これからメインとなる観光客は車を持っていない【地方創生 交通事情と利便性】
地方創生と交通事情
東京から田舎移住
私は東京で5年ほど働いたのちに千葉県の"房総半島"に移住をしました。
東京のIT業界で働く上で、都会と田舎の共生時代に入ると考え、東京から近い田舎町で別荘のようなオフィスを展開したいと夢を持って移住しました。
現在、田舎移住をして２か月ほど経つのですが、交通事情の利便性で考えるところがあります。
房総半島をいろいろと回っているのですが、観光地に止まっている多くは"東京ナンバー"です。
つまり、観光において最大の県外のお客さんは東京在住の方です。
しかも、東京は世界でも大きな都市の一つです。
ここが商圏に入る房総半島は可能性がたくさんあると考えています。
そして、東京の若年層の多くは車を持っていないターゲット層になります。
特に昨今はリースなども盛り上がってきて、大きなものを所有する時代からリースの時代へと変化しつつあります。
つまり交通事情を見直す必要があるという事です。
インスタグラムでフォロワーさんにアンケートを取った結果、7割くらいの方は観光地まで車で行くようです。
地元の方々に回答を頂いているのですが、まだまだ車社会の根強さが回答に表れています。
これからの観光客は車を持っていない
大きな人数を占めるターゲットを考えてみましょう。
都市圏に住む人と外国人観光客になります。
コロナ前までの水準に戻れば、インバウンドで3000万人、関東エリアで3000万人の人口があります。
つまり、日本の半分近い人口を狙えるという事です。
このメインのボリューム層は基本的に乗用車を持っていないと考えるべきです。
円安の利点もあり、今後外国人観光客はもっと増加するでしょう。
日本の中でも伸びしろがある数少ない業界の一つだと思います。
ただ、交通の利便性を改善しないとここの層はなかなか取れないです。
一般的な生活においても、自家用車の所有の時代はもう終わりつつあるので、リースの方向で考えると公共交通の利便性を改善するしか方法はないと思います。
観光客と地元民の交通事情
ただ観光客が望む公共交通機関と地元民の交通事情が合わないのも分かります。
大型スーパーなどは郊外に建てられ、電車も本数が少なく不便。
となると、地元の人たちは車を所有して、車社会に合わせた街の開発が行われます。
これが車を持たない観光客と本当に相性が悪いんですね。
ただ、少子化の流れから街開発も変わりつつあります。
商圏エリアを一か所にまとめる動きがありますね。
例えば、富山県では、街中に病院や娯楽施設などを集めて、そのエリアまでの交通を整えようとしています。
また、そのエリアから10キロ程度にある街は人口減少の時代に増加していたりする例もあります。
つまり、散らばっている商業エリアを一か所に集約させて、アクセスを整えて、利便性を高める施策に打って出ているのです。
これは観光客の道路事情とマッチしています。
高齢化時代に入り、街づくりも大きく変化しつつあるのです。
房総半島は駅と海をつなげる
私は房総半島に移住をして海までの不便さを痛感しました。
おおよそ駅から海までは1~2km以内になるので、晴れている日は自転車で移動ができますが、雨が降ると徒歩移動になります。
徒歩で移動するとなると遠く感じます。
シャトルバスで海と駅を結んであげる等の施策が必要になると考えています。
また、海周辺におしゃれなカフェや店舗が並んでいるので、そこまでの導線をひくことで街の魅力を味わってもらうのです。
房総半島は海の周辺で別荘地スポットへと変貌しつつあり、きれいなお店が立ち並ぶ傾向が生まれています。
別荘地エリアの利便性を改善することができれば、東京から近い行きやすいリゾート地として地理を活かした街にできます。
最後に
"移動"が容易になった時代
リモートワークの普及や有給休暇が取得しやすい時代に合わせて、"移動""大型連休"が容易になりつつあります。
仕事が集まっている都市への集中は避けられないでしょうが、観光での移動は容易になり、観光業はますます注目される業界になるでしょう。
その際にアクセスを整えておくことが街の魅力を高めて、リピーターを増やす手段です。
移住をして見えてくるものがたくさんあります。
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紺谷聡太（筆者）について
紺ちゃん起業「面白そうを"形"へ」
メガベンチャーでサラリーマン挫折!
→面白いことを形にしていくライフスタイルへ挑戦!
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