「仕事命!」ではない女性はどうしたらよいのか?
今の時代、ジェンダーフリーが良いとされているため、男性も、「仕事命!」である必要はない。しかし、女性の場合は、どうしても妊娠というハンディキャップがあるので、余計に「仕事命!」という生き方はしづらい。子供が一人ならば大丈夫だろうが、子供が3人いて総合職としてバリバリ働くのは厳しい。しかし、令和の現代は、一般職として働く選択肢はほぼ無くなった。商社も金融も、一般職を廃止しつつあるからだ。女性も、男性と同じように働くことが社会として「当然」のようになりつつあるのだ。非正規雇用という仕組みの導入で、男性も工場労働者が期間工などで代替され、割を食った。しかし、女性も、今までは一般職だったのが、派遣や契約などの非正規雇用に代替され、相当な割を食ったと考えられる。しかも、最近の東大京大一橋大早慶あたりの若いエリートは、「パワーカップル」の結婚を重視しており、年収の低い女性は眼中にない傾向にあるらしい。そのため、「仕事命!」ではない女性は非常に選択肢が少ない、厳しい時代になったと思う。
一般職の雇用が激減していることは、「ゆとり世代のしんがり」さんが書かれているので、引用したい。
一般職の雇用が減り、かといって総合職でやっていくのも厳しい・・・そうなると、頼みの綱は「手に職」である。看護師・薬剤師・公認会計士などの資格専門職や、SAPやAWSなどのIT専門職であれば、年収を妥協すれば(年収500万円程度)、いくらでも働き先はあるだろう(ただし、都内の話。地方だと年収300~400万円まで妥協しないと働き口はないかもしれない)。
ただし、これにも難しい点がある。実は、薬剤師のような資格専門職であっても、リスキリングは必須だ。というのも、求職期間中に新薬や薬機法の改正などがあると、それを知っていないと職場で迷惑をかけることがある。やさしい温かい職場であれば丁寧に教えてくれるかもしれないが、全員が優しい同僚ばかりとは限らないのだ。ITなんかは完全にそうだ。SAP S/4など最新の知識にアップデートできていないと、邪魔者扱いされる危険性すらある。
もしくは、工事現場や大工、電気技術者などもありだと思う。非常に人手不足なので、知識と体力があれば何とかなるだろう。ただ、夏場は暑いし、冬場は寒いし、かなり厳しい仕事である。求人倍率は低い(というか歓迎される)が、仕事に耐えられるかは別物だ。
女性が、子育てと、働くことを両立するのは非常に難しい時代になった。かといって、専業主婦というのは、今の時代は「時代遅れ」とみなされ、婚活でも非常に厳しい目で(白い目で)みられてしまう。女性の生き方は、令和の今は、本当に悩ましいのだ。
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