記事一覧
恋愛感情がわからない病気|男女の心のメカニズム
恋愛感情が分からないことは、一般的に心理学的な問題ではなく、普通の感情の変化や人生経験によって起こることが多いです。ただし、恋愛感情が分からないことが長期的に続く場合や、日常生活に大きな影響を及ぼす場合は、心理学的な問題が原因である可能性もあります。
例えば、うつや社交不安障害、失感情症、特定不能の解離性障害、慢性疲労、スキゾイド/シゾイドパーソナリティ障害などの心理的/身体的な疾患が恋愛感情の
心的外傷後成長、トラウマ後に発達する能力
トラウマを負った人のセルフ(ユング派の自己)は、生き残るために布置されて、その人の個性や創造性を奪う面があります。また、慢性的なトラウマの影響から、自律神経系が調整不全に陥り、身体的な不調が現れます。その一方、トラウマの影響から、生き残るために特殊な能力を持つようになる人がいるので、そのような人の特徴について見ていきます。
https://trauma-free.com/trauma/abili
離人感・現実感喪失症
離人感・現実感喪失症は、自分の身体を切り離して、風景や状況を把握したり、自分が自分の観察者になっているような状態のことです。例えば、ショックなことがあると、身体が凍りついて、痛みが走り、自分の身体から切り離されたように感じ、自分を外から見るような形になります。自分の身体から抜け出た自分は、空間を移動することができて、周りを見渡せるようになるとか、別の領域(あちら側の世界)に飛んで妄想したり、意識が
もっとみる複雑なトラウマ・PTSDがある人への接し方40項目
トラウマがある人は、快刺激に接近するようになり、不快刺激に対しては、どうしても嫌なので回避するようになります。しかし、どうしても回避できない場合は、闘争・逃走モードのスイッチが入るか、絶望や無力に落ちるか、慢性的に身体を麻痺させて過ごすようになります。健康的な人でも、快を求めて、不快を避けるのは、通常の反応ではありますが、発達早期に過酷な体験を負った人ほど、脅威を遠ざけたいという防衛が働くために、
もっとみる現実世界と空想世界を行き来する人
解離・離人傾向が高い人は、肉体を切り離すことで行ける夢の世界があり、現実世界が夢の中のように感じて、夢の中が現実世界みたいに感じるようになります。現実世界は、濃い霧のなかでぼんやりと思い出すだけで、夢の中では、「心の内なる世界」、別の言い方では「向こう側の世界」が広がります。
ボーダーラインカップル
ボーダーラインカップルという用語は、「精神医学ハンドブック」のなかで小此木啓吾が使っていた言葉です。自己愛性パーソナリティ障害と境界性パーソナリティ障害(ボーダーライン)のカップルは、一定程度の関係を築けることがあるようです。
かぐや姫の物語とトラウマの内的世界の考察
ここでは、ジブリのかぐや姫の物語を取り上げて、トラウマの受けた人の内的な世界と外的な世界の行き来をユング派のドナルド・カルシェッドが提唱したセルフケアシステムの概念を使って、説明していきます。