要はありません。

上司がミスを指摘するにあたり皮肉を交えたり、失礼で侮辱的な態度なものであるときは、上司の人格レベルはその程度のものと判断し、当事者が気分を害することはありません。

組織のルールに従って、理性的に対処すればよいのです。


2. 割り切って理性的に付き合うのが良好な人間関係の秘訣

そもそも職場は、世代も趣味も育ちも違う人たちが、仕事をするために集まった集団です。

当然、一人ひとり考え方や感じ方、行動パターンが違います。

自分の常識を超えた人がいることも当然考えられます。苦手な人と無理に親しくなる必要はありません。

どうしても苦手な上司とは、仕事を進めるうえで必要最小限のコンタクトをとることができればそれでよい、と考えましょう。

割り切って理性的に対処することが、職場で良好な人間関係を作っていくための秘訣といえます。


3. アサーションを取り入れて、自分の意見も上手に伝えよう

そのような相手と口論することなく自分の意見を伝えるには、冷静かつ明確に、具体的な提案をするようにしましょう。

「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」という立場に基づく自己主張のことを「アサーション」といいます。

アサーションを身につけて、自分の言い分も上手に伝えられるようになると、上司とのコミュニケーションが今よりも円滑に進むでしょう


参考資料:厚生労働省ホームページ
     全国健康保険協会 東京支部ホームページ


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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