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#本

続・「教養としての〇〇」って本への違和感

続・「教養としての〇〇」って本への違和感

以前書いた記事の続きということで。

今回の結論(先に書いておく)「教養としての〇〇」に対する嫌悪感は、100円ショップで買ったものを全身に纏って、それっぽく振る舞おうとしている、そしてそうさせていることへの軽蔑からきている。

こんな本をありがたがって読んでなんかいないで、
見ろ!聴け!読め!
そうする中で、自分の心に起きた変化を感じろ!
そしてそれを書き留めて、できるだけ具体化しろ!
これを繰

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「教養としての〇〇」って本への違和感

「教養としての〇〇」って本への違和感

歴史やワイン、投資などなど。
ググってみれば、「教養としての」という冠をつけた本が色々出てくる。

このタイトルに惹かれて購入してしまう消費者層が、それぞれの分野に本当に興味を持って心から楽しんでいる人たちと”ちゃんと”会話することができるのだろうか?

全ての知識が表面的なものに留まってしまって、
「Aを知ってるんですね!?
てことは、A+についても??」
という感じで一つのテーマを深掘りしてい

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映画「人間失格」想いは言い切れ。

映画「人間失格」想いは言い切れ。

「人間は、恋と革命のために生まれてきた」

太宰治が著作「斜陽」の中で遺した名言。
この言い切りに、ハッとした。

人生に対する考えに、正解なんてない。
正解は人それぞれにあって、恋をしなくたっていい。
しかし、太宰が「まあ、恋をしない人生だって一理あると思うがね。」なんて言ってしまったら、この名言はおじゃんだ。
たちまち魅力がなくなる。
「恋と革命のために生きない人間なんてクソくらえ」と言ったっ

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