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ベンチャーの面接準備でやっておいた方が良いこと

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はじめに

今回は、ベンチャーへの転職を検討中の皆様向けの記事です。
このnoteは、ベンチャーの若手向けのnoteなのですが、主に経営管理部門の専門職を対象としているので、今回もその想定で書いていこうと思います。


さて、ベンチャーへの転職に慣れている人はそこまで多くないはずなので、多くの人が初めてのベンチャー転職だろうと思います。
そして、多くの方が大手企業からの転職でしょうから、全く勝手がわからないという状況になると思われます。

そこで今回は、ベンチャーでの一般的な選考の話をしつつ、どういう準備をしておけばいいのかという点についてあれこれ話していこうと思います。


なお、今回は、以下の4つの項目に分けてお話します。

1.ベンチャーの一般的な選考
2.過去に関する準備
3.現在に関する準備
4.未来に関する準備


では、早速始めましょう!



1.ベンチャーの一般的な選考

まず、ベンチャーの一般的な選考プロセスについてお話していきます。

一括りにベンチャー企業といっても、創業して数年以内のスタートアップから、既に10年以上事業を続けているベンチャー、普通の上場企業よりも規模が大きくなっているメガベンチャーなどいろいろとあります😁

ベンチャーでは、どのレベルの会社を受けるかによって、選考方法が大きく変わってきます。

大手からの転職で一番違和感がないのは、メガベンチャーや上場済みのベンチャー企業の場合です。
このような成熟したベンチャー企業の選考は、大手企業とさほど差はないと思います。
転職サイトや転職エージェントを通して求人に応募して、書類選考、一次面接・筆記試験(SPIや性格診断テスト等)を経て、二次面接、三次面接、役員面接という感じで進んでいきます。

大抵の場合、淡々と進んでいくので、大手のシステマチックな採用選考と似たような感じです。

一方で、規模がまだ大きくなっていない一般的なベンチャー企業では、多くの場合、選考方法が決まっていません
部署、職種、上長の判断でコロコロと変わっていきます。

例えば、同じ会社を受けているのに、法務の職種では面接1回のみで選考終了したのに、経理だと面接が4回もあったなんてこともよくある話です。

創業して数年以内のスタートアップでは、より流動的な選考スタイルとなっていて、その場その場の雰囲気で選考方法が変わっていきます。

そのため、一般的なベンチャー企業、スタートアップを受ける際は、大手企業でよく行われているような選考方法が妥当しない場合が多いという点を認識しておきましょう!
ベンチャーでは、会社によって、部署によって、若しくは候補者によって選考方法が変化することがあるので、どのようなイレギュラーが発生しても驚く必要はありません。
ベンチャーとはそういうものです。

カジュアル面談だけで採用が決定することもよくありますし、面接で盛り上がって「これから飲みに行こうぜ!」なんてこともよくあります。
面接の代わりに部署の皆と会食会をしようというケースもあるので、会社によって選考の仕方は様々です。

私が前に見た事例でいうと、休日に会社のフットサルのチームに参加するという謎の選考もありました🤔
候補者がサッカー大好きだったので、面接担当が「会社にフットサルチームがあるから一緒にやろうよ!そこで皆に紹介するよ!」という流れでそんなことになったという記憶があります(笑)
ベンチャーは本当に自由人が多いので、選考も自由です。

むしろ、そういうところが良さだと思っています。
ベンチャーなのにガチガチのお硬い面接をしている会社の方がちょっと警戒したいくらいです。

ベンチャーで働く意義や優位性って、大手企業よりも自由度が高いところだと思うので、ガチガチなベンチャーに行くくらいだったら、大手に居続けた方がいいかもしれません。
緩さ、自由さ、柔軟性こそがベンチャーの醍醐味です😁
ベンチャーの面接もそういう価値観で楽しんでいただければと思っています。



2.過去に関する準備

では次に、自分自身の過去・現在・未来のことについて、準備しておきましょう!
まずは過去の話から始めます。

採用面接においては、ほぼ確実に過去のことを聞かれます。
話が盛り上がると、小中高の頃のことまで話が及ぶかもしれません。
これはその場の雰囲気や面接官との相性次第です。

