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【SLAM DUNK Gl】60話「海南のゾーンプレス対策」



「ゾーンプレス対策はドリブルやパス、コート内でどう動くか味方との連携が大事です。そこまでの準備は出来ていない。」紡希


中道紡希監督は頭を抱えた。


その時、清田信長が口を開く。




「うち(海南)のようにですか。」清田




「清田、海南は山王のゾーンプレス対策をしてきていたのか?」花形

「そうか海南は山王と同じブロックだったか?」魚住


湘北-山王戦。

コートの選手はもちろん、神奈川でウインターカップに向けて練習をしていた花形透

まだ

会場に到着していなかった魚住純が、

海南メンバーがゾーンプレス対策をしていたという事実を知る由もなかった。


「ノブナガ君、ゾーンプレス対策していたんですね!?」紡希


「ああ、ゾーンプレスはディフェンスの配置がある程度決まっている。どこにオフェンスが来たらどう動くというのはルールがあるからそれを逆手にとるんだ。」清田


「やはり準備が必要ですよね。。。。。」紡希


「そうだ海南はインターハイ前の合宿から対策を重ねてきた。しかし今はそんなこと言ってられない。」清田


「清田、対策を共有してくれ。」赤木


清田はゾーンプレス対策を共有する。



「ディフェンスとディフェンスの間にポジションを取ると、相手は迷ってディフェンスが二人ついてきたり、どっちもついてこなかったりする。中央ライン、ディフェンスの間にボールを入れることが出来れば、突破しやすくなるはずだ。そのためのポイントは、、、、」



「フラッシュだ」清田




フラッシュとはパスを受ける動きの事を指す。

ボールを所持する選手に対して味方選手がボールを受けるために向かっていく。

「フラッシュ」という呼び名の通り瞬時に動き出し、

相手ディフェンスのマークマンを置き去りにすることで効果を発揮する。



「フラッシュ役を決めるが、大事なのは空いたスペースに入っていくこと、素早くパスを回すこと、ドリブル突破はあくまで最終手段だ。」清田



「ゴリさん、俺にパスを出してくれ。海南では牧さんが最初にパスを受けていた。一番近くでプレーを見てきたんだ。」




「俺が牧さんの役割を果たす!!」清田




「牧さんにはドリブル突破の選択肢があったが、基本はパスで崩す。」清田



「よし!! じゃ俺がフラッシュ役になる! 花道! 裏空いたら走れよ! 空いたスペースをつくんだ!」宮城
「お おう。」桜木



「三井君も走って、出ないと思ったら動き直して! とにかく止まってちゃだめだ!」清田
「OK」三井


「それとゴリさん、5秒だっけ?エンドライン上なら動いてボール出ししても大丈夫だから、少しでも角度が変われば状況は変わるから意識してくれ。」清田
「うむ そうだったな。了解」赤木



「相手もこの時間で仕掛けてきてるから、一度崩せば、続けないはずです!ここはなんとしても攻略しましょう!」紡希



清田信長、常勝、海南のおいて、1年生ながらスタメンを勝ち取った逸材。

しかし強豪校ならではの厳しさ、プレッシャーがあった。

そして3年生には帝王と呼ばれた牧紳一の存在。

ルーキーに課せられたものは決して軽い言葉ではなかった。



回想


「できる!! よな?」牧

「でなきゃ 外す」牧


現在


「できる!!」清田

「やってやる!!」清田




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