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【ヒモ男シリーズ】ヒモ男の幕開け

前話「ヒモ男、寝取られる!?」

 俺はコンパスヒモ。今日は久々のオフだぜ。昨日、夕方から女を3人ハシゴし、帰りは早朝だったので、昼過ぎまで寝てたんだぜ。ぼうっとした寝ぼけ眼でテレビをつけてみると、『踏まれてマンボ』とかいうふざけたタイトルの昼ドラがやってたぜ。見るともなしに見ていると、新婚で夫の実家に同居している若い嫁が、姑や小姑たちからいびられながらも、めげずに生きて行く話のようだぜ。ひときわ意地の悪い小姑を見て驚いたぜ。俺が高校1年のときに地元に来た劇団の看板女優・ヨニデルだぜ。おそらく32、3だと思うが、9年前とさほど変わってないぜ。当時のことが思い出され、俺の心はレモンの汁がかかったような酸味に支配されたぜ──。

   *

「あー、なんか楽しいことねえかな」

 高校1年の夏休み、部活もバイトもないヒマな日は、クラスメイトのジゴ郎と、地元の駅前をよくブラブラしたぜ。

「腹減った」

 匂いにつられ、昼飯を食べようと安い定食屋に入ったぜ。一食税込500円だぜ。生姜焼き定食を食い終わり、俺はポケットから出した金をテーブルにぶちまけ、勘定をしたぜ。

「やべえ、俺450円しか無え。100円と50円間違えてた」

「俺は500円玉1枚」

「皿洗いか……?」

 ふたりで頭を抱えていると、バン! と俺たちのテーブルを叩く音がしたぜ。驚いて顔を上げると、20代前半くらいの綺麗な女だぜ。

「これあげる」

 女が手を離すと、そこには100円玉が1枚あったぜ。

「えっ……? いいんですか?」

 俺の問いに、女は笑顔で頷いたぜ。

「その代わり、これを見に来て欲しいの」

 女は俺とジゴ郎それぞれに、チラシを1枚渡してきたぜ。

「来週のお祭りの日、すぐそこの小学校で舞台の公演をするの。私も出るから、是非観に来てね」

 チラシには『真夏の夜のゲリラ豪雨の前の夢』と書いてあるぜ。どうやら有名な演劇のパロディのようだぜ。

「分かりました……ありがとうございます」

 女はほほ笑みを浮かべてから、数人と連れ立って店から出て行ったぜ。

「ラッキーだったな」

「うん」

 チラシを裏返すと、キャストの写真と名前が載っているぜ。先ほどの女はヒロイン役のヨニデル代のようだぜ。

「俺、この日バイト入ってるから行けねえ」

 ジゴ郎がテーブルにチラシを投げながら言ったぜ。

「俺は行かないとまずいよな」

 100円の恩返しだぜ。幸い何も予定が入ってないぜ。公演は祭りの出し物のひとつなので無料だぜ。
 祭り当日、俺は公演の時間に合わせ、夕方6時に学校へ出向いたぜ。小さな野外ステージの周りの椅子には、チラホラと先客がいるぜ。俺は少し右寄りの後方に座ったぜ。それと同時に、不穏な電子音が流れ、けたたましい轟音に変わり、眩しい白い光がチカチカとステージを照らし、徐々に収まったぜ。すると、両袖からデル代と男がひとり出てきて、のんびり歩き出したぜ。

「通り雨がやむと、身も心も潤い、息を吹き返した恋人たちが外へ出て、また恋の喜びに浸るのだ」

 ふたりは幸せそうに手を繋いだり抱き合ったりしているぜ。

「ああ、お父さまが私たちの結婚を許してくださればいいのに」

 デル代が男に抱きついたまま、嘆いて言ったぜ。男はデル代を見つめ、

「真実の恋には障害がつきものなんだ……親の反対、身分違い、戦争、死、病気などか襲い、美しい恋はたちまち消えてしまう。闇夜の稲妻よりも、もっと儚い命となってしまうんだ」

