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非行

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息子の非行の日々
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#父親

次男からの電話

次男からの電話

次男の彼女が妊娠していることが分かった。
『お父さんには自分で話すように。』と、伝えていたが次男からはなかなか連絡がなかった。

気になりつつも次男を信じて待った。
しばらくして次男は夫に連絡をしてきた。
夫から聞いた話によると、
次男はとても不安そうだったという。
今の仕事は好きだけど、安定した仕事ではない。
彼女と子どもを養うことへの漠然とした不安。
父さん母さんは両方の親同士と仲がいいけど、

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親子が別々に暮らすということ

親子が別々に暮らすということ

未成年の息子を追い出す夫。
そうなってしまうほど夫も限界だった。

保護観察ということもあり、親の関わりや接し方についてやんわりではあるが助言のようなものもされる。

時には面識のない市の担当の人に子育てについて柔らかく遠回しに言葉をかけられることもある。
過敏になっている夫の心はもう閉じていた。

もう誰かに何か言われることを拒否していた。

親子は一緒に暮らした方がいいのかもしれない。

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怒り

怒り

ピリついた毎日だった。

保護観察中の分際で、遅くまで帰らないこと、仕事に寝坊すること、次男の態度の悪さに夫はイライラしていた。

「やりたいことをやるなら筋を通せ」という夫のまっすぐ過ぎる正論は正しかった。

そして正論では伝わらないことが山ほどあり、言葉でねじ伏せても効果はないように感じた。

次男はあまりしゃべらなかった。
というより、話してもどうせ聞いてもらえないことを感じ

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15歳で社会に出る

15歳で社会に出る

次男は知人の会社で働き始めた。

肉体労働はきつかったと思うが丈夫な身体を生かして働いた。

大人の中で働くことで自分も大人になったような嬉しい気持ちだったのかもしれない。

実年齢より上に見られることを嬉しがっていた。

鏡の前で腰袋を装着し工具を入れたり出したりしていた。

新しいランドセルが届いた時も鏡の前で嬉しそうに、からったり下ろしたりしていたなと思う。

嬉しい時に

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