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富士山登山への憧れ

 こんにちは! 雲の中の富士山を登った月見里です!

 今回は、そもそもなぜ私が富士山に登ろうとした思ったのか、その根源をお話ししようと思います。



 皆さんは、日本の観光や絶景に関するパンフレットで、五重塔富士山が一つの画面に収まっている写真を見たことがありませんでしょうか。

↓まさしくこの表紙です。

 これは、新倉山浅間公園という山梨県の公園からの景色です。

 私が大学生の時、ゼミで河口湖まで行ったので、ゼミのメンバーと別れた後、帰りにその公園へ行くことにしました。3月の、よく晴れた日のことでした。

 田舎道を歩き、途中で階段を上っていくと、例の五重塔が見えました。
 息切れしながら五重塔の裏まで行って振り返ると、そこには写真で見てきた景色が広がっていました。

 画面下には薄桃の桜、右には赤と白の五重塔、そして残りに部分には青空と、どっしりと構え、裾の広い富士山。美しいの一言でした。河口湖で、ここよりも近くで富士山を見たが、ここからの方がより雄大に感じられた。息を呑むような光景とは、このことを言うのだろうと思いました。

 そこの広場には、外国人がたくさんいました。彼らは私に、写真を撮ってくれるようにカメラを手渡しました。その際に私が日本人だとわかると、きまって「じゃあ富士山に登ったことがあるのね。羨ましいわ」と聞いてきました。

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 日本人が、イギリス人ならウェストミンスター寺院を見たことがあってしかるべきで、フランス人ならエッフェル塔や凱旋門を見たことがあって然るべきと思うように、外国人にとって、日本人なら、そのシンボルである富士山に行ったことがあってしかるべき場所なのでしょう。

 私は、富士山をバックに自撮りを楽しみ嬉しそうに笑い彼らのそばで、じっと富士山、桜、五重塔の風景を見て、こう思いました。

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いつか、富士山に登りに行こう、と。

 彼らに望まれるから行くわけではありません。
 しかし、色々な国の人が行きたがる富士山に行くチャンスが多い、行く弊害が少ない日本に生まれたのは、恵まれているように感じられました。優れた文化、遺産がある外国人がわざわざ見に来て、喜ぶようなものがあるのに行かないのは、損なことのように思えたのです。

 この熱い決心から、気づけば3年が過ぎていました。
 あの熱い決意はどこへやら、その後の私は卒論の執筆、身近な娯楽に没頭して大学を卒業し、いつの間にか社会人になって忙しく2年経っていました。私はすっかり、社会の歯車として忙しく働いていました。

 2年目で少し余裕が出た私は、夏に少し遅めのお盆休みが数日もらえました。私は旅行が趣味ですが、数日では大規模な移動、大規模な旅行は難しいです。

 どこへ行こうか。狭く暗い部屋で、こことは正反対の風景に出会いたいと思いました。

 すると、3年前の、目が眩むほどの空の眩さ、目いっぱいに横も縦も視界に広がる青空の下の富士山の光景が甦りました。視界一面美しい青、爽やかな凛とした風、濁りのない空気。

 そうだ、富士山に登りに行こう。登山なんてしたことない初心者だけど。

 そうと決めれば、さっそく準備を始めました。

 次回は、具体的な持ち物の準備編です!

 持って行ってよかったもの、持っていけばよかったものを初心者にもわかりやすく紹介します!
 体験記の読み物として面白く、また、これから富士山に登ろうという人にも参考になるように書いていきますので、

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