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こじらせアラフォーのいろいろやり直したい日記(旧:毎日千字)

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みんなが青春時代に悩んでいたようなことを、いまだにこねくり回し続けているアラフォーが、楽しくなったり悲しくなったり考えすぎててよくわからなくなったりしたことをとりとめもなく書き留… もっと読む
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#読書

8/8 歌詞はまっすぐなラブレター

 あゆ、こと浜崎あゆみの過去の恋愛が暴露されているとして話題の『M 愛すべき人がいて』(小松成美著)を読んだ。

 わたしが一番あゆの曲を聴いていた1998-1999年、ちょうどその頃のことが書いてあった。あの頃のあゆの曲、好きな曲がいくつかあるのだけれど、それらは全部、あゆが愛する人に向けて書いた、ひたすらにまっすぐなラブレターだった。その頃のふたりの物語を知ると、歌詞は、もうなんというか感情も

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8/6 蜜蜂と遠雷

 今日に日付が変わって数時間経った深夜、遅ればせながら『蜜蜂と遠雷』(恩田陸著)を読み終わった。

 『蜜蜂と遠雷』、直木賞にノミネートされたときからピアノものだと知って興味を持っていたのに、直木賞を獲って、さらには本屋大賞まで獲って、おもしろさは保証付きになっているのに、ハードカバーの厚み(500ページ超)に怯んで後回しにしていたら、そのうちにもう上下分冊の文庫がでてしまって、なんなら映画化も決

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5/22 マジカル自分

 『マジカルグランマ』(柚木麻子著)を読んだ。感想のような。とっちらかった読書メモのような。



 読む前は、主人公がおばあちゃんだという事前情報と『マジカルグランマ』というタイトルと、著者の『ランチのアッコちゃん』シリーズのアッコちゃんのイメージから、魔法少女ならぬ魔法おばあちゃん≒『主人公のおばあちゃんが、まるで魔法を使っているかのように軽々とまわりの人たちの様々な悩みや問題を解決していく

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5/16 「趣味は読書です」

 以前は、「休日、何して過ごしてるの?」と聞かれるのが苦手だった。ゆっくり寝るのは好きだけれど、「寝てたら一日終わります~あははは」では会話がそれ以上ふくらまないし、もうちょっと余暇を楽しんでいる感を出したい、という見栄っ張りなところもある。趣味で余暇も充実しています、みたいな返しをして、そこから話も広げて盛り上がりたいと思っていた。でも、堂々と人に言えるような趣味もなく。なので、これ系の会話が始

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1/16 理想のおばあちゃん像

 『きれいなシワの作り方』(村田沙耶香著)という本を読んだ。産む産まない問題や、アラサー女性の『ちょうどいい』『アラサー女性らしい』振る舞い方とは?問題など、アラサー(というか、30代)女性の心や体、考え方なんかについてありのままを綴られたエッセイ。全編通して同意の嵐で、「わかる〜!」とか「そうなんだよ!」とか、誰もいない部屋でひとり相槌を打ちながら読み進めた。おもしろかった。

 『殺人出産』や

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11/13 本に手をさしのべられる

■昨日の続き。
『コンビニ人間』(村田紗耶香著)を読んで、主人公と自分を照らし合わせて、自分で自分の社会不適合者なところにスポットライトを当てて、「わたしはなんてダメ人間なんだ……あうぁ」と、メンタルどつぼに落ちてしまった、その後。
■『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(花田菜々子著)を手に取った。
内容は、タイトルそのまま。ヴィレヴァンの店長

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11/12 本に突き落とされる

■本を読むとき、自分の気力・体力の充実度合によって、ちょうどよい内容やレベルの本、というのがあって、自分と本がばっちりハマると、それこそはぐれメタルを倒したくらいのレベルアップを感じることがある。逆に、本自体はとても素晴らしいのだけれど、「今読んじゃダメな本だったー!」という、そのときの自分の状況のせいで、打ちのめされて瀕死のダメージを負ってしまうような読書体験も、ときどき、ある。ただ、「なんでこ

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9/28 本を読むときの体勢

■のどが痛い。『風邪ひいたかも』じゃなくて、『風邪ひいた』だ。鼻水は出なくなったけど、のどが痛いし、頭がぼーっとする。縦になってるのつらい。ので、一日横になってスマホ眺めて過ごした。図書館から借りてて返却期限が迫っている本が4冊もあるのに、全然読めなかった。横になって読もうと思って持ってきてはあるのに、実際に横になると途端に本は読めなくなる。仰向けだと本持ち上げるの重いし、うつ伏せからの上半身持ち

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