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140字の小説集

200
140字の小説を集めてみました。(それ以外の短編もあります) お時間がお許しならば、少しでもお立ち寄りください。 このマガジン、読めば笑顔になるかもです。 笑いはあなたのお薬です…
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#あほやん

ゴキブリ達(250字)(一分で読める小説)

ゴキブリ達(250字)(一分で読める小説)

ゴキブリは嘆いている。
「何故、僕は嫌われるのだろう。
汚いからかな。黒いからかな。
人間は僕を見た途端、大声を上げて殺しにくる。
僕がいったい何をしたと言うの?
汚いのは僕だけじゃ無いよ。
カブト虫だって汚いよ。
カブト虫だって黒いよ。
なのに僕だけ、虐められて殺される。
本当に不公平だ!」

ゴキブリを哀れに思った天の神様は、
ゴキブリを黄金の色に変えた。

黄金のゴキブリは、たちまち大人気。

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300字のラブレター➕追伸➕追伸の追伸

300字のラブレター➕追伸➕追伸の追伸

澪ちゃんと、初めて会ったのは、
幼稚園児だったね。
鼻水を垂らしていた僕に、
君はティッシュペーパーをくれたね。
僕が鼻をかむのを見て
「50円ちょうだい」
と、手を差し出した澪ちゃん。

僕に強烈な印象を与えてくれたよ。

遠足に行った時に、
お弁当のオカズを落として
泣いている僕を勇気付けてくれたね。
「エビフライをどうぞ」と言って。
でも、後でハンバーガーを奢らされてしまったけど。

ボラン

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痩せたガールの決意(140字の小説)➕追伸

痩せたガールの決意(140字の小説)➕追伸

私はアイドルを目指している。
太っていてはアイドルに成れない。
でも、食べ物を我慢できない。
私は決意した!
痩せる為の高額のお茶を飲む事を!
ネットで見つけたお茶だ。
これを飲めば、不要なカロリーが全部出ていくと
書いてある。
だけど、下痢になるだけで一向に痩せない。
痩せたのは財布だけだった。

追伸

これは実際にあった事です。
多くの苦情が販売先にありました。
私も被害者の一人です。
お茶

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痩せたガールの日常(140字の小説)

痩せたガールの日常(140字の小説)

私は糖質制限されている。
私の好きな食べ物を食べる事が出来ない
不憫な人。
太った体も標準体重に落とさないといけない。
私は16時間ダイエットを決意した。
午後の8時以降翌日の12時まで食を取らない。
痩せたがーる哀れな男は、いつもお腹を減らしている、
哀れな糖尿病患者。
今日もお腹の虫が鳴く。
#青ブラ文学部

雨の精(140字の小説)➕追伸

雨の精(140字の小説)➕追伸

私は雨の精
雨を降らせたい時は、私にお願いするといいよ
私が龍神様にあなたの願いを届けるから

この前セクハラで悩んでいる女の人の願いを
龍神様に伝えたの
そして女の人の願いを叶えたわ
私のおかげよ、感謝しなさいね
これからは毎週日曜日は雨降りよ
「雨のせいで、困ってしまう」
なんて言わないでね

追伸
祈りの雨(2)の続編です。
#青ブラ文学部

祈りの雨 願いが叶う! (420字の小説)

祈りの雨 願いが叶う! (420字の小説)

明日は雨が降って欲しい。
降らないと決行される。
みんなは天気になる事を期待しているが
僕には苦痛の運動会だ。
徒競走はいつもビリだし
騎馬戦をやれば、いつも馬役。
玉入れは、ボール拾い
ボールを拾って人に渡すだけ。
フォークダンスは女の子の列に並んで男の子とダンスするだけ

「テルテル坊主お願いだから雨を降らしておくれ」
テルテル坊主にお願いしても、困った顔をしてるだけ
当たり前だよ、紙で作った

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セピア色の桜(140字の小説)

セピア色の桜(140字の小説)

虚な目に見えるものは桜の樹々
名も知らぬ人達とすれ違う
聞こえてくる会話に色を感じる

去年此処で観た桜
去年の桜は美しかった
二人で此処で写したね
今では想い出となった一枚の写真
捨てる事もできないよ

僕の見るものは全てセピア色!