「私たちの恋が真実という証だわ。苦しみは、物思いや夢、ため息や希望や涙と同じように、かわいそうな恋のお供なのね……耐えていくしかないんだわ……あなたを愛してる」

 ふたりはまた固く抱き合ってから下手へ消えたぜ。デル代のことを好きな別の男と、その男を愛する女が出て来て、なんやかやと言い争い、女がひとり取り残されたぜ。

「恋は目でものを見るのではない、心で見るから、恋のキューピッドは盲目なのよ……恋の心に分別なんてないから、相手を選ぶときによく騙されるんだわ。だから、キューピッドはいたずらな子どもと言われ、平気で嘘をつくのよね……あんな女のどこがいいの? あの人は以前、私のことを好きだと言ってくれたのに……それもいたずらだったの? もう耐えられない!」

 女は泣きながら引っ込んだぜ。その後、この2組の男女は、間抜けな妖精に間違った魔法をかけられて、愛憎入り乱れる狂態を演じたぜ。疲れて寝ている4人に妖精が最後の魔法をかけるとき、

「恋するものは頭が煮えたぎり、ありもしない幻を作り出し、冷静な理性では思いもよらぬことを考えつくのである……楽しませてもらったよ。ちちんぷいぷいのぷい!……さあ、これでもうひと雨来れば、全ては元通りだ!」

と言うと、また雷のようなチカチカした照明が轟音とともに始まったぜ。その直後、俺の顔にもぽつぽつと水滴が落ちてきたと思ったら、急に土砂降りになり、観客は屋台のテントや校舎の軒下に、蜘蛛の子を散らすように大慌てで逃れたぜ。俺が入ったのはお面の屋台で、人相の悪いテキ屋のおっさんが睨んできたので、

「あ……買います」

と言い、手の届くところにあった500円の狐のお面を買う羽目になっちまっぜ。お面をおでこにつけると、雨はすうっと止んだので、また舞台を観に戻ったぜ。舞台上のデル代たちは、風で入り込んできた雨にびちょ濡れになりながらも、奇跡のような出来事に驚きを隠せず、元の鞘に戻った相手と、本当に嬉しそうに抱き合い、椅子が濡れて総立ちの観客からの大きな拍手を受け、大成功で幕を閉じたぜ。最後に舞台上で並んでお辞儀をした後、顔を上げたデル代の目と俺の目がかち合い、デル代はあっと少し驚き、俺に向けて小さく手を振ったぜ。俺はドキッとして、赤面したのを感じたぜ。お面をつけていたから気がつかれたのかもと思うと、テキ屋のおっさんに感謝する気持ちも少しばかり芽生えたぜ。
 終演後、屋台の並ぶぬかるんだ校庭をあてもなく歩いていると、背中をポンと叩かれたぜ。振り返ると笑顔のデル代だぜ。

