ナルシストやガスライティングなどに関連する8本の映画の紹介
虐待的な親からガスライターまで、ナルシストなどが関連する映画を8本まとめてみました。
DVDなどの購入については、海外版(言語:英語、字幕なし)もありますのでお気をつけ下さい。
愛と憎しみの伝説
英題:Mommie Dearest
実在の大女優、ジョン・クロフォードの伝記映画です。華やかなスターとしての顔の裏に隠された、ナルシストの側面が娘との確執で描かれています。
様々なレビューで、主演のフェイ・ダナウェイの演技がすごいと言われていますので、一見の価値があると思います。
例えば、
怒りによって庭のバラを全て切る
ドレスが針金ハンガーにかかってる事に激怒
洗面所が汚いと粉洗剤を撒き散らす
歯向かってくる娘を締め殺そうとする
など、、
ガス燈
英題:Gaslight
1944年のアメリカ映画で、意図的に誰かを操って正気を疑うという「ガスライティング」の語源になった映画です。
結婚を機に叔母が殺害された家で暮らすことになったポーラ。彼女はガスライターの夫から物忘れや窃盗癖を指摘されるようになり、次第に自らの正気を疑うようになります。
精神的に追い詰められていくポーラの恐怖と謎を描いた心理サスペンスの名作で、ポーラ役のイングリッド・バーグマンはアカデミー主演女優賞を受賞しました。
プラダを着た悪魔
英題:The Devil Wears Prada
本作品は、実在のファッション誌「ヴォーグ」の編集者アンナ・ウィンツァーに基づいていると噂されたり、「本当の悪魔は?」という議論がいまだに続いています。
Runwayというファッション雑誌のナルシストな編集長であるメリル・ストリープ演じるミランダは、普遍的なナルシスト度の高い上司と言えるでしょう。
それに対して一般的なレビュアーは、「やり手の上司」と称賛していることに違和感をおぼえます。
レイチェルの結婚
英題:Rachel Getting Married
「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督の作品で、アン・ハサウェイ扮する元麻薬中毒、アルコール依存症でリハビリ帰りの妹を中心に家族の傷がどんどん露呈していくというストーリーです。
アン・ハサウェイはこの役でアカデミー主演女優賞にノミネートされました。
この映画は、トラウマが家族に与える影響と、それを家族が対処する自己陶酔的な傾向について描かれています。
沈黙のジェラシー
英題:HUSH
妊娠を機に結婚をしたヘレン(グウィネス・パルトロウ)は、夫の実家でナルシストの母親マーサ(ジェシカ・ラング)と同居をするうちに、異常な息子への愛情に気づき、母親の過去の実態を聞かされるうちに命まで狙われるという家庭内スリラー作品です。
ジェシカ・ラング扮するナルシストな母親(姑)マーサは、夫婦仲を引き裂き、孫を我がものとして育てるために手段を選ばずに行動していきます。
レベッカ
英題:Rebecca
レベッカは、1940年に大絶賛されたダフネ・デュ・モーリアの小説を映像化したアルフレッド・ヒッチコック監督による渡米代一作のサイコスリラー映画です。
主人公は妻を亡くした富豪と結婚し、彼の大邸宅に移り住んだが、家政婦から向けられる敵意や色濃く残る前妻レベッカの影、主人公は次第に追い詰められていくというストーリーです。
2020年にNetflixでリメイク配信もされています。
マチルダ
英題:Matilda
インチキを絵に描いたような中古車ディーラー夫婦は、天才超能力少女マチルダを授かります。しかし、共感性のないナルシストな両親は、マチルダを部屋に閉じ込め学校にすら行かせません。
天才が羽ばたくことをナルシストな親や周囲の人間が食い止めようとするストーリーの古典とも言える作品です。
家を飛び出したマチルダは小学校に通えるようになりましたが、そこにもサイコパスとマキャヴェリズムが待っています。
今回ご紹介した映画の中ではかなり明るく、勇気や元気が出るようなストーリーです。
Netflixではミュージカル調にリメイクされています。
ミスター・アーサー
英題:Arthur
生まれながらにして、何一つ不自由のない暮らしをしていた財閥の御曹子でアルコール依存症のアーサーは、優雅な独身生活を送っていましたが、父親から政略結婚を命じられます。
そろそろ年貢の納め時と結婚を覚悟したアーサーの目の前に突如として現れたのは、初めてハートにズシンとくる女性リンダでした。
リンダの影響によって、アーサーは物事を真剣に受け止め始め、成長していくというロマンティック・コメディ作品です。
2011年にはリメイク版も登場しています。
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