候補者側としては、自分の過去について流暢に話ができるように、出来事をまとめておくことをオススメします。

まとめておくべき事項の例は、以下のとおりです。

(1)学歴に関すること
(2)学習歴に関すること
(3)職歴に関すること

以下、簡単にご説明させていただきます。


(1)学歴に関すること


まずは学歴に関することをまとめておきましょう。
中学まで遡ることは滅多にありませんが、面接官や役員と同じ中学の出身である場合や名門と呼ばれているような中学・高校の出身者の場合は、盛り上がることもあり得ます!
そのため、自分の学歴についてある程度は思い出しておきましょう。

稀なケースではありますが、小中高の話で盛り上がる場合は、大抵地元(出身地)の話にもなるため、自分の地元についていくつか語れるトピックを持っておくと良いかも知れません。

ただ、最も重要な事項は、大学及び大学院の話です。
自分がなぜその分野に興味を持ったのか、それがどう仕事に生きているのかについて聞かれることもあるので、まとめておきましょう。

また、MBAや修士・博士などを持っている人については、研究内容を聞かれることもあります。
面接官が勉強をしていない人である場合は、学歴について聞かれることは一切ないのですが、勉強熱心な面接官、大学院での研究経験がある経営者等であれば、かなりの確率で聞かれますし、一番盛り上がれる話題です。
大学院まで行っているような経営者は、大抵元研究者志望ですから、研究の話題は大好物であることが多いです。
そのときのために、自分が研究してきた分野について、いくつか語れる論点を持っておくと良いでしょう。

私の過去の経験でいうと、国立大学の理系出身の経営者及び役員の人たちは、その多くが修士号以上の学位を持っているため、9割方研究の話を聞いてきますし、その話題が一番楽しそうでした。
話が盛り上がると、後半から意味の分からない話(高度過ぎて理解できない話)を聞かされることになりますが、けしてわかったふりをせず、素直に質問して教えてもらいましょう!
そうすると、だいたい喜んで語ってくれます👍

理系の研究の話は本当に面白い



(2)学習歴に関すること


続いて、学習歴についてまとめておきましょう。

学習歴というのは、主に資格や最近学んだことについての話です。
学生時代はあまり勉強に本気になれず、良い学歴を手に入れられなかった人であっても、大学進学後に本気になったり、社会人になってから本気になることは全然あり得ます。
そういう人たちの多くは、資格を取ったり、社会人大学院等に進学したりして、新しい学習をしています。

そして、多くの経営者はそういう努力家が好きですし、評価します。

だからこそ、今までに何を学んできたのか、自分の言葉で語れるようにしておいた方が良いです。

なぜその資格を取ろうと思ったのか、なぜ分野を学ぼうと思ったのか、なぜその大学院なのか、どうやって勉強をしたのか、資格や学位を取った(修了した)後にどう活かせたのかなどについて、ある程度語れるようにしておきましょう。

第1問からすでにわからないんだが…



(3)職歴に関すること


最後に職歴に関することをまとめましょう!

こちらに関してはどこの会社の面接を受けてもほぼ確実に聞かれる内容だと思いますので、より詳細にまとめておくことをオススメいたします。

いつ、どこの会社で、どんな業務に従事し、どのような成果を出してきたのか、そして、その時どう感じたのかなど、様々な視点で考えて、自分の言葉で語れるようにしておくべきだと思います。

また、高確率で聞かれることとして、転職の理由があります。
過去、複数回転職をしている場合は、その理由を語れるようにしておくと良いです。
なお、転職理由については、以前別の記事で書いておりますので、ご参考になれば幸いです。


3.現在に関する準備

続いて、現在に関する準備の話をしましょう!

この点については、主に今の職場・職種のことを話せるようにしておきましょう!

