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心のお話

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自分と向き合う日々の中での気づきをまとめました。
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10年。つるうちはなちゃんのこと。

このあいだ、はてなブログに短い記事を書いたのである。
すると、記事の下に自動的に出てくる「関連記事」に、10年も前のインタビュー記事があるのが目に留まった。

この「インタビュー記事」は、2007年から2010年にかけて、私が個人的にさせて頂いたインタビューを、ブログにガツンと書いていたシリーズものだ。ブログの読者に「お話を聞かせて下さるかたはいらっしゃいませんか?」と「公募」したのだった。

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まんまるちきゅうのあっちこっちどっちでも!

まんまるちきゅうのあっちこっちどっちでも!

テレビ東京「シナぷしゅ」の今月の歌として、つるうちはなが作詞・作曲を手掛けた「フルーツのマーチ」が本日から放送開始しました!

歌詞の原案と歌をかなまるちゃん、コーラスを娘さんのゆめまるちゃん、アレンジは夫の鶴内チョップとタカユキカトーくん、アニメーションをまつもとあやねさん、「シナぷしゅ」ディレクターの飯田佳奈子さん、みんなで楽しくご機嫌に作りました!

https://youtu.be/TFx

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成人式に行けなかったあなたへ。

成人式に行けなかったあなたへ。

今日が成人式だということにさっき気がついた。Twitterにはたくさんの「成人式」という言葉やお祝いが並んでいたのに、私の意識には一ミリも入ってこなかったという事実にビックリした。

私は中学の半分以上をいわゆるひきこもりで過ごした。その時できた親友は今も親友だけど、ほとんどの人のことはあまり覚えていないし、会いたい人もいないので、成人式どうするか?の話の時も「行かない」と即決した。そこに悲しみは

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2022「愛と野生」に至るまでの過程

2022「愛と野生」に至るまでの過程

今年、「愛と野生」を抱負に掲げた。

私は20代半ば以降、徹底的に「自分の感情を俯瞰する、認識した上で対処する」ことを努力した自負がある。これをやらないことには絶対にクリアできない超巨大な壁が立ち塞がっていて、恋愛も仕事もプライベートも全てに関わってくる問題だったので、絶対に見ないフリをしては通れない道だった。

その戦いを続けて10何年経ち、結婚も10周年を迎え、39歳になる今年。そろそろ自分へ

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幸運と不運の検証

幸運と不運の検証

「運は自分次第!」という本がミリオンセラーになったと思えば、「親は運ゲー」という言葉が流行ったりもする。

私の夫は自称「ラッキー教」である。出会ったときから「俺は強運だから」と言っていたが、私と結婚する紆余曲折の中でホームレスになったり人に刺されかけたり肺気胸で肺を切ったりしていて、それでも「俺はめちゃくちゃ強運」と譲らなかった。

私の母は娘から見る限りなかなかの苦労人で、でもその苦境を自らの

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万年ダイエットをやめた話

万年ダイエットをやめた話

最近色んなことをやめてみている私です。大枠それは「めちゃくちゃ考えに考え行動しまくった結果、何もしないを選ぶ」ことで、同時に何かの始まりでもあったりします。

「ダイエット」を意識してもう10何年経ったのだろう。その間私は常に新しいダイエット情報に飛びついては痩せてまたリバウンドし、を繰り返しながら、「食べたいものを食べることへの罪悪感」を引きずりながら生きていたのだ。今思うとなんとバカげているこ

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パンツのたたみ方に見た愛

パンツのたたみ方に見た愛

「2人は喧嘩とかしないんですか?」とよく聞かれる。私が一方的にプリプリしてることは時たまあるけど、いわゆるお互いに怒っていて「プイッ」みたいな喧嘩をしたことがない。これは夫の山海のように雄大な愛と、怒っても引きずらず解決方法をちゃんと考える私の真面目さによるものだと思う。

