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norra 的、庭で好きな樹種、使いやすい樹種 #0105
よく聞かれる質問の一つに、「何を植えたら良いかわからないから教えて!」というものがあります。
基本的には、自分がいいな!と思うものを植えるのが良いと思いますが、ワタクシはこんな樹種が好きだなーというものや、こんな樹種は使いやすいよ!というものを紹介してみたいと思います。
もちろん、みなさんそれぞれあると思いますので、ぜひ教えてね!
高木で好きな樹種はこれ!
まず樹木はざっくり高木、中・低木
既にそこにあるものとの共同作業:「風景を作る」とはどういうことなのだろう #0104
庭を作るときに悩むことの一つが、風景をどうやっておさめるか、ということなんですな。
庭を作る、ということは要するに風景を作ることかなーと思っています。
風景は風景だけで存在していなくて、建築や周辺の景色、フェンスや既存の庭木などの中にどうやって「溶け込ませつつ、際立たせるか」といった感じになるのかな。
一番参考になるのはやっぱり、自然の風景。どんなふうに植物が生えているのかなーというのは本当に
A様邸の進捗状況から見る作庭の進め方 #0103
前回の内容踏まえ、現在進めている個人邸(A様邸)のこれまでの経緯を振り返ってみようと思います。
7割方までできてきたかなーという感じですが、どんな感じで進めているのか、より具体的に見えるかな??
フラットな空き地を庭に変えていく
ご相談を頂いたのは昨年の5月。ちょうど出店していたイベントでお声がけいただきました。安定の口コミですw
そこからお伺いし、何度か打ち合わせを重ねました。新築から数年た
作庭ってどんな感じで進めるの?〜①前さばき編 #0101
現在、4月5月は庭業界にとっては最高の繁忙期。作庭の仕事ってどんなプロセスで進めてるのよ?というのはご存知ない方も多いのかもしれません!
ということで、どんな感じで庭作るの?という作庭の話をしてみたいと思います。今回は前準備的な話(主に土木作業)ですかね。
庭の作業ってとにかく7割は「地味!」なんです!
春に照準を合わせてプランを立てる(寒冷地限定)
まず案件を取ってくるところですが、現状
身体性の話の続き、デンマークの学校で思い出したこと #0100
さて前回、身体性からくる「衝動」とか「情熱」が大事だよ、って話を書いてましたが、翻って今の自分はどうなんだい?と言う話です。
わたくしは、幼少の頃はとにかくものを作るのが好きで、身体性バリバリだったのですが、高校大学くらいでご多分に漏れず受験→就職と言う名の「才能ごろし」段階に突入し、すっかり自分を見失いましたね、、。
こんな感じから、どうやって元の感じを思い出していったのか、そんで今どうなの
身体性から溢れる情熱が出発点なのだ!ーCOTEN RADIO 番外編を聞いて #0099
「なんだかわからないけど、ついやってしまう衝動」みたいなものを、誰しも持っていると思うんですよね。
今回のCOTEN RADIO のこの番外編、この辺の話を「そうだそうだ!」と話してくれて、とても良かったです↓(前編は人を選びそうなので、中編を添付w)
自分にもヤンヤンさんと同じような体験があったので、この番外編の内容はとても響きましたよ、ええ。
詳しくはぜひ聞いてもらいたいのですが、わたく
【DIY高断熱の家への道】人と作業すると、力は2倍以上になる #0098
久しぶりに、家の話です。
現在、ハーフセルフビルドの家を作っています↓
最近の進捗と、最近ヘルプに入ってもらう人を増やしたことによって、人とやるとこんな良さがあったよ!(今さら)ということを書いてみようと思う次第です。
自分の中で、自分自身ここを改善するともっと良くなるよなーと思うことの一つに、「人の力を借りる」と言うことがあります。何しろ、何でもひとりでやりがちなので、人の力をうまく使うこと
そこに物流はあるのかい?個人造園業の物流事情 #0097
わたくしは個人で造園業を営んでいる関係で、とにかく植物の物流をどうする!?ということを日々考えているのです。
