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【コラム】ベンチャー転職成功の鍵(ベンチャー企業への転職を有利に進める方法)

【SYNCAオープン!】

経営管理部門・バックオフィス特化型の転職サイト「SYNCA」(シンカ)がオープンしました😁
皆様是非ご活用ください!


はじめに

ここ5~6年ほどの傾向だと思いますが、20代、30代の優秀な方々がベンチャー企業に転職する事例が増えています

WARCが運営する、ベンチャー企業の経営管理部門に特化した転職サイトである「SYNCA」(シンカ)も好調で、現在4,000人を超える専門職の皆さんが登録してくださっています😁
SYNCAはダイレクトリクルーティングサービス(エージェントではなく、企業からのスカウトが直接届くサービス)なので、企業側の導入件数が重要なのですが、それも400社を超えました。
ベンチャー企業を中心に400社なので、なかなかの規模感になってきています。

ベンチャーの人気が上昇していることに比例して、若手の登録者が増えているので、ベンチャー大好きおじさんとしては、とても良い流れだと思っています。



一昔前までは、ベンチャー企業=超不安定な中小企業で、報酬は安いし、ブラックだし、すぐ業績悪くなるし、社長に対する変な宗教感まである企業が多くて、誰も来たがらない業界でした。

しかし、ここ10年ほどでそのイメージはだいぶ改善されてきました。
まだ一部、昔ながらの黒い感じのベンチャー企業はありますが、そういう企業はすぐ評判が悪くなって採用競争力を失い、自然淘汰されていきますので、インターネットによる自浄作用が働くようになってきています。

また、ベンチャー企業の報酬額も年々上昇傾向にあり、優秀な人にはそれ相応の報酬が提示されるようになってきています。

その結果、古い伝統的な年功序列型企業から優秀な若手が抜け出して、ベンチャーの世界に飛び込んで来てくれています。
一部の人気ベンチャー企業に関しては、大手と何ら遜色ない数の応募があり、初期段階でSPI等で篩にかけないと対応できないくらいに繁盛しています。

そういう状況ですから、今まさにベンチャー企業への転職を検討している方も多く存在するだろうと思います😁

いらっしゃいませ~🎉

ということで今回は、ベンチャー企業への転職における「成功の鍵」について、ベンチャー業界で6年以上働いている私が解説していきたいと思います。



1.ベンチャー企業の採用

まず、ベンチャー企業の採用について解説していこうと思います。

通常、優秀な人材というものは大手企業や有名企業に集中しています
新卒の頃にベンチャー企業を候補にしていた人は超少数派のはずです。

そもそもベンチャー企業の情報が手に入らなかったと思いますし、多くのベンチャー企業が「新卒採用」を行っていないので、募集そのものがなかったと思います。
その結果、優秀な学生のほとんどは有名な大手企業を受けるという流れになります。

そして、そういう有名な会社の募集に対しては毎年数万~数十万人の応募者が殺到するので、ベンチャー企業の採用とは根本的に環境が異なっています。

大手企業では、主に学歴、資格、SPIの点数等によって篩にかけていき、まともに面談で人物面を観察するのは後半戦からであることが多いです。
有名優良企業になってくると書類選考で9割以上が落とされます。
人間性なんて一旦無視です。
そういうものです。

一方でベンチャー企業では、学歴や資格等も重視はされていますが、基本的には人物重視の採用です。

なぜなら、ベンチャー企業はそもそも規模が小さいため、変な人を入れてしまった段階で組織が崩壊しかねない状況だからです🤣
これは、組織構築で失敗したことがある経営層ほど痛感していることです。
私も過去にそういう失敗事例を多々見てきました。
ベンチャーの組織崩壊は意外と簡単に起こります

ただ、ベンチャーのCEOも大手出身の人が多いですから、最初は大手企業と同じやり方で篩にかけて、学歴が素晴らしい人や有資格者、SPI等の点数が高い人に絞って採用するのです。

でも、実はその中に性格がヤバい人が多く紛れ込んでいるということに後々気づくのです🤣
今まさに採用で悩まれているベンチャーの経営層も一定数いると思いますが、大丈夫です。
多くの経営層が通る道です。