「本当に来てくれたんだね」

 俺は照れ臭くて、デル代を見つめる以外何もできずに、その場に佇んでいたぜ。

「これつけてるから、すぐ分かった」

 デル代は俺の頭の狐のお面を指差して笑ったぜ。

「お礼に何かおごらせて」

「あ、いや、俺が金返さねえと……」

 ポケットに手を突っ込むと、

「いいよ、いいよ、観に来てくれただけでも。声をかけても、20人中1人来るか来ないかくらいだから、嬉しくなっちゃった」

「そんなに少ないの?」

「うん、舞台とか映画なんてそんなもんだよ。もっと少ないかも」

「ふーん……」

「お名前聞いてもいい?」

「ヒモ男」

「ヒモ男くん、高校生?」

「うん、1年」

「何食べたい?」

 デル代にかき氷をおごってもらい、俺が食べようとすると、

「私、もう行かなくちゃ。これ、来月東京でやる公演なんだけど、一応」

と、チラシを1枚渡されたぜ。

「遠いから無理かもしれないけど。ヒモ男くん、今日は本当にありがとう」

 俺は、手を振りながら去って行くデル代の後ろ姿を、ずっと目で追いかけていたぜ。

 チラシをもらったときから絶対に観に行こうと決めていたので、バイト代を節約して東京行きに備えたぜ。
 公演当日、友達と東京に行って遊んで来ると母ちゃんに伝え、夕方5時からの開演に間に合うよう、昼過ぎに家を出たぜ。電車で3時間の道のりだぜ。またデル代に会えるかと思い、終始ふわふわした心地だったからか、移動はあっという間だったぜ。
 会場は池袋から2、3駅のところにある小劇場だぜ。随分と早く到着して入り口近くで待っていると、派手な服を着た髭面のおっさんやおばさん、やたらと姿勢の良い厚化粧の女など、明らかにその道、、、に生きていると分かる人間たちが続々と集まって来て、顔見知りも多いらしく、俺のように何の変哲もない高校生がひとりで来るようなところではなかったかもしれないと、場違いな気まずさを覚えたぜ。
 2000円の当日券を買い、先頭で会場に入ったが、小さいゆえに客席と舞台が近く、耐えられなさそうだと思ったので、4、5列目の真ん中あたりに座ったぜ。
 突如暗転し、沈黙から始まった舞台は、哲学的なのか何なのか、小難しい内容で、俺にはさっぱり理解できなかったが、何度も出たり引っ込んだりするデル代のお陰で、退屈することはなかったぜ。
 公演が終わり、会場の外で観客たちががやがやと帰らずに残っていて、中には花束を持っている女もいたりして、これはもしや出演者が出て来るのではないかと思い、俺も少し離れたところで待ってたぜ。しばらくすると、舞台の衣装を身につけたままの役者たちが出て来たぜ。デル代の姿を見つけたときには、胸がギュッと締めつけられたように感じたぜ。俺はそばには行かないながらも、デル代の視界に入る位置に場所を取ったぜ。デル代は同業者らしき観客たちから次々と声をかけられ、俺なんか入る隙などないようだぜ。俺がひたすら見つめていると、何か感じ取ったのか、デル代が一瞬ちらとこちらに目をやり、「あっ」と2度見して、俺の存在に気づいたようたぜ。少しほほ笑んでくれたものの、取り巻きから離れられない様子を見ていると、なんだか急に自分がちっぽけに感じられ、ここに来たのは間違いだったのではないだろうかと思われたぜ。デル代は話の合間に、時々俺のことを気にする素振りを見せていたが、それさえも辛く感じられ、俺はそっとその場を去ったぜ。
 足取り重く、ため息をつきながら駅に向かう途中、どうしようかと迷ったが、池袋に住む親父に電話してみたぜ。

 ──おう、ヒモ男か。久しぶりだな。どうした?

「俺、今、池袋の近くにいるんだよ」

 ──何? そうなのか? 夕飯でも一緒に食うか?