自分が今どういう会社に勤めていて、どういう組織構造の中で、どういう役割を担い、どういう専門性を持って従事しているのか。
それらについて、自分の言葉で語れれば問題はありません。

ただ、ここで注意しないといけないことは、今の会社のことを必要以上に悪く言わないことです。
転職を検討している時点で不満があることは間違いないのですが、それを全面に押し出してしまうと、自分自身の印象も悪くなってしまいます。
人間は、基本的にネガティブな話を嫌う傾向があるので、できる限り批判的な言葉を避けて説明しましょう!

そして、自分の今いる会社のことをしっかりと語れるように準備しておいた方が良いです。
どういうビジネスモデルを採用していて、自分の役割は何なのか。
そういう基礎的なところすら語れない場合は、ビジネスを理解していない人なのだろうという推定が働いてしまいます。

そのため、自分の今いる会社の事業と、自分の役割くらいはしっかり言語化しておいた方が良いでしょう。
自分の会社のビジネスモデルや自分の役割について語れない人は意外と多いので、先々上級のポジションを狙いたいと思っている人は、今のうちから自社の構造分析をしておくことをオススメいたします。

市場シェアとかも語れた方がいい


4.未来に関する準備

最後に、未来に関する準備についてお話します。
おそらくここが一番重要で、かつ、難しいと思います。

未来に関する準備で最も難しい点は、これからどう生きていきたいのかをある程度決めないといけない点です。

もし転職が単なる逃げの手段である場合は、考え方を変えないといけません。
今の劣悪な環境から逃げるために転職したいという理由は、人間としてはわかるのですが、採用する側からすると敬遠したくなるのです。
わざわざネガティブな理由を抱えている人を採用するより、ポジティブな動機で転職活動をしている人を採用する方が気分も良いので、比較されて落とされてしまうことが多いです。

だからこそ、自分の将来の目標のために、今転職をするべきで、その会社に入ることが合理的な選択なのだと語れたほうが、転職活動においては良いです。

そのためにも、まずは自分がこれから数年間で達成したい目標を決めましょう。
この目標は途中で変更する可能性があるもので構いませんが、一応本気で達成したいと思えるものにした方が良いと思います。

専門職であれば何らかの資格・学位等でもいいでしょうし、特定のスキルや経験を得ることでも良いでしょう。
何らかの明確な目標があって、それに向かって努力する意思決定をすることが重要です。

その上で、転職先の事業や応募した役職と関連させる話術が必要です。
「自分の数年後までの目標が●●なので、これを達成するためには、●●のような事業を行っている会社で、●●という職種を経験した方が合理的である」と説明するのです。

そういう未来の話が論理的にできる人は、サラッと採用されることが多いです。

なぜなら、採用する側がイメージしやすいからです。
その人がうちの会社に入ったら、どういうポジションで、どういう活躍をしてくれるのか。
そういう点が想像しやすいと報酬も決定しやすいので、オファーを出しやすいのです😁

一方で、将来の目標もない、希望職種も曖昧、経験したいことも別にない……っていう感じの人だと、どこのポジションに置いても大して活躍しないでしょうし、そもそもオファーを出したいと思えないので、お見送りになりやすくなります。

ベンチャーの採用では未来の話が一番大事だと思うので、自分の将来設計だけはしっかり語れるようにしておきましょう!

石油王になるまでの道のりが見えた!


おわりに

ということで、ベンチャーの採用面接に臨む前に準備しておいたほうが良いことをまとめてみました😁
今回は、過去・現在・未来の3つの視点で分けてみましたが、他にも分け方は色々あると思います。

斬新な分け方を思いついたら、ぜひ教えてください👍

そして、転職を検討する際は、ぜひSYNCAをお使いください。

SYNCA(シンカ)は、ベンチャー企業の経営管理部門の求人に特化した転職サイトで、企業から直接スカウトが来る「ダイレクトリクルーティングサービス」です。
経営管理部門という専門職に特化しているので、専門職の皆さんにとっては最も適した転職サイトだと思います。


では、また次回お会いしましょう!



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この記事は、株式会社WARCの瀧田が担当させていただいております。
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【著者情報】

著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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