そして、私がよく「採用が一番大事!」と言い続けている理由もここにあります。
大手企業と異なり、スタートアップやベンチャー企業では、採用ミスが命取りになるのです。

ただでさえ人が足りていないベンチャー企業で、内部で問題ばかり起こす人が入ってきたら、CEOが人間関係の火消し活動にばかり時間を取られて事業に集中できない状況が生まれます。
それはもう致命的です😭

そもそも論として、素晴らしい学歴、実務で有益な資格、高い基礎学力を持っている人材が「わざわざベンチャーを受ける理由は無い」のです。
だいぶ改善されつつあるといっても、まだまだ大手の方が安定しているし、報酬も高いし、待遇もいいです。

それでもなおベンチャー企業を受けに来るということは、何らかの理由があるのです。
その理由が「御社のことが好き過ぎてリスクを取ってでも転職したいんです!」という理想的な理由なら全然問題ないですが、そんなことはベンチャーではほとんど起こりません。

ベンチャー企業の場合、そもそも認知度が低いので、優秀な人材が先々大きくなりそうなベンチャー企業を見つけること自体が至難の業です😅
そのため、ベンチャー企業の採用では、基本的には「狩りに行く」というスタイルです。
ベンチャー企業側から候補者にアプローチし、自社の説明をさせていただいて、興味を持っていただいたら、そこからやっと選考に入ることができるという感じです。

そんな中で突然「御社のことが大好きで…」なんていう奇跡はなかなか起こらないです。
一定の知名度があるベンチャー企業ならばあり得ますが、まだ無名のベンチャー企業の場合は期待しない方が良いでしょう。

したがって、候補者側から積極的に応募があった場合は、あまり好ましくない理由、例えば「大手から大手への転職が上手く行かず(大手では通用せず)、無名のベンチャーを受けざるを得ない」という人が実は多かったりします。
性格に問題があってなかなか採用されなかったとか、過去に問題を起こしたことがあるとか、面接時に失言が多いとか、何らかの負の理由があることが多いので、慎重にならないといけません。

大きめの問題を抱えた人を採用してしまうと、スタートアップやベンチャーでは致命傷になり得ます。
創業間もないスタートアップでは、数人程度の組織で一つの部署を回している事が多く、ある程度業績が出始めたベンチャー企業でもまだまだ10~20名程度の小さい組織であることが多いため、たった一人の採用ミスによって組織内に軋轢が生じ、その結果組織全体として最も重要な人物を失うことがあるのです😱
だからこそ、賢い経営層ほど人物面を重視します。

大手企業も当然人物面のチェックは行っているでしょうが、ベンチャー企業のそれとは濃度が異なります。
ここでいう「人物面の重視」とは、CEO・COOらが自らチェックするほど重要度が高いという意味だと思ってください😁

ベンチャー企業の採用では、役員面接が複数回行われて、かつ、お食事会なども実施されることが多いです。
特にハイレイヤー層の採用になってくると、多い会社では合計10回くらい様々な人間と面談をし続けます。
それくらい慎重に、かつ、丁寧に人物面の相性を見ています。

見方を変えると、イケてるベンチャーを見極める一つの指標が面接回数にあるともいえます。
人物面を重視して面接回数が多くなっている企業は、それだけ社内のメンバー間の相性に気を配っているということなので、組織が良好に保たれていることが多いです。

逆に、たった1~2回の合計1時間程度の短い面接で簡単に内定が出てしまう場合は、それだけ採用に困っているか、又はよほど応募者が素晴らしかったかです。
十中八九前者です😅
なので、応募者側もそういう視点でベンチャーを見てみるとイケてるベンチャーを見極められるかもしれません。



2.人物採用とは何か

イケてるベンチャー企業は人物重視の採用を行っていると先程述べましたが、イケてるベンチャーは人物面のどういう点に着目しているのでしょうか。
この点についても少し私見を述べていきたいと思います。


私が見ている限りでは、イケてるベンチャー企業の多くが、以下の要素に着目して面接を行っていると感じています。


(1)ビジョンへの共感
(2)当事者意識の有無
(3)社風とのマッチ度


以下、一つずつ詳説していきます。


(1)ビジョンへの共感


おそらくほとんどのイケてるベンチャーはこの要素だけは徹底的に見ていると思います。
ビジョンへの共感がない人を採用しても十中八九失敗に終わるので、ここはもう必須と言ってもいいくらい重要な要素です。

