コレクションブランド「Fumiku」、ロゴ制作と“背景ストーリー”。
▶︎ 「Fumiku(フミク)」ロゴの解説。
「かわいい・違和感」 というコンセプトで制作。
纏うと、いつもの生活に少しの刺激が走る。かわいさに加え、 心地よい違和感が組みこまれる。リアルとファンタジーの間を表現し、 新しい人物像を提案する。
主役である、 つくり上げられた「Fumiku」の世界観を引き立てる、オリジナルロゴタイプである。
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△「Fumiku」ファッションデザイナーの史佳さん。
△「Fumiku」ブランドサイト内の写真より。
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▶ 私と「Fumiku」の出会い。(書き手:かねこあみ)
「Fumiku」の存在を知ったのは、2年ほど前。成人式の後の同窓会で知った。……同窓会? そう、同窓会。「Fumiku」デザイナーの史佳(ふみか)さんと私は、幼稚園からの友だち、言わば、“幼馴染”なのだ。
“幼馴染”といっても、空白の時間があった。途中から進路が異なったため、史佳さんが何をしているのか、まったく知らない。もちろん、将来何をしたいのかも、連絡先も。空白の10年間。
そして、同窓会。
「 うわ〜久しぶりぃ〜! 元気ぃ〜?」
お酒がいい感じに回り、少々ハイテンションな再開となった。
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同い年の友人たち。現状の文句や不満を、これでもかと発射する。モンモンとしたキーワードが飛び交う。……楽しくない。みんな、もっと前向きな話をしようよ。と、考えていると、とてもキラキラとしたキーワードが耳に飛び込んできた。
「今、ファッションデザイナー目指してて、『Fumiku』っていうブランドで服作ってるのー!」
ブランド??!!??!!?! デザイナー??!!??!!?!……気がつけば、私は、史佳さんの元へ駆け寄っていた。
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▶ 「Fumiku」世界観と、ブランド名の由来。
「Fumiku」は、心地よい“非日常”感を、放っている。リアルとファンタジーの間の世界。あまり見たことのないものが、生み出される。
かわいさの中にある、少しのトゲトゲしさ。その絶妙なバランスの違和感が、一周して、かわいさをより引き立てる。
たまらない。纏いたい。
「リアルとファンタジーの間の世界を表現し、新しい人物像を提案する。」
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「Fumiku」の名前の由来。それは、μ’s(ミューズ)だ。μ’s……? そう、ラブライブ! に登場するユニットの、あの、μ’sだ。
史佳さんは、妄想を膨らませ、様々なファンタジーの世界を想像してデザインをするそう。妄想は、架空のものだ。妄想し放題。そして、μ’sもまた、架空の存在だ。
そして、ブランド名を考える時。μ’sの架空メンバーとして、「みく」という名前が出てくる。架空のメンバーだが、妄想を膨らませデザインを考える史佳さんにとって、μ’sの「みく」は、とても大きな存在であった。そして史佳さんは、話してくれた。
「架空のμ’sの身長体重、好きな食べ物、ポケットティッシュを受け取る派か受け取らない派かまで想像する(笑)」
……細かな想像から、「Fumiku」の世界観は生まれるのだ。ちなみに、私はポケットティッシュ受け取る派の人が、好きだ。
史佳(本人の名前) + みく(μ’sの架空メンバー) = Fumiku(フミク)
素敵なブランド・ブランド名が生まれた瞬間だ。
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▶ 「Fumiku」の魅力を、カルチャー視点で掘り下げる。
「Fumiku」の魅力は何と言っても、溢れんばかりの「独特な世界観」だ。そして、圧倒的な“かわいさ”。ただ、“かわいい”だけではない。「洗練され、考え抜かれた“かわいさ”」。ブランドコンセプトが形になり、しっかりと伝わってくる。
友人のブランドだから。ということは関係なく、初めて見たとき、感動した。私はファッションについて、そんなに詳しくはない。ただ、「素敵だ」ということに、私の感覚レーダーが動いた。
「“丈の長さ、リボンの結び、袖の絞り”……あぁ、バランスがたまらん!!!」
展示会にて、一度試着をさせてもらったことがあるのだが、より、熱のこもった作品だということが伝わってきた。試着していた私に、一つ一つ丁寧に説明をしてくれる。とても楽しそうに、キラキラと。
「あみちゃんこれ絶対似合う! 着てみて!」
そして、纏った、本当に、「新しい人物像を提案」してもらった気がした。今までの試着シーンでは感じたことのないような、少し刺激のあるワクワク。何か良いことが起こりそうな気がした。
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作っている人の感情や熱量は、完成したもの、それを「纏った人にしっかり伝わる」ということを、改めて感じさせてもらった。
あと、純粋に私のストライクゾーンど真ん中のかわいさだ。うん、まじでかわいい。
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▶ 「Fumiku」ファッションデザイナー、史佳さんについて。
「Fumiku」を通し、素晴らしい制作を続ける、史佳さんについて。
小柄な体からは想像もできないような、パワフルさ。当たり前な話だが、制作には膨大なお金・時間がかかる。だけど、そこを惜しまない。作りたいものを作るために、しっかり投資を行う。同い年の女の子として、取り組む姿勢に心打たれる。
一度、作品撮りのため、カメラマンを紹介したことがある。史佳さんと、カメラマンと、私。3人で話す。史佳さんの熱量がすごい。撮影してほしいが、しっかりシーンを考えたい。ただ、撮影してほしいだけじゃない。そうカメラマンに伝える史佳さんの熱量が、伝染する。超、熱い。
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だが、熱いだけではない。人としての面白さ、女の子としてのかわいさ、魅力が溢れ出ている。関西出身の史佳さん。私も関西出身なので、まあ話があう。テンポが抜群。お互い自虐ネタをぶっ込み、肯定し、笑いに変える。
なんともまあ最高な時間となる。ゲラゲラ。可愛い見た目とは異なるテンポの速さ。ギャップがたまらん(なんの話や)。
本当に熱心に、前のめりに意見をくれる。その言葉の一つ一つから、「Fumiku」にかける想いが伝わってくる。「Fumiku」を知り、史佳さんがさらに好きになった。そして、史佳さんがさらに好きになったから、さらに、「Fumiku」が好きになる。正のスパイラル!
改めて、今後も「Fumiku」から目が離せないと感じたかねこでした。
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▶ 「Fumiku」参考URLだよ。
・ 「Fumiku」オフィシャルwebサイト
・ 「Fumiku」Instagram
・ Fumika Hayashi Twitter
△ 恵比寿公園。「Fumiku」の作品撮りを行う場所。広く見通し・風通しの良い公園は、妄想もはかどり、新たな作品・世界観が生まれる後押しとなる。
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……というわけで、第2回目の投稿は、コレクションブランド「Fumiku」さんについてでした! いかがでしたか? 超かわいいでしょ。次展示会するときも絶対行こっと……。あぁ、史佳さんのおかげで心が満たされたところで、そろそろこの辺でおひらきにしましょう!
次回、【 B面 : コレクションブランド「Fumiku」、ロゴ制作の“詳細フロー”。へ 】
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