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人格に関する心理学とは?

一番初めに受講した講義の1つ

今回は放送大学の2015年度開設科目「人格心理学('15)」の講義の備忘録です。とは言っても、受講したのは2017年であり、およそ4年ぶりの話になります。主任講師は放送大学・大山泰宏教授です。(科目開設時は京都大学に在籍されていました。)

2017年当時を思い出そうとしても、なぜこの講義を履修しようと思ったのかは忘れましたが、履修した記録はあるので、そんなお話になります。

講義の内容は? 

講義は全部で15回。対応する放送教材と印刷教材という組み合わせです。

 1.人格心理学をはじめるにあたって
 2.人格を理解する観点と理論
 3.人格を映し出す-心理査定
 4.人格理論の多様性
 5.人格と集団の心理
 6.人格のはじまり
 7.人格の育ち
 8.人格が閉じるとき
 9.人格とかたり
 10.人格が病み傷つくということ
 11.人格の探求と文化
 12.人格の変容と心理療法
 13.物語にみる人格の変容
 14.人格と存在
 15.人格心理学の展望

残念ですが、このテレビ授業は2020年を閉講になってしまいました。この講義は自分用の備忘録としてDVD録画したのですが、引越しの時にガッツリ捨ててしまいました😢

ちょっと前に知の扉・アーカイブスとして放映されていましたので、たぶん再放送されると思います。

臨床心理学と心理療法の専門家が語る「人格心理学」とは?

主任講師の大山泰宏先生も自ら述べられていますが、通常の「パーソナリティ心理学」の教科書としてみると、(私は心理学の知識がないのでよくわかりませんが)やや異質の作り方かもしれません。

しかし、この本の帯の色がウグイス色であることからも想像がつくかもしれませんが、放送大学では導入科目(開設時は共通科目)ということで、普通の4年制大学でいうと学部開設の基礎専門科目(リベラルアーツではない)的な位置付けです。

したがって、内容としてはこれから心理学を学ぼうとするのに必要な基礎的な知識とその周辺にある哲学、歴史、文学、思想史etc.を広く学ぶための概要的な位置付けだったようです。

まー、2017年度末時点では、その後自分が放送大学に入学するとは思ってなかったですし、哲学、歴史、文学、思想史とは無縁な理系人間のままでしたから、そこまでは理解できていませんでしたね。

今振り返ると…

その後、私は2019年4月に放送大学の心理と教育コースに全科履修生として入学し、社会人兼学生という立場になり、学割制度を使う悪どい大人に進化しました。

もちろん、本業の1つである、心理と教育コースの授業や関連する大学院科目をそれなりの態度で受講しています。

しかし、よーく聴いていると、何か遠い昔やった話をやらされてる感はありました。それもそのはず、最近読み返した「人格心理学('15)」の印刷教材の内容がほぼトレースされていました。

心理学を学ぶのに、心理学だけでなく哲学、歴史、文学、思想史も必要とやさしい口調で語りかける大山先生の講義が印象的でした。

と同時に、やっぱ勉強って、積み重ねが大事なのねと改めて考え直した週末でございました。(了)

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