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癌になって健康を手に入れた

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2019年夏にゼロステージの乳ガンの告知を受けるが手術はせず、全ての創造主である神への祈り、薬膳の実践と養生で、乳ガンが癒されたストーリー。
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2020年7月の記事一覧

がんの治り方

がんの治り方

「がんの中医学養生」講座で配られた資料には「がんの治り方」という項目があった。私は癌は治らない不治の病、死の病と思っていたので、癌が治ると聞いただけでとても励まされた。

先生は、血液は3ヶ月で一巡するので、養生を始めるとまず血液から効き始めるので、養生は3ヶ月は続けることが大切だという。すると食欲が出て、顔色、手の色が良くなり、効果が見えてくるという。先生が写真を見せてくれたが、癌の状態が悪いと

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がんの中医学養生

がんの中医学養生

MRI検査結果の翌日の午後は、私の通っていた薬膳学校で「がんの中医学養生」公開講座があった。3ヶ月前にこの講座に申し込んだ当時、私は癌ではなかったが、周りで癌患者が増えていたので助けになれればと思い申し込んでいた。まさか、それが自分のための講座になるとは、まるで全てのタイミングが計画されているようだった。

講師は、薬剤師・国際薬膳師・国際中医師で、癌をはじめとする難病の漢方養生相談をされていて、

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祈りの戦士

祈りの戦士

翌朝、9月から始まるバイブルスタディのグループリーダーズミーティングに行った。そこで、私の乳ガンについてリーダーから短い説明があり皆が祈ってくれた。その時、私が風邪をひいていたため咳き込んでしまうと、友人が咳き込む私を見て憐れんで泣いていた。私は、咳は癌の症状にではないのにと思いつつ、やはり癌は死を予感させる病なのだと改めて感じた。

そこには、昨年私のグループメンバーだったが、今年はグループリー

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戦いの始まり

戦いの始まり

MRI検査の当日、友人が病院に一緒に来てくれた。友人は、診察の前に私のために祈ってくれて、私達は共に診察室に入った。

医師のデスクのモニターには、私のMRI検査結果の画像が映し出されていた。MRI検査画像では、癌の部分は白く光って見える。結果、右胸の癌は消えているどころか、左胸にも新たな小さな癌の疑いが見つかっていた。友人は険しい表情をしていた。

医師は私の顔を見て反応を待っていた。私はどのよ

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祈られる力

祈られる力

乳ガン手術はしたくないという私の思いや祈りとは関係なく、病院では着々と乳ガン手術の準備が進んでいた。手術に関する入院や費用についての説明があり、手術する位置を特定するためMRI検査が行われた。

MRI検査は、しこりとそうでない組織を鑑別することができ、しこりの画像を鮮明に写し出すために造影剤が使われる。私は、「こんな検査しても私は癒されるのだから無駄なのに…」と思いつつも、看護師と専門医に従い、

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