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【SLAM DUNK Gl】90話「ライバル」

「ルーキーイヤーなんて関係ないで、同学年、高卒入団の三井はもう結果残してるやん。」南

23歳シーズン、三井寿は入団5年目を迎え、チームの得点源として機能し、CBAカップ優勝という結果を残した。


ルーキーの南烈と5年目の円熟期に入った三井寿の対戦はそのCBAカップ決勝戦の前のリーグ戦で顔を合わせた。

「久しぶりやな。言っとくが胸を借りるつもりでなんて思ってへんで。」南

「お前は、豊玉の!? 南!」三井

「リベンジしたるわ。あん時は本来のスタイルを見せられへんかったからやな。」南

「フン。それは こっちも 同じだぜ!」三井

細かい違いはあれど体格もプレースタイルも似ていた同学年の二人のマッチアップは注目された。


「(負けてへん。やれるんや!)」南
「(こいつ さすがだな!)」三井


二人はバチバチやり合った。


しかし第3クォーター終了後、
交代を告げられた。
ルーキーなりによくやったという及第点が与えられた。


「南! よくやったぞ! 上出来だ。」
「(交代、、。 なんでやねん。)」南

南には、ルーキーにしてはよくできた等という邁進した気持ちはなかった。

「南は交代か?」三井

三井はプレーを続行した。


「(南の方が 手強かったぜ)」三井

試合終了のブザーが鳴る。
二人のCBAリーグ初対戦は引き分けに終わった
試合後、会話を交わした。

「おい 言っとくけど お前に 負けて 交代したんちゃうからな。」南

「そんなこと 俺が一番わかっているぜ。」三井

「でもよ よくよく考えてみたら 高卒で入って俺は、今まで回りは上の年代だった。ようやく同学年が入ってきたんだな。」三井

知ってるか?プロ野球界の上下関係は年齢だってな。先輩面すんなや。」南

「そうなのか。バスケ界は?」三井

「知らんわ」南

「まぁ おもしろくなりそうだな!」三井
「せやな。」南

二人は再戦を誓った。
二人のマッチアップはこれからのCBAリーグの未来を担う存在になりうる十分な可能性を示し、ライバル関係を築いていくということはサポーターにも伝わっただろう。

しかしこの後、

二人の歩む未来が険しいいばらの道であったことをこの時、知る由もなかった。

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