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宛先のない手紙 vol.2

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ほぼわたしの考えを垂れ流すエッセイのようなもの。その2。
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#日記

365日、五月病な感じで生きてます

365日、五月病な感じで生きてます

五月病に無縁な生活を送っている。……というと、健やかで良いことですねと言われそうだけれど、なんのことはない。万年五月病みたいなものだから、無縁だというだけのことだ。

「いつも明るくて楽しそうでいいね」
「バイタリティがあって羨ましい」
「常にテンション高いよね」

これが知人友人によく言われる言葉たちだ。別に間違ってはいない。知人友人に会っているときのわたしはほぼハイテンションだし、そもそもがマ

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生きているだけでえらい、そう言い聞かせておきたいときもある

生きているだけでえらい、そう言い聞かせておきたいときもある

なんというかこう、明確な原因のないしんどさに取り憑かれている。

特段多忙なわけでも、何か精神をすり減らすような目に遭っているわけではないのだけれど、なんとなくじわじわと疲弊していく感覚がある。最近の話ではない。ここ数年の話だ。あまりよくないことだなあと思いつつ、まあ波はあれどそんな感じで生きてきた人間だしな、とも思っている。

SNSを開くと、心が疲れてしまうことばかりが目に入る。なんかもっとこ

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「なりたいもの」がなくなった

「なりたいもの」がなくなった

将来の夢は何ですか。

そう尋ねられることのあった子ども時代、わたしは特に答えに困ったことはなかった。常に何か「なりたいもの」があったから。

なりたいものに、なれるわけではない。

子どものころに思い描いていた夢をそのままそっくり実現させることは、やっぱりいろいろと難しいのが現実だ。

たとえば、いつかのわたしは漫画家になりたかったのだけれど、思うように絵が上達せず、その一方でメキメキと絵がうま

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心身健やかな生存ルートを歩みたいよ、こんな暑い夏だから

心身健やかな生存ルートを歩みたいよ、こんな暑い夏だから

あれよあれよという間に今年も下半期に入り、オリンピックも終わり、世の中はお盆休みに差し掛かっている。

毎月毎月、月末に「今月、もう終わっちゃう!!」と悲鳴を上げてはTwitterに投稿するのが恒例行事化しつつある。最近はそれに加えて「暑い」ばかりツイートしている気もする。

考えざるを得ないことは山ほどあるのだけれど、どれもこれもいまいち自分の中ではっきり言語化しきれていない。断片がほわほわふわ

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新しい空気を受け取りに、ちょっとそこの図書館まで

新しい空気を受け取りに、ちょっとそこの図書館まで

隔週土曜日は、図書館に行く日だ。

数年前までは定期的に行っていた図書館通いが、この春から復活した。「子どもを図書館に連れて行くため」がメインなのだけれど、ついでにちょこちょこと本棚から本を手に取り、5~10冊程度を借りてくる生活が続いている。

家にも積読があるにも関わらず、図書館から借りてきた本は何だかんだで読み切っている。「返さねば」という期限があると、案外読もうとするらしい。積読本もその調

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「でもね」から始まる、それは暴力

「でもね」から始まる、それは暴力

「何でも話してね」
「何かあったら相談してね」

そう、彼女は言う。そんな彼女に、わたしはへらへらと笑って「ありがとうございます」と返す。もう何度目かのやり取りだ。わたしが彼女に事実以外のことを話すことは、ない。きっとこの先もないだろう。

「でもね」

いつだって彼女は言う。「でもね」のあとに続くのは、「正しいこと」だ。結局、こちらの事情や感情を汲もうという気が最初からないのだ、彼女には。いつだ

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だいじょうぶ、私たちがいるんだから

だいじょうぶ、私たちがいるんだから

早朝から近所のお風呂屋さんで朝風呂とサウナを満喫し、そのまま近所のファミレスへ。たびたびお世話になっているそのファミレスには、同じようにたびたびやってくるお客さんがいる。そうした人をいちいち覚えているわけではないけれど、今日いた老夫婦は、ご夫婦だということとゆっくりゆっくり歩く足取りから、「あ、何度かおふたりで来ているのを見たことがあるな」と気付けた。

