モーリスネロ

いつもご愛読ありがとうございます〜 おかげさまで、少しずつ読者様が増えてまいりました …

モーリスネロ

いつもご愛読ありがとうございます〜 おかげさまで、少しずつ読者様が増えてまいりました 今後、印象的な人物ドキュメンタリー、心霊恐怖譚、なんちゃって純文学、音楽についてのエッセイなど、ぼちぼち書いていきたいと思います その節は私を見放さずに、ご愛読頂ければ幸いです

記事一覧

「本当にかっこいい人」3

「人の値打ちは精神じゃ、心の状態で決まる」 モーリスはそう言って、三杯目の焼酎ロックを一口飲み、心の中で続けた 人は変わらない、というが、それは間違いだ 人は様々…

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「本当にかっこいい人」2

モーリスは一杯目の水割りを飲み終え、キッチンに行き、二杯目を作り、奥にある換気扇のスイッチを入れ、煙草に火をつけた 「そういえば、こんな話もあったのう」 それは三…

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本当にかっこいい人

土曜日の午後、モーリスは昼寝から目覚めてリビングに降り、いつものルーティーンでテレビをつけた テレビは蓮舫の知事選出馬を伝えていた 恐らくある程度の論客であろう解…

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深酔いエッセイ9「簡単仮想通貨2025」補足

少し読んで頂いている方がおられるみたいなので、補足します 取引所のアカウントは最低2つ必要 一つはビットフライヤーなどの日本の取引所 仮想通貨を日本円にかえるため…

モーリスネロ
2か月前
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深酔いエッセイ8「簡単仮想通貨2025」その5

では2024年、何を買うべきか? わからない、と言えばそれまでだが、私の見立てを無責任に示したい 直感的な話なので、参考になるかわからないが 2025年に売却する…

モーリスネロ
2か月前
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深酔いエッセイ7「簡単仮想通貨2025」その4

さて、そろそろ本題に入ろう 相場に絶対なし、という金融の格言がある それを前提で、読んで頂きたい まず、余剰資金で投資を行うのが鉄則 小遣いの範囲内で、例えばパチン…

モーリスネロ
3か月前
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深酔いエッセイ6「簡単仮想通貨2025」その3

では次に、アルトコインの話をしよう アルトコインとは、ビットコイン以外のコインのことをいう 有名なのは、一部でクイーンとも呼ばれる業界二位、イーサリアム、そのイー…

モーリスネロ
3か月前
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深酔いエッセイ5「簡単仮想通貨2025」その2

さて、仮想通貨は電子的にデジタル化された通貨である デジタルコンテンツは通常、簡単にコピーできる 仮想通貨もそうなら、通貨としての体をなさない ではなぜ仮想通貨は…

モーリスネロ
3か月前
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深酔いエッセイ4「簡単仮想通貨2025」その1

※業界に詳しい人は読む必要がありません 仮想通貨、2025年上がりそうである さて、世の皆さんは仮想通貨について、どうお考えであろうか 日本語では、暗号資産と表…

モーリスネロ
3か月前
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深酔いエッセイ3「憶測線上の松本人志」その3

番組の中で、線路沿いの道を、電信柱の着ぐるみを着た二人が、 「でんしーん!」 と叫びながら、全力で走っていた ただそれだけである 電信柱のひとりは走り終えた後、着ぐ…

モーリスネロ
3か月前
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深酔いエッセイ2「憶測線上の松本人志」その2

ダウンタウンがデビューしたのは、 確か1983年頃だったと思う 当時流行っていた笑いは、ドリフやひょうきん族であった これらは後のビッグネーム、志村けん、たけし、さん…

モーリスネロ
3か月前
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深酔いエッセイ1「憶測線上の松本人志」その1

昨年末から、松本人志がセクハラで話題になっているが、その辺はメディアやSNSに任せたい また、是非に及ばず、で松本を非難するつもりはない ただ、お茶の間の一人として…

モーリスネロ
3か月前
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実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」あとがき

「となりの教祖さん」を最後までご愛読頂き、誠にありがとうございました またスキやフォローして頂いた方に、深く感謝申し上げます ええことないわ教祖、加藤 進、いかが…

モーリスネロ
3か月前
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実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」最終話

時は流れ、進は六十歳となり、定年を迎えた それと同時に、年金の受給を開始した 六十歳からの受給なので、受給金額はたかがしれている 生活を維持する上で、進は仕事を辞…

モーリスネロ
3か月前

実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」第十七話

山崎に引き摺られてからしばらくして、進にある人から電話があった なんと二十数年前に別れた先妻との間にできた、長女からであった 進は離婚後、先妻やその子供と会ったこ…

