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#心理学

「自分には価値がない?」自己価値の低下を感じる理由

「自分には価値がない?」自己価値の低下を感じる理由


自己価値の低下を感じる理由は、過去・現在・未来のイメージ、トラウマ、虐待やネグレクトの記憶、自尊心・自己評価の低下、メンタルヘルスの問題など、たくさんあります。

自己価値の低下への対処法のポイントは、

・自分自身に優しくする
・思考や感情の文章化
・セラピストやコーチと協力して、否定的な思考パターンを改善する

などがあります。

なぜ自己価値の低下が起きるのか記事の初めに記載したように、こ

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「自己価値の低下」をやめる12の方法

「自己価値の低下」をやめる12の方法

幸いなことに、自己価値の低下を軽減したり、そのような思考をやめるには多くの方法があります。

自己価値の低下を感じたら、これからご紹介する心身に良いアプローチを実践してみましょう。

ポイントは、心身へのアプローチ、クリエイティブであること、リラックスと落ち着き、他者からのサポートです。

自己価値の低下をやめる12の方法1.思いやり

自己価値の低下を感じるのをやめるには、自分自身と健全な関係を

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「自分」というものは「他者との関係性」

「自分」というものは「他者との関係性」

心やメンタルを鍛えるには?この質問に対して現代科学の視点では、「心やメンタルというものは、自我や性格と同じで、それ自体が存在しないので鍛えようがありません」というのが正確な答えになります。

それと同時に、実在しない心やメンタル、自我や性格について論じたり、悩んだりする必要もないと言えるのです。

「心」は、脳の中で行われている情報処理の現象です。これは内部表現、ブリーフシステムとも言えますが、「

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ナルシストやガスライティングなどに関連する8本の映画の紹介

ナルシストやガスライティングなどに関連する8本の映画の紹介

虐待的な親からガスライターまで、ナルシストなどが関連する映画を8本まとめてみました。

DVDなどの購入については、海外版(言語:英語、字幕なし)もありますのでお気をつけ下さい。

愛と憎しみの伝説英題:Mommie Dearest

実在の大女優、ジョン・クロフォードの伝記映画です。華やかなスターとしての顔の裏に隠された、ナルシストの側面が娘との確執で描かれています。

様々なレビューで、主演の

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不安解消、IQ、集中力、記憶力アップ「モーダルトレーニング」

不安解消、IQ、集中力、記憶力アップ「モーダルトレーニング」

モーダルトレーニングは、脳への情報の入力である五感を使った体感型脳トレーニングです。

段階的に五感すべてをゲーム感覚で使用することによって、楽しみながら不安の解消やIQアップをしていきましょう。

モーダルトレーニングとは?モーダルトレーニングは、不安障害やパニック発作を和らげる認知行動療法(CBT)などのテクニックをアレンジしたものです。

五感からの情報を各感覚を切り離して、内省、内観的視点

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"傷つきやすいナルシスト"の対処法

"傷つきやすいナルシスト"の対処法

「傷つきやすいナルシスト」とどう向き合うかそもそも、ナルシストと付き合うことが難しいということは、皆さんもよく理解されていると思います。

「傷つきやすいナルシスト」に対処するポイントは、「しっかりとした境界線」を設定し、「公平な視点」を取り入れ、彼らの「表面に屈しない」ことから始めるのが最適です。

「傷つきやすいナルシスト」かどうかの判断基準は、「私はHSPだから特別」「他者より弱いから特別」

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HSPのライトサイドとダークサイド"傷つきやすいナルシスト"

HSPのライトサイドとダークサイド"傷つきやすいナルシスト"

HSPについて「おさらい」「敏感な人」「繊細さん」などの言葉で近年話題となったHSPという言葉ですが、今回はHSPのライトサイドとダークサイドをご紹介しようと思います。

HSPは1996年にアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン氏が提唱した言葉です。

アーロン氏のホームページ文章を一部引用すると、下記のようなことが記載されています。

・HSPは、全人口の15~20%に見られる
・病気ではな

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色々なキャラクターを分析すると面白い"パーソナリティパターン"

色々なキャラクターを分析すると面白い"パーソナリティパターン"

