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#エッセイ

【気づき】詩的なものを書いてみて

【気づき】詩的なものを書いてみて

詩を書き始めた理由

 昨年の8〜9月ごろからnoteを書き始めるようになりました。過去の記事をご覧になるとわかるように、ずっと思うままのことをダラダラと文章に起こしていました。

 ただ、今月からアウトプットの形式が「短文・詩」になる瞬間が出てきました。まるで他人事ですよね。実際、自分でもなぜ詩になっているかが分からないんです。特に書き方を学んだわけでもありませんし、詩を好んで読む人間でもないで

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誰にも言えない話が増えてゆく/親しい人は薬にも毒にもなる

誰にも言えない話が増えてゆく/親しい人は薬にも毒にもなる

誰にも言えない話

 人間、歳を取ると人には言えない話の一つや二つを抱えていくものです。
 それは「秘密」と呼ぶとあまりにポップで、「禁忌」と呼ぶにはヘビーすぎる。丁度いい表現がないような気がします。

 私にもそんな名もなき話題はあります。もちろん言えません。しかし、一人で抱えるには余りにも重い。これに皆さんはどう対処しているのでしょうか。

 「どんなことでも話せる友人」という表現がありますが

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死の香りを嗅いだことはあるか。【村上春樹『羊をめぐる冒険』をめぐる省察】

死の香りを嗅いだことはあるか。【村上春樹『羊をめぐる冒険』をめぐる省察】

 ふと思い立って、村上春樹の作品『羊をめぐる冒険』を5年ぶりに読んでみました。京都に住んでいた当時、古本で買って読み、その後東京に連れてきたのでご覧の通りボロボロです。

『羊をめぐる冒険』とは

 そもそも、これはどんな本なのかというところから軽くご説明しておきます。
 『羊をめぐる冒険』は村上春樹の初期代表作とされていて、『風の歌を聴け』(1979年)、『1973年のピンボール』(1980年)

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米津玄師の歌詞に食らいまくった話〈がらくた〉

米津玄師の歌詞に食らいまくった話〈がらくた〉

 表題の通りです。

 2024年8月21日に新たにリリースされた米津玄師さんのアルバム『LOST CORNER』の歌詞に大いに食らわせられました。

 特に〈がらくた〉にやられました。すでに何十回も聴いております。

 今回は〈がらくた〉で個人的に食らった箇所を、個人的見解とともに追っていきます。

あとは、米津玄師さんの音楽観の変化にも最後に言及できればと思います。

30人いれば

 まずは

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【幸福ってなんだっけ】享楽、快楽、祈りなき祈り、傷を抱擁すること

【幸福ってなんだっけ】享楽、快楽、祈りなき祈り、傷を抱擁すること

 平素はお世話になっております。

 いつもは感傷的なことを滔々とそれっぽく語っている人間なのですが、今回は普段書いているような文章とは少し異なった毛色の内容を書き綴ってみようと思います。

 テーマは「幸福」です。おやおや、スピリチュアルなことを語り出すのか、と身構えた方へ。ご安心ください。あながち間違ってはおりませんので。

幸福

 いきなりですが、幸福とは、なんでしょうか。
お金持ちになる

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学歴で人間の偉さは決まらないが、学歴は環境を生む。

学歴で人間の偉さは決まらないが、学歴は環境を生む。

 どうも。こんにちは。突然ですが「学歴」ってどう思いますか。

 学歴って、一つの社会的な通念として成り立っているものの、みんな明言はしないという不思議な概念だと思っています。今回は自身の体験をもとにそこを論じてみます。

 この文章では学歴の話をしますが、筆者は学歴至上主義者ではなく、むしろその対極の存在であることを事前にご了承いただければと思います。

整理:学歴って何だろう

 そもそも、学

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あなたはどう在りたい?【人生の目的について】

あなたはどう在りたい?【人生の目的について】

はじめに この文では、「人生の目的」みたいなものに言及してみようと思います。特に大学生、社会人になり始めぐらいの年齢の方々が直面する問題だと思います。もちろん、社会でばりばりと活躍されている年代の方々も考え直す瞬間が多くあるはずです。
 自分の人生に明確な目的を持っている方、あてどなくフラフラとされている方、どうでもいいと思っている方、色んな人に読んでもらえると幸いです。

 冒頭は私個人の考え方

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