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エデン農園

Then God said, “Let the land produce vegetation: seed-bearing plants and trees on the land that bear fruit with seed in it, according to their various kinds.” And it was so.

Genesis 1:11 



私達が普段食べている野菜の種類はどれくらいあるか? ジャガイモ、トマト、レタス、キュウリ…etc. 30種類挙げられたら良いくらいだ。最初に神が創造された地球には、今私達がスーパーで見かける野菜の種類を遥かに越える数の種類の野菜が存在していた。


人口増加に伴い、食料生産も大量生産されていく中で、大量生産しやすい野菜が選ばれ、大量に収穫できるように、見栄え良く均一な形になるように、または人間の利便性のために種のない果実が成るように種は改良されて行った。また、雑草や虫を農業の敵とし、除草剤や殺虫剤によって駆除し、肥料(化学でも有機でも同じ)を与えて、不自然なやり方で野菜を大量生産した結果、毎年大量の農薬(除草剤、殺虫剤、化学肥料)が地面を通じて、川を下り、海に排出されている。この先に私達にどのような未来が用意されているかはご想像の通り。


地球を本来の姿に戻すという意味を込めて名付けられた「エデン農園」。エデン農園は、無施肥、無農薬の自然農で植物の特性を活かし、自然にその土地に生息する植物含め、複数種を競合共生させることで、生態系の構築を目指している。エデン農園は、2017年3月にスタートしたが、今まで害虫が発生したことも、野菜が虫に食いつくされてしまったこともない。



例えば、キャベツの青虫は害虫ではなく、大切なパートナーだ。キャベツは実がなるまで沢山の葉が次々と生えてくる。その葉を青虫はモリモリ食べて成長し、沢山の糞をする。その糞は朝露によって、キャベツの根っこに流されていき、キャベツの肥料となるのだ。青虫が美しい蝶となって飛び立つ頃に、キャベツの葉は内向きに巻き始め立派なキャベツの実がなる。人間が青虫を駆除し、肥料を与えなくても、キャベツと青虫は共存しているのだ。



エデン農園では、F1という1年目は均一に実がなるが翌年はろくな実がならない種は使用していない。通常農家は、このF1の種と除草剤や殺虫剤、化学肥料をセットで毎年農協から購入している。小麦やトウモロコシは改良されすぎたために古代種は存在しないと言われている。残念だが、エデン農園の環境でF1のトウモロコシを植えてもろくに成長しない。種そのものが指定の肥料なしには育たないように都合良く改良されてしまっているのだ。本来、神はそのように野菜を創造されていない。


[創世記 1:11]

 神は仰せられた。「地は植物を、種のできる草や、種の入った実を結ぶ果樹を、種類ごとに地の上に芽生えさせよ。」すると、そのようになった。


エデン農園の野菜の種は、全て固定種なので、野菜達は形も様々、皆個性的でかわいい。人間もひとりひとりの個性、形があって美しいように、神の美学は多様性なのだ。

https://www.instagram.com/theedenfarm/

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