とは言え、日常生活の中でのちょっとイヤな「夫あるある」エピソードは普通にある。飲んだ缶捨てないとか、洗濯物の干し方が雑とか、

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夫が笑ってくれると嬉しい。

夫が笑ってくれると嬉しい。

当たり前のことみたいだけど当たり前じゃない気がした。

結婚して10年、毎日毎日飽きもせず仲良く暮らしているけど、私はいまだに「夫が笑うと嬉しい」んだなと気づいた。

基本的にずっとご機嫌な人なのでいつもニコニコしてるんだけど、たまに私の行動や発言がツボに入ったときの笑い方はちょっと特別で、関西人かつ「面白い」に敏感な夫がこんなにゲラゲラ笑ってる!となるとき、私は「笑ってくれて嬉しいことを顔に出す

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「恩返し」をやめた話

「恩返し」をやめた話

私は基本的に義理堅い。関係性が長く続く人も多く、そのほとんどの人に恩があり、私はかねがね「この人たちに恩返しをするために頑張らなくては」と自分のケツを叩いてきた。応援してくれたあの人やあの人やあの人の期待に応えなきゃ、いつか喜ばせてあげなきゃ、と思う気持ちはもはや強迫観念に近いものがあった。

で、今。それをやめてみることにした。

何故かというと、今私の周りにいる大好きな人たちは、「私に何かをも

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生きてさえいれば大丈夫。今私が考えてること。

生きてさえいれば大丈夫。今私が考えてること。

大雪。雪がとても好き。

ふと、いつか死ぬ日は大雪ならいいなと思った。青空より雨より虹より、雪がいい。いつもよりずっと音の無い静かな真っ白な世界の中、生きてることと死ぬことは同じなんだ、そんなに怖がらなくていいんだよ、というような気持ちになるから。

36年生きてきて、311よりもとんでもない日々は突然訪れた。何せ規模が違う。戦争をする暇もないほど、人類が一つのウイルスに振り回される日々。

漫画

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差し入れとホームレスと豊かさの話。

差し入れとホームレスと豊かさの話。

差し入れとは本当にありがたいもので、気持ちもお腹も満たされて、現場でみんなで同じものを食べると士気も上がるし、大前提として本当にありがたいしかない。

でも、賞味期限の早いものをどうしてもその場の全員で全部食べきれないときがある。基本的にみなライブの日は荷物も多いので持ち運べないこともある。頂いたものを食べきれずに捨てざるを得ないとき、すごく心が痛む、なんとかしたい、という話を夫にしたら、「ホーム

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求めてないから、与えられる。

求めてないから、与えられる。

愛についてまだまだ考えている。自分の行動のひとつひとつ、それは愛に基づいたものなのか?と。

長く付き合っている仲間や家族は、お互いに何の期待もしておらず、ただその人がその人として生きてるだけで嬉しいものだ。自分に何かをしてほしいとか、自分をもっと大事にしてほしいとか、そんな欲求がお互いに無い。そしてお互いに、相手に何かをしてあげてる気もないので、相手が何かプレゼントをくれたときに、「えっ、私なん

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あの時の私と、ゆかりさんへ。

あの時の私と、ゆかりさんへ。

石井ゆかりさんと、twitterを通して、邂逅した。

邂逅ってすごく美しい言葉だけど、こんなのってまさに邂逅(思いがけなく会うこと。めぐりあい。)としか言いようがない。

石井ゆかりさんは、ライター。そして、星占いもする。私はこの方の本を今まで何人もの迷える友人にプレゼントしてきた。

しかしこの12星座シリーズは売れに売れて占いの本としては異例の120万部も突破してしまったため、あげようとした

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「ゆっくり」って意味を見直してる

「ゆっくり」って意味を見直してる

私はとにかく速さを信じて生きてきた。音楽にそれが現れてると思う。もっと早く、もっといっぱい!!速度を上げながら多くの情報量を撒き散らすことしか生き方を知らなかった。

今もその属性は変わってない。でも、年齢や、タイミングや、体の故障などから、ここのところそのやり方を見直すきっかけがどんどん訪れている。

ある日、めちゃくちゃぼんやりした駅員さんの対応に、「なんであんなにボーっと仕事してるんだ、頭

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