たまに、スタートアップやベンチャーでビジョン(目標や目的)が不明確なところがありますが、その時点でイケてないと思うのでそういう会社は除きます。
原則として、イケてるベンチャーはほぼ間違いなく明確なビジョンがあります
名称はミッション、パーパス、経営理念、経営方針など様々ですが、共通して何らかの基本理念があります。

そこに共感してもらえるかどうか。
共感しているとしてどの程度強い共感なのかという点を見ています。

そのため、ベンチャー企業への転職を検討している方は、この点をじっくり分析した上で応募するかどうかを決めた方が良いと思います😁
その会社が将来何を実現したいのか、どんな世界観を持っているのかについて研究してみると良いでしょう。

一方で、ビジョンは一応掲げているけど社内に全然浸透していない、管理職レベルの人達ですらまともに覚えていない、語れないという場合は危険信号だと思います🤔
少なくとも向かう方向が統一されていない、又はブレているという状態だと思うので、そのベンチャーに入社してしまうと、人生のリスクは相対的に高くなります。

ビジョン≒夢≒向かう方向



(2)当事者意識の有無


続いて、当事者意識の有無について解説していきます。

イケてるベンチャー企業の多くは、過去に組織内の問題を抱えていた時期を経験していることが多いです。
順風満帆に全部が上手く行って拡大していったなんていう企業は少数派でしょうし、そういう企業があったとしたら、逆に要注意です。
これから問題を抱える可能性が高いので😱

私が思うに、ベンチャー企業は毎日失敗の連続です。
大手のようにルールも規則も定まっていない状態なので、いろいろと試行錯誤で実行して、案の定失敗するというのを繰り返します。
その失敗を一つひとつクリアして、イケてるベンチャーになっていきます。

そのため、イケてるベンチャーは、当事者意識の欠如という大きな組織上の問題にも過去に直面し、克服してきた経験があることが多いです。

この「当事者意識」とは、各メンバーが自分の会社の事業を自分の事業として認識していることをいいます。

大手企業の場合、各従業員は、会社のビックネームにぶら下がっている事が多く、自分が本気を出そうが出さまいが大して影響はないと考えていることが多いです。
実際そのとおりで、誰が休もうと、誰が辞めようと、大手企業の事業が止まるということはほぼありません。

スティーブ・ジョブズですら替えがいたのですから、誰がいなくなろうとどうってことないです。

そのため、ある程度サボってもいいですし、言われたことだけ忠実にこなしていればそれで問題はありません。
目に見える形でサボっていると出世にある程度響くでしょうけど、積極的に仕事を取りに行ったからといって出世するわけでもないので、のんべんだらりとやっていた方がメリットが大きいです。

しかし、スタートアップやベンチャー企業では、組織が小さいがゆえに、メンバーが自社の事業を他人事として認識してもらっては困るのです😱
当事者意識のないメンバーが増えれば増えるほど、ベンチャー企業らしさ(勢いやスピード感)が失われていきます。

また、当事者意識のないメンバーが増えると、業務の効率化なんて一切なされませんから、非効率な作業工程がそのまま放置され、そこにまた新しい非効率が積み重なってあっという間にコスト過多になって事業が終わります。

そういう状態に陥りそうになったことがあるベンチャー企業は、採用時に当事者意識の有無をしっかりと見ています。
自分の役割を全うしてくれる人かどうか、過去の自分の仕事を自分事として考えて発言できているか、そういう点を見ています。
他責傾向が強い人は基本的には見送られます。

大手からベンチャー企業へ転職しようと思っている方は、このあたりの意識改革を行った上で応募をした方が良いです。
ベンチャー企業では、自分の役割を全うした上で、さらに他のことも積極的にやってくれる人が求められます

そういうホスピタリティ溢れる人材がいないと拡大し続けられないんですよね😰
良い意味でも悪い意味でも、日々変化し続けていくのがベンチャー企業なので、全員が当事者意識を持って積極的に動かないと、とてもじゃないですが変化に対応できなくなっていきます。

