CFOのエクイティストーリー作成:PITCH DECKとは出資検討の資料であり、どれだけ投資リターンが得られるのかを説明する必要がある。なぜ出資を断れるのかをVCのビジネスモデルから考えた方が良い
説明ができること、は完璧な未来予測をしているわけではありません。
話している通りに必ずならないといけないという強迫観念を
抱くことがありますが、強迫観念はなくて問題ありません。
あくまで話している時点で、
もっともロジカルな内容になっていることが大事なことになります。
PITCH DECKを投資家向けの資料と認識している人は多いですが、
PITCH DECK=VC内部での検討資料
に直接なっていることまでを、しっかり認識している人が
どれだけ事業成長をできるかを
・足元の成長
・競合他社の成長
・マーケット
・課題解決力
・経営チーム
・プロダクト
などのページを作って説明するわけです。
なぜ作成するのかの目的は出資を受けれるようにと
認識している人は多いです。
ただ率直に、私たちに投資すればこれだけ儲かりますよ、
というメッセージにがわかることを認識して
PITCH DECKを作成しているひとになると、数は減ると思います。
なぜPITCH DECKに、それぞれ
・足元の成長
・競合他社の成長
・マーケット
・課題解決力
・経営チーム
・プロダクト
上記のようなページを作成していかなくてはいけないのか
突き詰めて考えていく必要があります。
●自社を知ってもらうため
●リスクを知ってもらうため
●業界を知ってもらうため
集約すると上記になります。
その上で、この企業ならリターンが得られる、
VCとしても儲かると認識してもらうことになります。
VCは原則としてファンドの満期が10年間のため
10年で結果を出さなくてはいけません。
結果がでない(=リターンがでない)ということは
次のファンドが組成できずVCが続けられなくなります。
会社で言えば倒産になってしまいます。
そもそも事業サイドから見ればVCは投資家ですが、
VCの投資家にはLPがいます。LPはVCの投資家です。
VCはLPに対しての責任を果たすために、
日々出資をしていることにあり、当然、説明責任が発生します。
何で出資決定をしたのか否か、それが詰まっているのか
事業サイドで作成するPITCH DECKになるわけです。
ですから、生半可な作成エネルギーでPITCH DECKを
作っていくわけにはいきません。
どれだけ自社に投資魅力があることを伝えていくことが判れば
PITCH DECKの書き方や話し方もずいぶん変える必要が
出てくることになります。