貴女を失ってから僕の心はセピア色!

失恋って何故そんなに苦しいの?!
#青ブラ文学部

風の車(140字の小説)

風の車(140字の小説)

私は世界初の車を完成させた。
ガソリンでも無く電気でも無く
風で動く車だ。
僅かな風でもエネルギーにして動く車。
もちろん排気ガスも出さない。
燃費の費用も0円だ。
地球の環境に優しい車。
爆発的に売れるのは間違いない。

ただ欠点は、風向きで目的地に行けない時がある。
それくらいは、我慢して欲しい
#シロクマ文芸部

帰国子女の告白(140字の小説)➕追伸

帰国子女の告白(140字の小説)➕追伸

「Only you」と言う彼女
僕を見つめる
その眼差しに愛の炎が燃えている?

彼女は帰国子女
日本語は未だ不得手
愛を伝えたいのか?
恥じらいながら僕も、彼女を見つめる

彼女の手には、カップヌードル
そっと差し出してくる彼女

麺が無い!
具はどこに行った
スープも無い

カップに残るは、オンリー湯だけ!

追伸
これは、洒落た愛の告白!

それとも、ただお湯を差し出しただけ?
女ごころは、

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ティファニーで朝食を(140字の小説)

ティファニーで朝食を(140字の小説)

「誰、お店の前で食べてる人は?迷惑です」

「私よ、オードリーヘップバーンよ」

「嘘〜?ヘップバーンって女優の人!世界的に有名なあの人なの。
だったら許すわ。お店の宣伝になるもの。
毎日でも来てください。」
と、喜ぶ店主

だがオードリーはもう故人
幽霊が毎日来ると、お客は怖がり来なくなり
倒産した

桜の色は何の色?(140字の小説)

桜の色は何の色?(140字の小説)

桜の色は何の色
花びらの白い色は恋人の色って聞いた事があるんだけれど
薄紅色は優しいね
人の気持ちをなごましてくれるね
だからみんなお花観に行くんだね

風に舞う花びらは、春の情緒を与えてくれるね
桜の花びらが散って薄紅色の絨毯ができるね
花びらをゴミだ何て感じないよ

桜の色はきっと癒しの色だよ♪
#シロクマ文芸部

怒りと苦悩(140字の小説)➕追伸

怒りと苦悩(140字の小説)➕追伸

僕は鏡を見るたびに、怒りを覚える。
「何故、こんな顔に生まれてきたのか?!」

噂に聞いたが、僕は人造人間だと。
人造人間って何⁉️
誰が僕を製造したんだ!?
こんな醜い顔で何故、作った!

僕は怒りと悔やみの入り乱れた感情のまま
生きていく
ましてや私は死ぬ事が無い不死身の男!
フランケンシュタイン。

追伸
20字の小説をもっと詳しく140字の小説に変えました
フランケンの苦悩が、解ると思いま

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歳上の女(140字の小説)➕追伸

歳上の女(140字の小説)➕追伸

私は何故か歳上の女性にモテる。
私は女性の母性本能をくすぐるのかもしれない。
だけど、私は歳の女性に対して恋愛感情は不思議と湧かない。
10歳以上年齢が上だと尚更だ。
歳下の女性なら少しは恋愛感情も湧くかも知れないが、
残念な事に相手にされない。
30年前なら、10歳上の女でも良かったのに。

追伸
還暦越えの男より

暗々裏の任務(140字の小説)

暗々裏の任務(140字の小説)

「この任務は暗々裏に行え」と心の声
「当たり前だろ、解っているよ」
と、もう一人の私。
そう私は多重人格者。
その事は勿論暗々裏だ。

「どこへ行く、こっちの方が近いぞ」
と、心の声が聞こえるが、
もう一人の私は我慢できずに自分の意思を貫く
そして私、人影を偲んで草むらに
「あ〜漏れないで良かった」
#青ブラ文学部