マガジンのカバー画像

それ、幻想かもよ!

530
本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
運営しているクリエイター

2021年2月の記事一覧

地獄より酷い「全ての沙汰は親の金次第」子どもの学歴も所得も結婚さえも

愛読している日経のコーナー「パクスなき世界」ですが、米国の学歴による年収格差が拡大しているという記事がありました。

米マサチューセッツ工科大の分析では、1963年からの54年間で大学院卒男性の実質賃金は約2倍となる一方、学歴が低いほど賃金も伸びなかった。

むしろ、注目すべきは、男性の高卒や高校中退者の賃金が1963年からたいしてあがっていないということです。もちろん、これは実質賃金なので、絶対

もっとみる
結婚とは消費である。しかし、消費を目的化した者はただ単に時間だけを消費する

結婚とは消費である。しかし、消費を目的化した者はただ単に時間だけを消費する

少子化は「母親が産む子どもの数の問題でなく婚姻数の減少である」という話は、以前も少母化の記事などで書いていますが、だからこそ、この記事にあるような「若い夫婦に金銭支援」なんかしたって無駄です。そんなもの、婚姻数の増加には何ひとつ寄与しません。

何度もいうように、「金がないから結婚できない」は大体言い訳であっと、統計的には、「金があろうとなかろうと結婚するやつはする」のです。

もっと身も蓋もない

もっとみる
孤独は人と人との間に必ず生まれるものである。嫌なら無人島へ行け。

孤独は人と人との間に必ず生まれるものである。嫌なら無人島へ行け。

本当に無意味な大臣。しかも、少子化対策大臣と地方創生大臣の兼務だというから、揃いも揃ってなにひとつ成果の出ていない大臣に担当させるのだから、そもそもやる気がない、ただのパフォーマンスに過ぎない。

少子化大臣も地方創生大臣も不要だけど、孤独担当大臣なんて、輪をかけていらないですわ。

首相は12日、首相官邸で坂本氏と会談し「女性の方が孤独で、自殺も増えている傾向にある。問題を洗い出して総合的に政策

もっとみる
子どもに教えてほしい。自分の欲望のために消費した方がよっぽど誰かのためになる事を

子どもに教えてほしい。自分の欲望のために消費した方がよっぽど誰かのためになる事を

2020年の家計調査(二人以上の世帯)の結果が発表されましたが、当然ながら旅行や外食が減った分、全体の消費支出は減りました。その代わり、貯蓄額は増えています。これは、例の10万円の給付金の分なのでしょう。

2000年を100として消費支出の推移を見ると、ここ20年間ずっと下降基調にある。可処分所得と消費支出は基本的には正の相関があるのですが、2020年だけは逆。

まあ、不安があるから貯蓄にする

もっとみる
鎌倉時代のお坊さんは、今でいうインフルエンサーだ

鎌倉時代のお坊さんは、今でいうインフルエンサーだ

辛辣な言葉だが、現代の仏教は「葬式仏教」に陥ってる。要するに、葬式の時くらいしか依頼しないという意味だ。そもそも自分の家が何宗の仏教なのか、はたまた仏教ですらないのか、もわからない人も多いと思う。

さて、そんな仏教離れの現状に危機感を抱くお坊さんたちがいろいろと工夫をしているという記事がこちらです。

そもそも、仏教が栄えたのは国策として檀家制度であったことは事実。

檀家制度(寺請制度)は、江

もっとみる