「40代からの人体の取扱説明書」を理解しよう（56）P.136~137

毎週水曜日は、Newton「40代からの人体の取扱説明書」を理解するシリーズを配信しています。

第56回は、「寝具にこだわる」（４０代からの睡眠編）を読んでいきます。

快適な睡眠の質を目指すためのマットレスと枕の選び方とは

本章を要約すると、⇩になります。

・睡眠時無呼吸症候群は横向きで寝る方がいいです
・仰向け用の寝具を使い、横向きで寝ると肩が痛くなります
・どの寝具が自分に合うかは、使ってみないと分からない
・いろいろ試してみてください

が、正直なとこ、表題から期待するほどの内容はありませんでした。

ただこの分野は、僕が普段から患者さんに話す内容でもあるので、代わりに枕・マットレスを選ぶ指標をお伝えします。

横向きで寝るなら

枕の目安

枕の厚みは、肩幅を目安にします。（緑色）

低いと天井側（オレンジ色）が伸ばされ、肩こりや寝違え、起床時の疲労感の原因になります。

マットレスの目安

マットレスは、肩が痛くならない低反発素材のものを選んでください。

横向きはコレも必須

男女に関係なく、抱きマクラのない状態で、横向きで寝ると骨盤は広がります。

僕のオススメは、⇩MOGUの抱きマクラです。
少し高いですが、それだけの価値はあります。

寝ている最中にしそうな姿勢のすべてをモーラしています
枕と2in1で使えます

長身の人に嬉しい、Lサイズがあります
中はパウダービーズなので感触もいいですよ

仰向けで寝るなら

マクラの目安

⇧左のほうが良い姿勢だということをご存知の方は多いと思いますが、コレは寝ている時も例外ではありません。

マクラを使って仰向けで寝るということは、猫背を強要するのと同じ行為になります。

どんなに低く物でも、体が丸まった高齢者のような状態でなければ、使わない方が快眠につながります

ただ何もないと手に痺れや痛みが出る方もいるので、マクラの代わりにフェイスタオルを広げておいてください。（重ねなくてOKです）

マットレスの目安

スポーツをしている人は、低反発系のマットレスがおすすめです。

腰痛や肩こり、骨盤の広がりが気になる方は、硬めがおすすめです。

無症状の方であれば、マットレスの硬さは寝心地で選んでOKです。