「うん」

 池袋まで移動し、駅前で親父を待ったぜ。親父はキーコキーコ音のするボロいママチャリに乗って現れたぜ。

「おう、大きくなったな。今日は遊んでたのか?」

「うん」

「お前ももうそんな年なんだな」

「親父も年取ったね」

「ははは! そりゃあな。みんな元気か?」

「うん、相変わらずだよ」

 俺の速さに合わせ、のんびりと自転車をこぐ親父と並んで歩き、親父行きつけの小料理屋に入ったぜ。

「あら、ヒモ助さん、いらっしゃい。もしかして息子さん?」

「ああ、ヒモ男ってんだよ」

「こんばんは」

「あらあ、こんなに可愛らしい息子さんがいたのね。ちょっとヒモ助さんに似てるわ。親子そろっていいわねえ」

 着物姿の女将に愛想良く迎えられ、カウンターに座ったぜ。演歌が流れる狭い店内は、先客が2人いるだけの、静かなもんだぜ。

「女将、いつもの頼む。お前は飲み物は何がいい? 好きなの頼めよ」

 俺は瓶のコーラを頼み、親父は日本酒だぜ。

「エム美さんは?」

「今日は夜勤だ」

「夜勤?」

「看護師だからな」

 親父は母ちゃんと離婚後、時々女を変えながら、何とか東京で生きながらえてるんだぜ。どんな仕事をしてるかは謎だぜ。
 こちらの近況報告などをして、親父の酔いが回ってきたころ、

「なんだか浮かない顔してるじゃねえか。何かあったのか?」

 親父は赤い頬をつやつやさせて聞いてきたぜ。俺が何も答えないでいると、

「女か?」

と言い、ニヤッと笑ってきたぜ。俺が目を伏せると、

「振られたのか……まあ、お前の年頃になると、いろいろあるよな。恋に破れたときには、狐につままれたとでも思っていればいい」

 俺ははっとして親父を見たぜ。そういうことだったのか……? 俺はあの祭りの日から、化け狐に騙されていた……?

「恋は盲目だからな。そのときは相手しか見えなくて、熱に浮かされてるだけなんだよ。似たような経験をたくさんして、大人になっていくんだから、いいんだよ。なっ」

 俺の背中をポンポンと叩く親父には、俺の見てきたものが見えている……?

「なんで母ちゃんと別れたの?」

 ずっと聞きたかったことだぜ。親父が俺の心に半分入ってきている間に、勢いに乗って聞いちゃうぜ。カウンターの向こうにいる女将も、料理をしながら、それとなくこちらに耳を傾けているようだぜ。

「ああ……まあな……コンパス家には、男の居場所がないだろう」

 ばあちゃんも離婚、母ちゃんも離婚、きっと姉ちゃんも同じ轍を踏むぜ。

「お前もそのうち分かるようになるだろうな。んっふっふ」

 親父独特の鼻にかかった笑いを久々に聞いたぜ。どうやら、それ以上でも以下でもなさそうだぜ。

「俺、トイレ」

 俺が席を立つと、

「ああ、俺も行く。親子で連れションだ」

 親父と狭いトイレに並ぶと、俺のイチモツを見た親父が、目をまんまるに見開いたぜ。一気に酔いが覚めたようだぜ。

「ヒモ男……やっぱりお前は俺の息子だ。いや、俺を超えるかも知れん」

 親父はジジッと社会の窓を閉めてから、

「お前、女を知っているか?」

 俺が首を横に振ると、

「今から俺が伝授することを実行に移してみよう」

 女将の笑顔に見送られながら、とりあえず店を出たぜ。

「伝授って何?」

「まあ、そう焦るなよ」

 親父は自転車のロックを外し、手で押しながら歩き始めたぜ。「ちょっと待ってろ」と俺に自転車を預け、店の近くにあったコンビニに入り、金を下ろしてすぐに出て来たぜ。

「いいか、ヒモ男……俺はヒモだ」

「えっ?」

「女に食わせてもらって生きているんだ」

「は? そうなの? 今までずっと?」

「ああ、ずっとだ」

「マジかよ……母ちゃんとも?」

「まあ、最初はそうだったな」

「じゃあ、今行った店に払った金も、エム美さんからもらったの?」

「そうだ」

「なんでそんなに自信たっぷりに言えるんだよ……」

「ヒモ男、よく聞け。ヒモになれるかどうかは才能だ。なぜヒモ生活が可能だと思う?」

「なぜって……分かんねえよ」

「女に愛されるからだ。では、なぜ愛されると思う?」

 俺は首を横に振ったぜ。

「女を悦ばせるからだ。では、どのように悦ばせると思う?」

 また首を振ったぜ。

「目の前にいる女を全身全霊で愛するんだよ。どんな女でもだ。見た目が好みかどうか、気立てがいいかどうか、アソコの締まりがいいか悪いかなんて関係ない。女という存在自体を愛でるんだ。そうするには、己れを限りなく無に近づかせることが必要だ。世の男が皆そういう態度で女に接していると思うか?」