自分の事業、自分の会社、自分の組織として全体を見ながら活動できる人じゃないとなかなかベンチャー企業の管理職は任せられないと思います。
ベンチャー企業で活躍していらっしゃる優秀な方々は、自分の会社を大切に想い、いつも広い視野で周りを見ているので、誰かが困っていたらすぐに手を差し伸べられる方々です。

助け合いの精神


(3)社風とのマッチ度


最後に、社風とのマッチ度について解説していきます。

イケてるベンチャー企業は、自分たちの組織の雰囲気、俗に言う「社風」をしっかりと認識しています。
そして、その社風とのミスマッチがどれだけ離職率に影響を与えるのかという点も過去の経験でよく知っていることが多いです。

そのため、面接時にその人の性格や雰囲気をよく分析し、自社の社風とマッチしているかという点を観察しています。
どんなに優れた能力を持った人であっても、社風とミスマッチなら採用を見送るのがイケてるベンチャー企業です!

これは、双方にとって大きなメリットとなります。

ちなみに、私が思うイケてるベンチャー企業の多くは、イケイケドンドンの営業系企業より、理系(特にIT分野)や会計分野に強い会社が多いです。
そのため、ある程度社風が共通しています。

理系や会計分野に強い会社は、原則として、従業員の多くがプロフェッショナル人材で、他にいくらでも働き口がある人達です。
そのため、従業員の皆様の働く環境を整えないと、採用時の競争力が低下し、良い人材を獲得できなくなります。

理系・会計に強い会社は、そもそものビジネスモデルが難しいので、優秀な方々無しにはビジネスが成り立ちません。
ゆえに、自然と働きやすい福利厚生が整えられていきます。

例えば、フルリモートワークOKだったり、フルフレックスだったり、PCは希望どおりの最高級レベルのものを買い与えてもらえたりします。
それが普通です。
その上で、ランチ補助、書籍補助、飲み会補助、部活動補助など様々な福利厚生が生まれていきます。

その結果、優秀な理系出身者や会計出身者が増えていき、彼らのクールで冷静な雰囲気がそのまま社風となっていきます。
ベンチャー企業によくある「ウェーイ感」はほとんどありません。
それぞれが社会人として一定の距離感を保ち、必要に応じてプロ同士の連携が取れるチームが多いです。
イメージで言うと偏差値の高い進学校に行っているような雰囲気です。

私の中ではそれが「イケてる」の定義です。

ただ、何をもって「イケてる」と考えるかは人によります。
営業系が大好きな人、飲み会が楽しいと感じられる人は、業績が右肩上がりの営業会社やウェーイ感が溢れる会社を好むかもしれません。

したがって、自分の中で「イケてる」とはどういうことなのかという点を明確にしておかないといけません。
その上で、その社風と一致している企業に応募しましょう!

社風が合わないとキツイ!



3.キーマンは誰か

ベンチャー企業の採用がある程度わかったところで、本題に入りましょう。

ベンチャー企業への転職を本気で考える場合、一般応募で受けるのはあまり得策とは言えません🤔
一般応募では採用されないということはないのですが、若干不利です。

ベンチャー企業は小規模なコミュニティであるがゆえに、横の繋がりが強いという性質を持っています。
そのため、イケてるベンチャー企業ほど「リファーラル採用」(従業員からの紹介による採用)を強化しています。

これを利用しない手はないです。

まずは自分の同級生、知人、友人にベンチャー企業に勤めている人がいないかを検索しましょう!

今の時代、FacebookもLinkedInもWantedlyもあるのですから、ベンチャー企業の従業員の1人や2人とは簡単につながることができます。
その中で仲良くなれそうな人を見つけて、まずはメッセージを送ってみましょう。

そして、ベンチャー企業に転職したいと思っているという点をちゃんと明かして、聞ける範囲で情報を集めましょう😏

もちろん、このnoteをご覧の皆さんに関しては、いつでも私に連絡を取っていただいて構いません!
私の知っている範囲でベンチャー企業の状況をお伝えできるかと思います。
私は人材紹介業を行っていないので、知人として必要な人を繋ぐことくらいしかできませんが、それでもよければお繋ぎすることも可能です😁

いつでもご連絡ください。

LinkedIn:

https://www.linkedin.com/in/harukazutakita/

Facebook:

https://www.facebook.com/harukazutakita


上記のように、SNS等を活用して、ベンチャー企業で働く人達とできる限り多く繋がって、ベンチャー業界の情報をある程度集め、どこの会社が良いのかを大雑把に把握したら、その会社のキーマンを探してください!

