趣味は?………

酔っぱらって、調子にのっているとき「趣味はなんですか?」と聞かれて、いきおいで「俳句です」なんて言っちゃうことがあります。

「しまったな~」とすぐ思うんですが、聞き手はたいてい「いい趣味ですね」「風流だ」なんて答えて、そのうえ「どうですか、一句作ってみてくれませんか」と来られると、もうお手上げ。

「れんげ素晴らしくてわれわれは同じうそつき」

もう適当に作っちゃう(まあ、この適当が自分の作品といえばそうなのですが…)。

反応はまあ、同じですね。「五七五じゃないんだ」「俳句ですか?」

「自分がやっているのは自由律俳句なんですよ。五七五とか季語とか関係ないというか、このスタイルが好きなんですよ。面白いですよ。作ってみます?」と言うようにしています。

ここで、だいたい話は一段落ですね。次の話題に移っちゃう。飲み会の席に文芸好きなかわいい女の子がいて、すこしつっこんだ質問してくれる―なんてことはないですね。つっこまれても困るしね。

つまり、自称・俳人、特に自由律俳人はこうした局面になると非常に難しい対応を迫られる、ということですわ。

飲み会などで「趣味は俳句」という人はそっとしてあげておいてほしい、とまでは思いませんけど、結構、地雷の可能性はありますよ。場がしらける可能性は否定できない。酔いが回ってくると、逆に「かましたろうか」と思うこともありますしね。

すいません。たちの悪い自由律俳人の愚痴です。

岡山、倉敷の自由律俳人のみなさん、飲みましょう。


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