モーリスネロ
3か月前
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実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」第十六話

進は立場上、普段から誰よりも早く出勤していた それは意外ではあるが、褒められるものであろう ある日、その出勤を密かに待ち伏せする者がいた その者とは、なんと温厚な…

モーリスネロ
4か月前

「本当にかっこいい人」3

「人の値打ちは精神じゃ、心の状態で決まる」
モーリスはそう言って、三杯目の焼酎ロックを一口飲み、心の中で続けた
人は変わらない、というが、それは間違いだ
人は様々なことを機縁として、ころころ変わる
周りの環境によって、考え方すらも、良くも悪くも変わる
変わりにくいのは、その人が生来持っている、心のクセ、のようなものだ
これをどう表現すればいいのか分からないが、いわばこびりついた傾向性、というべきか

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「本当にかっこいい人」2

モーリスは一杯目の水割りを飲み終え、キッチンに行き、二杯目を作り、奥にある換気扇のスイッチを入れ、煙草に火をつけた
「そういえば、こんな話もあったのう」
それは三島由紀夫と遠藤周作の対談だった
昔のことゆえ、それを映像で見たのか本で読んだのか、今や覚えていない
ええかっこしいの三島が言う
「なぜ君は、いつもとぼけた調子なんだい?」
「いや、僕が聞きたいよ 君のようにいつもかっこつけてると、疲れない

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本当にかっこいい人

土曜日の午後、モーリスは昼寝から目覚めてリビングに降り、いつものルーティーンでテレビをつけた
テレビは蓮舫の知事選出馬を伝えていた
恐らくある程度の論客であろう解説者が、口を並べて蓮舫の政策のなさを指摘していた
「その通りじゃ
単なるパフォーマンスに過ぎん」
モーリスは宮本輝の流転の海の主人公の口調を真似て、ひとりごちた
モーリスはキッチンに行き、おもむろに冷凍庫の氷をサーモスのコップに乱雑に入れ

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深酔いエッセイ9「簡単仮想通貨2025」補足

少し読んで頂いている方がおられるみたいなので、補足します
取引所のアカウントは最低2つ必要
一つはビットフライヤーなどの日本の取引所
仮想通貨を日本円にかえるためである
もう一つはmexcという取引所
宝くじコインや無名のコインを扱っている
開設方法は、YouTubeに詳しくある
あと、金融商品全般に共通する話だが、分散投資とドルコスト平均法
分散投資は、一つの銘柄に集中させず、複数の銘柄を買うこ

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深酔いエッセイ8「簡単仮想通貨2025」その5

では2024年、何を買うべきか?
わからない、と言えばそれまでだが、私の見立てを無責任に示したい
直感的な話なので、参考になるかわからないが
2025年に売却するのを前提とした場合のメジャーコインから
ビットコインはすでに一千万円超え
円安とはいえ、かなりの高値をつけている
来年、1.5倍程度ではないか?
イーサリアムも同様、2倍程度かと
ソラナは去年から大きく値を上げており、伸びしろは若干程度に

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深酔いエッセイ7「簡単仮想通貨2025」その4

さて、そろそろ本題に入ろう
相場に絶対なし、という金融の格言がある
それを前提で、読んで頂きたい
まず、余剰資金で投資を行うのが鉄則
小遣いの範囲内で、例えばパチンコに使っていたお金を充てるとか
とにかく生活費や、借金で投資をすべきではない
お隣韓国の方は、借金で投資する人が多いらしく、買った銘柄が暴落して、自殺者が多数いるという
また、投資は完全自己責任で行うべきものだ

では、どうすべきか?

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深酔いエッセイ6「簡単仮想通貨2025」その3

では次に、アルトコインの話をしよう
アルトコインとは、ビットコイン以外のコインのことをいう
有名なのは、一部でクイーンとも呼ばれる業界二位、イーサリアム、そのイーサリアムキラーと称されるソラナ、知名度の高いリップル、他、エイダなどである
アルトコインは、ビットコインやイーサリアムの欠点を突いて開発されたものが多い
その欠点とは、送金速度の遅さ、送金手数料の高さなどである
私も以前、三千円のビットコ

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深酔いエッセイ5「簡単仮想通貨2025」その2

さて、仮想通貨は電子的にデジタル化された通貨である
デジタルコンテンツは通常、簡単にコピーできる
仮想通貨もそうなら、通貨としての体をなさない
ではなぜ仮想通貨は、コピーもされず、通貨足り得ているのか?
それはブロックチェーンという、セキュリティーシステムで守られ、改ざん、コピーを許さないからだ
これは、仮想通貨自体に組み込まれているものである
このセキュリティーを破るのは非常に難しく、ほぼ不可能