「いや、思わない」

「そうだろう。俺から言わせると、それができるかどうかは才能だな。俺にはその才能があった。お前も俺に似ていると思う。でもそれだけじゃダメだ。実技が伴わないとな。ヒモ男、俺たちには大いなる武器があるだろう」

「武器って……え?」

「お前がトイレで披露したものだ。分かっていないかもしれないが、桁違いなんだぞ。女が見たら驚くぞ。お前はこれから使い方を覚えなきゃならん。しかし、もうひとつ必要なものがある。何だと思う?」

「愛する才能……武器……あと何?」

「そのふたつを使いこなす能力だ。マネジメント力と言ってもいい。宝の持ち腐れにならないためにセルフプロデュースをしなくちゃならん。これは時には心を鬼にする必要もある。女のことを可哀想と思っていてはヒモはできないからな。これは自分を肯定する能力と言い換えてもいい。いいか、この3つが揃い、活用できて、初めて正真正銘のヒモとなるんだ」

 なるほどと思うぜ。

「という訳で、お前を今からソープに連れて行く」

「は?」

「自分自身を開発するんだ」

「……エム美さんの金だよね?」

「そうだ。しかしこれは、俺が今まで1度も払ったことのない養育費でもあるんだ。お前を居場所のないコンパス家から自立させるためのな。俺の伝授したことが実行できれば、世界のどこででも生きて行けるぞ。そして、成功した暁には、エム美に感謝するんだぞ」

 親父のヒモ哲学を肯定していいのかどうか分からないままに、女と交わる際の具体的な方法を口伝されると、駅前の裏通りの親父が目指していたソープに着いたぜ。

「お前は今から18歳の大学生だ。2時間分を与えよう。最初は圧倒されて何もできなくても、後半の1時間は、俺の伝えたことを意識的に実行するんだぞ。女が恍惚の表情でまた来てねと言ったら、お前の勝ちだ」

 俺は初めてのことでドキドキだぜ。

「今日はうちのアパートに泊まるといい。俺は先に帰ってるから、住所教えとくよ。お母さんに連絡しとけよ」

 金を握らされてから、親父の帰って行く姿を見送り、母ちゃんにメッセージを送った後、意を決して店に入ったぜ。壁面に並ぶ写真から、ハタチ前後と思われる嬢を選んだぜ。部屋に通され、実際に会ってみると、おそらく30ちょい手前くらいの姉さんだぜ。

「可愛い。初めて?」

 俺は俯向きがちに頷いたぜ。親父の言った通り、嬢は俺のムスコを見て驚いたぜ。マットや浴室、1戦目は緊張してされるがままになっていたが、2戦目のときは、親父から伝授されたことを思い出し、嬢の反応をうかがいながら、時間をかけて進めたぜ。

「ちょっと、本当に初めて?」

 俺は嬢の口を優しく口でふさいだぜ。
 本当はデル代とこういうことをしたかったんだ……祭りのときからずっと抱いていた淡い期待はあっけなく崩れ去った……デル代への思慕を捨てるため、無我夢中でただ目の前にいる女を愛するんだ……そうすれば、いつかきっと忘れられるはず……俺は狐につままれ、幻を見ていただけなんだから……

「ねえ、また来てよ」

 嬢は帰ろうとする俺の腕にすがったぜ。

 ──勝ったよ、親父。

 これが俺の"自立したヒモ人生"の幕開けだぜ。

〈参考文献〉
『夏の夜の夢』
ウィリアム・シェイクスピア著 小田島雄志訳
白水Uブックス

(了)

次話「ヒモ男トライアングル」

第1話「ヒモ男のラブラブラブホテル」

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