宅急便で送れるサイズは良いのですが、庭木に使うようなでかいサイズってどうやって運んでいるか、みなさんご存知でしょうか?その辺のちょっとマニアックな物流事情を書いてみたいと思います。
以前、農業の会社でトマトを販売していたことがあったのですが、とにかく農業も物流が命!とにかく何につけてもと
植物を自分で増やして「複利」を学ぼう! #0096
そろそろ東北も種蒔きシーズンに入るのですが、種蒔きでいつも思うのが、「植物の種ってのは、完全に複利の考え方だよなーー」ということなんですね。
おそらく農家の方はこのことを実感することが多いと思うのですが、要するに1本の木や苗から取れる種の数がハンパないんです。1本の苗さえあれば、どんどん増やしていけるってことで、食料用の作物にはもってこい。
造園も本来はこの考え方で増やしてきたのですが、いまや
東京グリーン訪問記:「人が集まるグリーン」ってどんなだろうか #0095
久しぶりの東京です。
庄内⇄東京日帰りだったのですが、仕事ついでに、今まで見れていなかったグリーン関係の場所を見てきました。木下さんが言っていた観点も参考にしながら見ていくと、なかなか面白かったです。
しかし。やはり久しぶりに東京を巡ると、自分が面白いと思える場所は変化しているなーと思います。まあ自分側が変化したから、とも言えるわけですが!
虎ノ門ヒルズ TSITEのグリーン設計を見てみる
(Voicy)ズバリ相談室の内容踏まえ:価値としてのグリーン、ランドスケーピングの可能性 #0094
先日、voicyの木下斉さんの放送で、以下の質問をしました!!
↓(chapter.3, 33:20あたりから)
ランドスケーピングの可能性について話して頂きましたが、「まさに!」という内容の数々でした。フロントラインで活動されている木下さんから詳細に答えていただいて、本当にありがたい限りです。
ポイント盛りだくさんだったのですが、特にグリーンやランドスケーピングの可能性について、自分なりの観
抽象画としての庭ー人間の目に見える「自然」は「自然」ではない #0093
はい、またまたマニアックな話です!
前回「庭のかたちが生まれるとき」の感想で少し触れたのですが、人間の目に「自然に見える」というのは、実際の「自然」とは違うっぽいよね、という話です。
不思議なもので、実際の自然状態と、人間の目に見える「自然」ってのは別物なんですな。これ系の話はこれで一旦オシマイなのでご容赦をば!
庭は抽象画である
「庭のかたちが生まれるとき」で途中、石組は抽象画だ、と言う
庭のメタ視点とはー「庭のかたちが生まれるとき」(読みかけ)の感想 #0092
この本、まだ読み途中なのですが、大変に興味深いので一度書いておこうと思います。
今まで、自分の仕事として庭の話をいくつか書いてきましたが、それは割と事業方面から書くことがほとんどだったように思います。
んが、自分はどちらかというと初めはひとつの「制作物」として見ていたので、そのことを思い出すきっかけにもなりました。また、庭はメタ的な環境の一部だ、ということを思い出させてくれる本でもあります。
独立後初めての作庭仕事を振り返ってみる、の巻 #0091
独立して最初の大きな仕事は、4年ほど前に友人の飲食店の庭をデザイン/施工をしたことだったのですが、この仕事は割と好きにさせてもらって個人でやることの一つの指針となったのです。
最初の仕事ってやっぱり、良くも悪くも自分の今の仕事のベースになっているよなーと思い、4年前を振り返ってみて、今の自分に活かしてみようではないか、と思う超絶自分本位なことを書きたいと思うわけです。
当初の状況
当初の状況
やっぱり田舎の古いものは、可能性に溢れているよね #0090
先日、祖父が100歳で他界してしまい、その関係で長野は上田まで行っていました。祖父にはずいぶん可愛がってもらったので、残念なこと限りなしでしたが、100歳まで生きたら大往生と言って良いでしょう。最後まで頭はハッキリしていたので、本当に大したものだと思います。
さて、そんなこんなで久しぶりの上田。
実は庄内に来る前に祖父の面倒も見ながら住んでいたことがありました。新しいお店もずいぶんできていて、移