ベストはCEOと直接繋がることです。
通常の場合、CEOには採用の全権限があります。
最終的にCEOがダメといえばダメだし、採用すると決めれば採用です。

そのため、一番手っ取り早い方法はCEOに直接判断してもらうことです。
人事担当者→人事マネージャー→配属予定部署のメンバー→配属予定部署の部長→役員面接→CEO面接なんていう長い旅を経なくても、CEOと直接繋がれれば、そこで8~9割くらい合否がわかります。

時間短縮にもなるし、会社の理念や思想もよく知れると思うので効率的です。

一方で、CEOと繋がりを持てそうになかった場合は、経営管理部門人材ならCFOや経営管理部長と繋がれないか模索しましょう!
事業部なら事業部長クラスと繋がるのが手っ取り早いです。

なお、人事と繋がること自体はそこまで影響力はありません🤔
大手企業の人事なら大きな権力を持っていることもあるのですが、ベンチャー企業の人事の多くは「面接担当」としての色彩が強いので、採用の決定権限はそこまで大きくありません。

イケてるベンチャー企業においては、その多くが事業ドリブンで運営されているので、採用権限はその部門を統括する役員陣及び事業部長にあることが多いです。
そのため、自分の入りたい会社がある程度決まっていて、部署も確定済みなら、ピンポイントでキーマンを狙っていった方が効率的だと思います。

知り合いを通じてキーマンと繋がりを持たせていただき、人となりを理解してもらって、応募しても良いかと聞いてみると良いと思います。
その際に「俺が紹介しようか?」とリファーラルを申し出てくれたら採用される可能性が高いです。

「自分は担当じゃないので、採用ページから応募してください」と流されたら採用される可能性は若干低めです🙄
その場合は別のベンチャー企業も検討しておきましょう!


ちなみに、私に相談を持ちかけてくださった方には、私は基本的に全部本音でお話するようにしています。
私は職種柄、経営管理部門のことしかわかりませんが、経営管理部門だけでいえば、専門職で必要とされる能力は理解しているつもりです。
そのため、現時点では採用される可能性が低い又は高いという点はわかります。

本人が望む企業、職種、現時点の能力、希望年収、年齢等を総合的に考えて本音でお話させていただいています。
その方が本人のためだと思うので。

そして、忘れないでいただきたいことは、「能力不足」で諦めるのは勿体ないということです。
能力不足は「現時点では」という条件付きです。
人物面に問題がないなら、半年後、1年後、2年後と能力が上がっていくにつれてチャンスが必ず訪れます。
好きなベンチャー企業を見つけて、繋がれたのであれば、一度落ちたくらいで諦めないことです😁



4.エージェントの活用方法

役員や事業部長クラスと繋がりが作れた場合はその繋がりからリファーラル採用コースに行くのが最も確実性が高い方法です。

一方で、どこの会社が良いかまだわからず、役員レベルとの繋がりも作れそうにないという場合には、転職エージェントを活用する方法があります。

しかし、転職エージェントという職種は、国家資格が必要な業務ではないため、誰でもなることができてしまうタイプの職種です。
ゆえに、エージェントの質に雲泥の差が生まれてしまいます

一流のエージェントに認めてもらうことができれば、採用される可能性が高くなりますし、場合によっては一次面接から役員クラスが出てきます。

一方で、ド三流のエージェントにあたってしまった場合には、本来なら採用されていたようなケースでも不採用にされることがあります。
それくらいエージェントの質は採否に影響を与えます。

したがって、ベンチャーへの転職を考えるなら、エージェントを選ぶ目を養っておく必要があります🤔
ここがベンチャー転職で最も難しいことかもしれません。


まず、エージェントの中で「ベンチャー企業に特化したプロフェッショナル」は超少数派です。
なぜなら、ベンチャー企業の採用数はそこまで多くないからです。

エージェントは営業マンですから、ノルマを達成するために効率的なやり方をするのが普通です。
そうすると、大手企業は毎年多くの人間を採用してくれますから、大手を中心に回した方が報酬が高くなりやすいので、ベンチャー企業に特化するのはあまり効率的とはいえません。

