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がんの中医学養生

MRI検査結果の翌日の午後は、私の通っていた薬膳学校で「がんの中医学養生」公開講座があった。3ヶ月前にこの講座に申し込んだ当時、私は癌ではなかったが、周りで癌患者が増えていたので助けになれればと思い申し込んでいた。まさか、それが自分のための講座になるとは、まるで全てのタイミングが計画されているようだった。


講師は、薬剤師・国際薬膳師・国際中医師で、癌をはじめとする難病の漢方養生相談をされていて、ご自身も癌の養生で回復された女性の先生だった。先生の話は冒頭から驚きの連続だった。


まず、現代は「2人に1人が癌になる」と言われているが、実は2人に2人が癌になっており、1人は毎日癌を治していて、1人は発病しているというのだ。また、3人に2人は、癌はあるが問題はない、または癌が消えているのだと。


さらに、80歳以上でかかる癌は、神様からの贈り物だというのだ。なぜなら、80歳以上の場合、癌はゆっくり進行し、痛みも苦しみもないため、安らかに亡くなるために神様が準備をしてくださっているのだと。確かに人は誰でもいつか死ぬが、誰もが苦しまずに眠るように死にたいと思っている。しかし、自分がどのように死ぬかについては、私達は自分でコントロールができない。癌は痩せ干そって、痛み苦しむイメージが大きいが、実は癌そのものではなく、治療による苦しみが大きいという。


では、なぜ癌になるのか。それは、私達には60兆個の細胞があり、そのひとつひとつの細胞に意志があり、癌になる原因は、心の問題が一番大きいという。また、心が変わると癌が消える人が多いと。そして、先生は乳ガンになる人の心の状態をひとつずつ挙げていった。


・母性が強い、お世話好き

・自分より他の人に一生懸命

・辛くても我慢してしまう

・ご主人や子どもを思い通りにしたがる

・人は分かってくれない

・家族や自分で身体に不安

・完ぺき主義

・心で泣いても顔は笑顔

・自分のために時間を持っていない


癌になりやすい3G

・がんばる

・がまん

・がんこ


先生は、さらに癌になりやすい食事と生活習慣について説明された。

・甘いお菓子・ジュースの摂りすぎ

・トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)の摂りすぎ

・過労・睡眠の質が悪い

・運動不足・筋肉の無刺激

・呼吸が浅い (低酸素)

・冷えなど


私はこのほとんどが当てはまり唖然とした。この数年、まともに休むことなく、仕事や教会の奉仕、エデン農園に励んできた。食事は甘いお菓子やコンビニおにぎりで済ますことも多く、最近は運動不足で腰痛が酷くなっていた。もちろん祝福もあったが、年齢も重ね知らず知らずのうちに、自分の心と身体に負担をかけていたことに気づかされた。


次に先生は、がんの治り方について話し始めた。

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