ここで扱う「パーソナリティパターン」という言葉は、一般的にはパーソナリティ障害と呼ばれているものです。

「障害」という言葉を使用しない理由は、その言葉を使うことによって、「障害=悪い」という思い込みを強めてしまわぬようにしたかったからです。

色々な特性を理解をすることによって、「差別・偏見の改善」「より良いコミュニケーション」「自己認識」「自己修正」などの役に立てばと考えています。

「パーソ

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ブレインパフォーマンスを上げる「ローアルファ波トレーニング」

ブレインパフォーマンスを上げる「ローアルファ波トレーニング」

「Have to」が能力低下を招く

人間は、「しなければならない」と感じている時、ブレインパフォーマンスが低下します。

ブレインパフォーマンスとは、記憶力、認識力、理解力、問題解決力など、思考にまつわる脳機能のことです。

「怒られたらヤダなあ」
「やりたくないなあ」
「早くここから逃げ出したい」

上記のような感覚は、雑念、不安、緊張などを生み出します。

「しなければならない」という感

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マネースクリプト「金銭的ドリームキラー」の撃退法

マネースクリプト「金銭的ドリームキラー」の撃退法

マネースクリプトとは、簡単に言うと「お金に対して無意識的にどう考えているか?」というものです。

①金銭忌避:お金=悪、「自分は高収入に値しない」
「お金は恐怖、不安、不快のもとだ、お金持ちは悪い人で、簡素な生活が美徳なのだ」と信じている。

②金銭ステータス:人の価値=お金の量、「お金はステータスだ」
この考えの人は、低収入、低資産、借金、ギャンブル依存などに陥りやすいリスクがある。

③金銭崇

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「マネースクリプト」稼げない人は心を置く位置が問題

「マネースクリプト」稼げない人は心を置く位置が問題

マネースクリプトという考え方「マネースクリプト」とは、金融心理学者ブラッド・クロンツなどが提唱する「お金に関する考えの中核、マネー行動を起こさせる原動力」というものです。

少し簡単に言うと「お金に対して無意識的にどう考えているか?」ということです。

4パターンの「マネースクリプト」

①金銭忌避:お金=悪、「自分は高収入に値しない」
「お金は恐怖、不安、不快のもとだ、お金持ちは悪い人で、簡素な

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「誤解を解く方法」ガチガチのインファイターにはアウトボクシング

「誤解を解く方法」ガチガチのインファイターにはアウトボクシング

ガチガチの頑固者や、ズレすぎた間違えをガッツリ信じてしまっている人、言っていることがあまりにもチグハグすぎる人に遭遇すると、

「この人やっべぇ、なんとか軌道修正してあげないと…でも、こういう人って難しいよな、どうしようかな」

このような時があると思います。

こういう人はどのように軌道修正すれば良いでしょうか?

相手との利害関係がなければスルーという手もありますが、「どうしても軌道修正したい

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「自責と他責」どちらがラッキーブレインか?「統制の所在」ローカスオブコントロール(LOC)

「自責と他責」どちらがラッキーブレインか?「統制の所在」ローカスオブコントロール(LOC)

↑ラッキーブレインの基本

↑ラッキーブレインの土台作りに

統制の所在 ローカスオブコントロール(LOC)「統制の所在」(ローカスオブコントロール(Locus Of Control))は、米国の臨床心理学者ジュリアン・ロッター氏によって提唱されました。

「統制の所在」(ローカスオブコントロール)は、行動を統制する意識が「自分にあるか、他者にあるか」を分類する考え方のことを言います。

あらゆる

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リラックス状態を意識的につくる「アンカー&トリガー」

リラックス状態を意識的につくる「アンカー&トリガー」

人類最大の敵は「緊張状態」高いパフォーマンスを発揮できる人は、いつもリラックスをしているので「緊張状態」に対して強いのです。

「ピンチはチャンス」という言葉はわかっていても、本当にピンチな時にリラックスをして頭を働かせて行動ができる人は少ないはずです。

ある武術家の女性から聞いた体験談ですが、「どんなに強い武術の達人から護身術を教えてもらっていても、実際に暗闇の中で後ろから男性につけられた時、

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