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『THE WAR I FINALLY WON』を読んで。
ある日の図書館で偶然その本と出会った。
新入荷の本コーナーに並んでいたその本は、
「わたしがいどんだ戦い 1939年」
見るからに児童書(後日、高校生向け課題図書だと知った)。草原の中に一人佇む青い服の少女が表紙で、なんとなくナウシカに似ていた。
少女の両側に描かれているのは馬と、軍用機と思われる飛行機。
自然と人工物。昔と今の移動手段。生命と生命を奪う物。
真逆を象徴するようなそれらが並んでい
有能な男性たちを従えた女帝
エカチェリーナ2世をご存知だろうか。
私が彼女と出会ったのは高校3年の冬。
大学入試センター試験と遠方の大学の二次試験の前期を終えた頃だった。
■ロシアに運命を委ねる
英語は得意じゃなかった。
センター試験後の自己採点の結果、英語の点数がたまたま良かったため第一志望の総合大学を諦め、第二志望の外国語大学に願書を提出した。
志望していたそれらの大学で何がしたかった訳でもなく、私の一番の目的は大学
【読書感想文】「フルーツバスケット another」
※ネタバレが嫌な方は読まないでください。
フルーツバスケットanother、読み終わりましたー!
彩葉ちゃんを最初に見たときは、透くんに似た雰囲気の女の子だなぁと思ったけど……
元ヤンでも優しくて子ども思いなお母さん(今日子さん)に恵まれた透くんに比べると、彩葉ちゃんは同じ母子家庭でもその頼みのお母さんが厄介な、今で言う「毒親」だから……対称的といえば対称的。
透くんは今日子さん仕込みの包容力