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コラムなど

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自由律俳句や現代詩、雑感など
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#コラム

ホラー映画

中学生のころ、ホラー映画の監督になりたいと思っていました。クローネンバーグやロメロ、サム・ライミらの影響ですね。「~洋画劇場」でもホラー映画をよく流していましたし。 

最近、日本のホラー映画も見るようになったんですよ。「リング」とか「呪怨」「テケテケ」とかね。面白いですね。時間つぶしになる(悪い意味じゃないですよ)。でも大きな不満があります。 

登場人物はなんで戦わないの? 

自分は高校生の

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残酷の愉しみ

大相撲、高校野球、プロレス――この三つが日本の誇るべきエンターテインメントだと思います。共通する点はなにか。「残酷」「バイオレンス」「いいかげんさ」ではないでしょうか。大男が血を流しながらぶつかり合い、死に至ることもある。同じ高校生なのに結果は十数点も点差がつく。行司、審判、レフリーは頼りない(プロレスの場合はレフリーもレスラーですから、ちょっと違いますけど)。スポーツの枠を超えて楽しませてくれま

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プロレスとの長いつきあい

いちおう俳句を「趣味」ということにしています。ツイッターやnote、mixiにも発表していますから。

でも、これまででもっとも長い趣味は「プロレス観戦」です。先日、テレビ朝日系で「プロレス総選挙」という番組がありました。WBCの影響でプライムタイムから押し出され、結局、深夜放送になってしまいましたが、ファンのすそ野が広がってきている、と感じさせました。

早寝なので見ませんでした。ネットで見ると

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いろいろあるけど…

いや~、十月きましたね。

そりゃ来ますけど、なんかウキウキしていました、これまでは。

べつにすることないんですよ、いま。書きたい文章もあるんですけど、どうも気持ちがのってこない。スポーツや映画や本や、なんだかんだで、テーマはそろっているんですけど。毎日、書けるくらいはね。

でも、なんかやる気になれない。俳句だけは、気持ちに鞭打って続けようとはおもっていますよ。

そうそう昨日、お気に入りの革

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体力がいるな~

もう九月も終わりですね。秋は好きな季節なのですが、今年の九月は…。夏バテだったのでしょう。ほとんどなにもできなかったという感じです。よく眠れなかったし。 

前回、mixiのこと振り返りました。数年前にもかかわらず、よく書いてますね。自分でも驚きます。 

それに比べ、最近の作句のスピードのなさといったら、情けない。 

ただ、ひとつ感じることはあります。有季定型のほうがフットワークが使えたのかな

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マイ・フェイバリット・シングス① UMAについて

よく本がなくなります。貸したら返ってこなかったり、親に捨てられたり、とがっかりすることが大半ですが、本当に消えてしまうように見つからなくなった本も多いです。探しても見つかりません。

そんなときはこう思います。「本は共食いするのだ」。毎日新聞のコラム「余禄」に「ソックスが片方なくなるのは、共食いするからだ」という文章(の引用。たぶん…)が記憶に残っているからです。 

前置きが長くなりました。しょ

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好きな作家②藤枝静男

ツイッター上で自分の自由律俳句について「でたらめ宣言」なるものをしたことがあります。これは藤枝静男が対談の中での発言「でたらめにも、なんらかの意味がある」(←うろ覚えですが)に、とても納得したからです。感銘といってもいいほどです。

自分は一時期、私小説をよく読んでいました。疲れていたのかもしれません。他人(文士)の生活をのぞき見して、自分のほうがましだな、と思いたかったのかもしれません。近松秋江

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たばこと俳句

たばこと俳句

愛煙家になって二十数年になります。なかなかやめられないし、やめる気もあまりありません。肩身は狭いですけどね。

俳句つくっていると、吸いたくなります。写真は前回、書いた、福岡で配ろうかと思っているコピーです。ゴールデンバットは大きさの比較、ではなく、一部紹介のための「障害物」ですね。 ゴールデンバットは両切りで吸いにくいので、ちょっと苦手。デザインはいいですけどね。

いちばん好きなのはハイライト

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趣味は?………

酔っぱらって、調子にのっているとき「趣味はなんですか?」と聞かれて、いきおいで「俳句です」なんて言っちゃうことがあります。

「しまったな~」とすぐ思うんですが、聞き手はたいてい「いい趣味ですね」「風流だ」なんて答えて、そのうえ「どうですか、一句作ってみてくれませんか」と来られると、もうお手上げ。

「れんげ素晴らしくてわれわれは同じうそつき」

もう適当に作っちゃう(まあ、この適当が自分の作品と

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固有名詞について

一時期、固有名詞をよく使ったことがあります。いまもときおり、使います。

アクセントというか、句に違和感を与えるというか―自分ではそう思うんでしょうね。

人名が好きでした。特にプロレスラー。プロレスのリングネームってうさん臭くて、それでいて的を射ていて、響きもいい。過去作を見てみると、

・迷子となれ中年ブルーザー・ブロディのように

・かのじょガム噛むダイナマイト・キッドが来る

・アンドレ・

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好きな作家①西脇順三郎

好きな作品はいっぱいあります。でも、好きな作家って考えてみると少ない。

以前のコラムで、現代詩を書いていたことに触れました。

なぜ、現代詩を書きはじめたか。西脇順三郎がいたからです。

西脇の名前は、高校生のころから知っていました。

ちょこっと読んだこともあります。作品は覚えていません。

気になったことだけは、記憶しています。

それから二十年後ぐらいでしょうか。つい最近ですね。長期入院す

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俳句の作法

前回のコラムで「てきとう」と書きましたが、

作句の際、自分なりの工夫というか作法はあります。

ひらがなをなるべく使う点です。

自分は、俳句は音読しても楽しく、でもそれ以上に、

文章を見て面白いと感じてもらいたいからです。

だから漢字は堅苦しい印象になり好きではありません。

ひらがなの方がゆるくて、それでいて羅列することで呪文のような効果があると思います。

ほとんど作品の書き出しはひら

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なぜ自由律俳句なの?

なんで、自由律俳句なんでしょうかね。

これまで現代詩や有季定型の俳句は作ってきました。

自由律俳句を始めたきっかけは、正直、覚えていません。

ヒマだったんですかね。尾崎放哉、種田山頭火ぐらいは知っていましたけど。

だから、何をもって「自由律俳句」なんだ、と聞かれても困るんです。

しいていうなら、自分の呼吸のリズムにあった「俳句」―というぐらいです。

説得力ありませんね。

でも、五七五

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