この時点はエージェントの数はだいぶ絞られてしまいます😱

その上で、ベンチャー企業特化型のエージェントにも分野ごとに得手不得手があり、担当している法人の数にも限りがあるので、更に人数が限定されます。

だからこそ、できれば10名ほどのエージェントと繋がっておいた方が良いと思います。
10名のベンチャー企業特化型エージェントを活用して、やっと紹介してもらえる「有力な」企業数が10~20社になるかなという程度です。

ここでいう「有力な」とは、そのエージェントが法人側のトップ層と強いつながりを持っていることを意味します。
CEOと直接対話して採用条件を詰め、面接も最初から役員クラスが出てくるという企業です。
エージェントの中でも極一部の人しかなし得ないことだと思いますが、そういうプロフェッショナルエージェントこそが狙い目のエージェントです。

また、エージェントを選ぶ際には、法人と候補者の両方を担当をしてくれるエージェントを選ぶことを強めにオススメいたします
大手人材紹介会社のエージェントだと、法人担当エージェントと候補者担当エージェントが別々になっていることが多く、その場合、いくら候補者側のエージェントが良いエージェントでも、法人担当側のエージェントが微妙だったら終わりです😱

法人側と候補者側の両方を担当してくれるプロフェッショナルエージェントを見つけましょう。


このようなプロフェッショナルエージェントと繋がりをもつためには、ビズリーチに登録することが最も手っ取り早い方法です。
ビズリーチでスカウト打っているのは9割以上エージェントの皆さんなので、ビズリーチに登録すれば自然とエージェントと繋がることができます。

この際、明らかに定型文のスカウトメッセージを送ってくるエージェントは避けた方が無難です。
そのようなスカウトメッセージは、十中八九アルバイトの方が機械的に送っているだけですので、実際に候補者のプロフィールを読んで送っているわけではありません。

本物のエージェントは、一人ひとりの候補者に寄り添ったスカウトメッセージを1通1通考えて書いています。
そういうプロフェッショナルエージェントと繋がりましょう。

先程、10人程度のエージェントと繋がっておきましょうとお話しましたが、上記のような1通1通大切にスカウトメッセージを送っているエージェントは100人に1人くらいなので、10人のプロフェッショナルエージェントと繋がるのは非常に難しいということを付言しておきます😰

そういうプロフェッショナルエージェントは、候補者にスカウトをお送りする際に、手当たり次第に送ったりせず、一人ひとりじっくりプロフィールを熟読して送るので、スカウトの総数自体が極端に少ないのです。

それゆえ、自分がそういうエージェントからスカウトを打ってもらえる確率は非常に低くなります。
だからこそ、プロフェッショナルエージェントからスカウトが来たら、丁寧に対応しましょう!
そういう人が持っている人脈こそが、イケてるベンチャー企業に入るための効率的なルートです。



おわりに

今日は長々と私見を書いてしまいました😱
最後までお読みいただき誠にありがとうございます!

まとめますと、まずはリファーラル採用を狙っていきましょうということですね😁
リファーラルが最も効率的です。
役員クラス又は事業部長クラスと繋がれれば、比較的スムーズに審査が進みます。

繋がりが作れない場合はエージェントと繋がりましょう!
良いエージェントは本当に少ないので、もし見つけたら長い付き合いをする気持ちで大切にしてください。
人生で何度か行う転職時に必ず役に立つ人脈だと思いますので。

あとは、ベンチャー企業に特化した転職サイトを活用することもありかもしれません。
WARCが運営しているSYNCAもその一つです。
SYNCAには400社以上のベンチャー企業が登録しています。


他には、副業としてベンチャー企業の案件を受けてみるのもありでしょう。
会計専門職の皆様については、WARCMOREというサービスがあります。

上記のWARCMOREは、公認会計士に特化していますが、今は税理士、日商簿記1級保有者、経理経験が3年以上ある人、社労士、労務経験豊富な方なども登録申請可能となっています。

是非ご検討ください😁

その他、ベンチャー企業への転職で軽めに相談したいということがあればいつでも私宛にご連絡ください。


では、また次回🤗


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著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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