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メガビタミン療法と栄養素④脂溶性ビタミン(A・D・E)


前章の続きです。

下記の書籍をソースに試行錯誤した結果と、オーソモレキュラー系の情報をプラスして解説していきます。

【栄養素】脂溶性ビタミン(A・D・E)

脂溶性ビタミンは水溶性と違い、吸収・使用・排出のスパンが長いです。

皮膚や細胞の再生速度、骨生成、免疫力などを司ります。

また、肝臓で代謝されるので、飲みすぎると肝臓に負担がかかります。

上に挙げた本でこの点は指摘されていませんが、肝臓のキャパシティは個人の疾患状態で変わります。

僕は以前、本に書かれた最大容量を服用してましたが、ほぼ同時期に健康診断の血液検査でγ-GDP(酒の飲みすぎでよく上がる肝機能の指標)の値が上昇し、正常範囲をはみ出たことがあります。

正確な因果関係はわかりませんが、肝機能が気になる人は慎重になった方がいいかもしれません。

必要量

欠乏は血液検査で分かります。

自費ですが、普通の内科クリニックでも可能と思いますので、聞いてみましょう。

項目数を増やすとお金がかかりますが、わずか数千円で今後のサプリ代を削れる可能性があり、やって損はないと思います。

特にDの血中濃度は免疫力に直結しますので、根本治療に関してとても重要です。

検査値の数字について、統合医療(オーソモレキュラー)系の医師は一般的な検査会社より基準が厳しいです。
異常値でなくても増量を推奨されるかもしれません。

厳密に行いたければ、本に書かれた量でサプリを飲み続け、血液検査の結果を見せて相談・調整するのがベストでしょう。

でなければ本に従うのがベターです。

A:25000IU/日(妊婦は10000IUまで)
D:10000IU/日
E:400~800IU/日

ただし、健康診断における肝機能の数値には注意してください。

摂取方法

このマガジンの読者は「発達障害/精神疾患を抱える人」という前提でお話ししています。

水溶性ビタミンの章にも書きましたが、足りていない場合は何らかの疾患によることがほとんどで、やはりサプリメント一択です。

人体はカゼを引いただけでも通常の倍以上のビタミンCを要求します。

負担がかかっている臓器(脳を含む)に対し、摂取した栄養素が優先的に使われ、他の場所で欠乏が発生する、そういうことですね。

また、多岐にわたる栄養素(タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維 etc...)について、食事のたびに量を計算するのは負担が大きすぎます。
健康な人でも不可能です。

購入先も、水溶性ビタミンの章で書いたiherb一択です。

また脂溶性ビタミンは代謝が遅く、日に何度も飲む必要はありません。

次章ではミネラルについて解説します。

以上です。

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