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2024年4~6月治療経過(転院・ピロリ菌除去・血糖値管理)


公私ともに忙しくだいぶご無沙汰しておりました。
その後の治療経過です。

転院した

去年の2月ごろから主治医の指導の下、1年2カ月程度カンジダ菌除去からの重金属デトックスを行っておりました。

検査の数字では健康状態が改善され、実感も十分あるのですが、思ったほどではなかったので、転院することにしました。
理由は下記です。
・一番困っている不眠症状について低血糖(血糖値スパイク)が原因っぽいけど、主治医は食事指導までは専門でない。
・最短2カ月で退治できるはずのカンジダ菌が1年以上残存(減ってはいる)
 →よって重金属デトックスも思ったより出来ていないっぽい(こちらはリアルタイムでの確認が難しい)。なので、根本原因の再検索が必要。

というわけで、2024年5月から、自分の知る限りこの界隈で最強の医師につくことにしました。

凄い人はやっぱ診察料高いですけど、サプリ代はさほど変わらないし、手戻りが少ないので結果的に安く済みます。これは経験から学びました。

新しい先生の所見

事情を話し、今までの検査結果を見せました。

主訴:不眠、中途覚醒、ブレインフォグ、倦怠感、注意欠陥など
知りたいこと:カンジダ菌除菌に2度もしくじっている原因と、血糖値スパイクが主訴に与えてる影響


先生: GIMapという便検査で腸内環境を再確認しましょう。

分かりやすく解説してるサイト)

1か月後に結果が来ました。

先生:腸内に4つ問題を抱えていますね。
A.ヘリコバクターピロリ菌感染
B.分泌型IgAの低下(免疫力低下のこと)
C.軽度の炎症
D.消化酵素が出てない(タンパク質と脂肪の消化吸収が苦手)

カンジダ菌が退治できない原因はAがからんでいます。
なので、
⓪腸内環境整備(1か月)
・乳酸菌系製剤とL-グルタミン、グルタジェニックスの服用、食前に消化酵素。タンパク質消化が難しいためEAA(必須アミノ酸)の粉末を摂取。
・血糖値スパイク対策に、フリースタイルリブレをつけて食事管理。また興奮抑制効果のあるテアニンとインシュリン抵抗性を下げるαリポ酸を服用。
 ↓
①ピロリ菌除菌(1週間)←イマココ
 ↓
②カンジダ菌再々除菌(2か月)
 ↓
③体調を見て再検査
 ↓
④必要に応じて重金属デトックス(2カ月程度)
という過程をきちんと踏みましょう。

 不眠は血糖値スパイクがかなり影響してます。というか一年前の唾液中コルチゾール検査を見るに軽度の副腎疲労です。
(前の主治医にはあまり気にしなくてよい、と言われました。人にとって解釈が違うのですね)

( ↑ 副腎疲労の解説はこちら。ステージ①に相当するので治療期間は約半年。)
 副腎疲労は様々な原因が複合して発症しますが、僕の場合は血糖値スパイクが大きいようでした。
 上のAやCが原因でインシュリン抵抗性が上がり、食後に血糖値が急上昇・急降下を繰り返します。急降下はかなり危険なことなので、人体はコルチゾールやアドレナリンを副腎からガンガン分泌させ血糖値を上げようとします。
 すると特に何もしてなくても興奮状態になります。寝れないわけですね。
(ちなみにこの状態が続くと、コルチゾールが出なくなってうつ状態になります。精神科に行くとうつ病や適応障害という診断が下ります)

 また、以前から疑ってた電磁波過敏症の原因は、体内の金属プレート(除去済み)のほか、Cの対処にグルタチオンが消費され、脳内の濃度が下がってる可能性があげられる、とのことでした。

食事による血糖値管理

血糖値スパイクとは、食後に血糖値の乱高下が起こる病態です。

横軸は24時間。
血糖値における正常とは約75-110mg/dL、食後は最大140までです。念のため

これ正直糖尿病予備軍です。やばいです。
これでも通常の健康診断におけるヘモグロビンA1Cの値は正常範囲なので「隠れ血糖障害」とか呼ばれてます。

栄養士:
ご飯にもち麦を3割ほど混ぜましょう。量を半分にして一日6回食事してください。(おかずは分割しなくてよい)
炭水化物について、吸収の遅いものを一日中だらだら食べ続ける状態が理想です。糖質制限はやめてください。
また、「吸収の遅いもの」は人によって差があるのでリブレを付けていろいろ試してみてください。候補はもち麦、10割そば、グルテンフリーの麵やパンなどです。
あと、食物繊維たくさん摂ってください。
制限物は、小麦・乳製品・カフェイン・アルコール・甘いもの・脂っこいものです。(いつも通り)

…というわけで実践。基本自炊をすることにしました。
もち麦混ぜるのめんどくさいし、100%もち麦にして、2合を6回に分けて食べてたらマシになってきました。
おかずは鶏むね肉(炎症の原因になるため皮は捨てる)と野菜を1日300‐400gずつ摂ってます。

約1か月でだいぶマシになる。

 睡眠薬の量を半分にして寝ることができました。
 これからピロリ菌をやっつけ血糖値を適正化し、興奮性ホルモンの分泌をさらに抑えていきます。
 ピロリ菌が除菌できればブレインフォグを引き起こすカンジダ菌を今度こそ除菌できるかもなので、計画のめどは立ってきました。
 その後はもう一度オリゴスキャンで重金属の量を計測し必要に応じデトックスしていきます。

TMSを受けたこと

 3週間の短期間で30回受けてきました。レポートはまた今度書きます。

また、アルファスティムやマインドフルネスも継続中です。


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頂いたお金は新しい治療法の実験費用として記事で還元させていただいております。 昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。