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深酔いエッセイ4「簡単仮想通貨2025」その1

※業界に詳しい人は読む必要がありません

仮想通貨、2025年上がりそうである

さて、世の皆さんは仮想通貨について、どうお考えであろうか
日本語では、暗号資産と表記すべきであるが、わかりやすく仮想通貨としよう
仮想通貨は詐欺、みたいなイメージを持っている日本人が
未だにいるが、それは全くの間違いである
端的に例えると、包丁は料理のために使うと有用だが、殺人に使うと凶器となる
つまり包丁自体に罪は

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深酔いエッセイ3「憶測線上の松本人志」その3

番組の中で、線路沿いの道を、電信柱の着ぐるみを着た二人が、
「でんしーん!」
と叫びながら、全力で走っていた
ただそれだけである
電信柱のひとりは走り終えた後、着ぐるみを脱ぎ捨て、
「やっとれんわ!」
と言った
ダウンタウンの浜田であった
これが私が見た、初めてのダウンタウンであった
この電信柱のネタは、当時あまりにもつまらないものだと感じたが、今になれば、その乾いた感覚と、脳みそを使わないノリが

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深酔いエッセイ2「憶測線上の松本人志」その2

ダウンタウンがデビューしたのは、
確か1983年頃だったと思う
当時流行っていた笑いは、ドリフやひょうきん族であった
これらは後のビッグネーム、志村けん、たけし、さんまを生んだ
しかしその笑いは、胸から上で笑うような、浅い性質の類いであった
たけしにコマネチ、と言われても、私は半笑いする程度である
アホを演じてアホをやっても、やはりおもしろくない
それでおもしろいのは、坂田利夫ぐらいである
その頃

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深酔いエッセイ1「憶測線上の松本人志」その1

昨年末から、松本人志がセクハラで話題になっているが、その辺はメディアやSNSに任せたい
また、是非に及ばず、で松本を非難するつもりはない
ただ、お茶の間の一人として少し触れるとすれば、松本は証拠もないでっちあげだと言っている
証拠云々ではなく、そもそも性交渉があったのか、全く説明がない
やってないなら、まずそこを強調するのが自然であろう
憶測の域は出ないが、誰もが思うように、恐らく松本はある程度同

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実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」あとがき

「となりの教祖さん」を最後までご愛読頂き、誠にありがとうございました
またスキやフォローして頂いた方に、深く感謝申し上げます
ええことないわ教祖、加藤 進、いかがだったでしょうか?
ええことないわと後ろ向きで、自己中心的に生きる最悪な人間ながら、なぜかコミカルな事件に巻き込まれていく進は、誰もに共通する、人生そのものかもしれません
本人は笑わせようとしていないのに、周囲を失笑させてしまう、これが笑

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実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」最終話

時は流れ、進は六十歳となり、定年を迎えた
それと同時に、年金の受給を開始した
六十歳からの受給なので、受給金額はたかがしれている
生活を維持する上で、進は仕事を辞めるわけにはいかなかった
また、75歳まで、住宅ローンを抱えていた事情もある
進は不本意ながら、嘱託で会社に残らざるを得なかった
嘱託となった進は、かつての部下である社員達を名前で呼ばず、
「社員さん、社員さん」
と呼んだ
これには一つの

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実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」第十七話

山崎に引き摺られてからしばらくして、進にある人から電話があった
なんと二十数年前に別れた先妻との間にできた、長女からであった
進は離婚後、先妻やその子供と会ったことは全くなかった
長女は今や、二十代前半になっていることだろう
しかし、今さら何の用なのか?
という思いが先に立つ
進は長女からの電話を嬉しいというよりも、訝しく感じた
「お父さん、私と会ってくれへんかな?」
と彼女は言った
進はろくに世

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実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」第十六話

進は立場上、普段から誰よりも早く出勤していた
それは意外ではあるが、褒められるものであろう
ある日、その出勤を密かに待ち伏せする者がいた
その者とは、なんと温厚な山崎であった
「この野郎!」
山崎は、いつも通り出勤してきた進に、後ろからヘッドロックをかけた
進の太短い足に履かれた黒靴が、廊下を引き摺っていた
「ハアハア、どないしたんや、山崎君?」
「どないもこないもあるかい!
なんで俺を寸志グルー

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