これまではふたりで来てはふたりで帰っていっ

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雑談に救われる

雑談に救われる

数ヶ月ぶり、いや数ヶ月どころじゃないくらい久しぶりに、ママ友(というよりもはや友達)と駄弁る会を開催した。

ぐずぐずになっていたメンタルの救いになった。今日、この予定があってよかった。そうでなければ、底なしのネガティブが発動して、わたしはずぶずぶと非生産的な下降線を辿るしかなかっただろうから。

彼女たちに、そういった話をするわけではない。彼女たちとするのは子育て(や時に夫との関係)における愚痴

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とにもかくにも動きましょう、今年もあと2ヶ月です

とにもかくにも動きましょう、今年もあと2ヶ月です

11月になりました。

もう毎月言いすぎていて「もういいよ」って感じかもしれないけど、「早いねえ」。

本当、早い。今年は特に早い。子どもたちの学校がなかった3月から5月末(だっけ、6月半ばだっけ)までの間が、ぽっかり空いてしまっているからなのかな。ほら、もう記憶があやふや。

いろいろなものが変わって、それでも自分はたいして変わっていないというか、いつも通り自然の流れに身を任せつつ……な気付かな

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心が感じたことは、確かにそこにあるのだから

心が感じたことは、確かにそこにあるのだから

「AくんやBくんにな、オレぜったいバカにされたと思う」

小三の子どもが言った。子どもは背が低い。特別大きいわけでもない小一の弟とほぼ変わらないくらいの背丈だ。何度か「チビって言われた」と報告を受けたこともある。「バカにされた」と感じたことの背景には、そうした彼の見た目が関係していたのかもしれない、と思う。軽んじて見られやすい、というか。

「先生に言うって言ったらな、バカにしてないって言われたわ

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我が家の鬼滅ブームと好きとお金と

我が家の鬼滅ブームと好きとお金と

世の多くの子育て家庭と同じく、我が家は現在「鬼滅の刃」ブーム真っ盛りだ。昨日は上映初日の映画を母子で観に行ってきた。映画帰りに食べた夕飯は、鬼滅コラボ中のくら寿司だ。ちなみに、今夜もくら寿司らしい。今月の寿司率の高さは異常だ。

映画館では「何かひとつにしておこうよ」の話が一転、結局ひとり4つずつグッズを選ぶという事態に。散々「今回は特別だからね」と言い含めて、レジに並んだ。お会計、1万円超え。…

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ホップステップを飛ばしてジャンプ

ホップステップを飛ばしてジャンプ

いろいろ考えはじめたら、だんだんと深みにはまり、何が何だかわからなくなってしまった。

それでも考えることは止められず、加えて「いやいや動かねば」なんて思うものだから、気づけば自分のしっぽを追いかけまわしてぐるぐるその場で回る変化ゼロ状態に陥ってしまった。



子どもの頃は、もっと反射的に生きていたのになあ、なんて思う。動物的、というか。

衝動のまま動いて、動きながら何かしらを学んでいた。結

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趣味とお金

趣味とお金

「やってみたいな」と思いながら、そのまま一歩を踏み出すことなく封印してしまった思いがある。

やってみたい気持ちにブレーキをかけてしまった理由について、わたしはずっと「一歩を踏み出す勇気がなかったからだ」「所詮それくらいの思いに過ぎなかったんだ」と何となく思ってきた。

ただ、必ずしもそうではなかったらしい。

ブレーキをかけた理由の多くは、シンプルに「お金」だった。やらずに済ませてきてしまったあ

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曇天でいたいのです

曇天でいたいのです

ホルモンバランスや、気圧や、そんなこと一切合切関係ない、ただの個人的なバイオリズムなんかにより、わたしの元気メーターは常にゆらゆら危なっかしく揺らいでいる。

何かがあったわけでもないのに、ずどーんと下降線を辿ることもあれば、「妙に……前向きだぞ……?」と感じることもある。前向きなのは一見いいことなのだけれど、そのあとの反動が怖くて、両手放しでは喜べない。なんとも面倒だ。

心身のバランスは、脳の

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