株式会社ユニエース

お客様対応コンサルティングファーム 株式会社ユニエース 秋山和浩と申します。 企業様向…

株式会社ユニエース

お客様対応コンサルティングファーム 株式会社ユニエース 秋山和浩と申します。 企業様向けに、クレーム対応講習・カスタマーハラスメント対策講習・同マニュアル作成・作成手法講習・謝罪訪問代行サービスなどを行っております。対応歴31年。インボイス番号取得済。

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クレーム対応・カスタマーハラスメント対策は「心」が基本 

 弊社は、「クレーム対応の真の目的・心構え・必要な準備・対応マナー・言葉遣い・謝罪訪問(1名での訪問)の適切な方法・カスタマーハラスメント対策マニュアル作成・作…

【管理監督者編⑭】

・改正旅館業法→「宿泊拒否事由」運用の実際  旅館業法の一部が改正され、令和5年12月13日より施行されました。  今まで旅館業法においては、一定の場合を除き、…

【管理監督者編⑬】

・裁判・裁判外紛争解決手続・仮処分申請  民事案件として対応する場合は、民事裁判(簡易裁判所・地方裁判所)、裁判外紛争解決手続、裁判所に仮処分申請をする、弁護士…

【管理監督者編⑫】

・反社・ブラックの対応方法  弊社のクライアントに、反社会的勢力(暴力団)からのクレームはどのくらいありますか?と聞きますと、「ほとんどない」という返事が返って…

【管理監督者編⑪】

・民法・刑法(警察民事不介入)  金銭目的のブラックや、気づかせる努力をしても変わらないブラックグレーに対しては、 「クレーマーのやり過ぎは、刑法に抵触する」方…

【管理監督者編⑩】

・カスハラ犯罪(ストーカー規制法の例)刑法法制化の流れ  カスタマーハラスメントについても、刑法で法制化しょうという動きがあります。  それが2000年(平成1…

【管理監督者編⑨】

・クレーム対応AIシュミレーション導入の可否  最近TVニュースで、「AIによる顧客クレームのシュミレーション」を導入する企業が増えているとありました。    実…

【管理監督者編⑧】

・カスタマーハラスメント労災認定  令和5年9月1日 厚生労働省は、「心理的負荷による精神障害の認定基準を改正し、「カスタマーハラスメント」と「感染症リスク」を…

【管理監督者編⑦】

・損害賠償の考え方  損害賠償には、大原則があります。  クレーム対応において、損害賠償や補償といったことは、常についてきます。  損害賠償においては、誰も「得…

【管理監督者編⑥】

・クレームの歴史  日本でクレームという言葉が最初に遣われたのは、1999年:家電メーカーの「T社クレーマー事件」といわれています。  インターネット時代の、企…

【管理監督者編⑤】

・スタッフをひとりにしない  クレーム対応営業において危険なことは、「現場まかせ」「事なかれ主義」です。    担当スタッフに押し付けるのではなく、会社・店舗(組…

【管理監督者編④】

・時代の流れ、ジェネレーションギャップ  クレームは時代の流れで変化する、とお話ししました。  反面、人の本質・本能的なことは、原始時代から全く変わらない部分も…

【管理監督者編③】

・人と戦わず、案件と戦う  大声で騒ぐ、しつこい、好戦的などのお客様に対しては、こちらとしても本能的に戦闘モードになりがちです。 「お客様に寄り添った対応をしま…

【管理監督者編②】

・クレーム対応は失敗してはいけないのか 「クレーム対応は失敗してはいけない」  なぜなら、お客様を何度もがっかりさせてしまうから。という意見もありますが、そうで…

【管理監督者編①】

・クレームにどう取り組んで行くか  クレームをどう捉え、どう取り組んで行くか。  クレーム(苦情)を商品開発のヒントとして、「宝物」と呼ぶメーカーさんもあります…

【現場スタッフ編㉒】

・訪問は一度だけ→対応継続の場合の方法  クレーム対応訪問、および謝罪訪問は必ず1度きりと、肝に銘じてください。  何度も訪問する必要などありません。1回で十分…

クレーム対応・カスタマーハラスメント対策は「心」が基本 

 弊社は、「クレーム対応の真の目的・心構え・必要な準備・対応マナー・言葉遣い・謝罪訪問(1名での訪問)の適切な方法・カスタマーハラスメント対策マニュアル作成・作成手法のレクチャーなど」を中心に講習させていただいております。講習内容は、ベテラン・新人に関係なく「今すぐ出来る・誰でも出来る・1円もかからない」ものです。
 
 昨今、パワハラ、セクハラに続き、カスタマーハラスメントが社会問題となっており

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【管理監督者編⑭】

・改正旅館業法→「宿泊拒否事由」運用の実際

 旅館業法の一部が改正され、令和5年12月13日より施行されました。

 今まで旅館業法においては、一定の場合を除き、「宿泊しようとする者の宿泊を拒んではならない」と規定しています。
 拒否された人が、その後、行倒れになる事などを防ぐのが主な理由です。
 
 今回の改正では、宿泊施設の事業者が、迷惑行為(カスタマーハラスメント)等をする宿泊客の宿泊を拒

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【管理監督者編⑬】

・裁判・裁判外紛争解決手続・仮処分申請

 民事案件として対応する場合は、民事裁判(簡易裁判所・地方裁判所)、裁判外紛争解決手続、裁判所に仮処分申請をする、弁護士さんに「内容証明郵便」を送ってもらう、などの方法があります。
 費用は弁護士さんに相談してください。

【管理監督者編⑫】

・反社・ブラックの対応方法

 弊社のクライアントに、反社会的勢力(暴力団)からのクレームはどのくらいありますか?と聞きますと、「ほとんどない」という返事が返ってきます。
 これは、1992年に施行された「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」いわゆる、暴力団対策法、通称「暴対法」のおかげだと思います。
 暴力団員による「民事介入暴力」が事実上出来なくなったため、企業に対する恐喝が減少して

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【管理監督者編⑪】

・民法・刑法(警察民事不介入)

 金銭目的のブラックや、気づかせる努力をしても変わらないブラックグレーに対しては、

「クレーマーのやり過ぎは、刑法に抵触する」方法を取ります。

 通常企業(店舗)が日々行う商行為は、民法の範囲です。が、これでは、警察は暴対法に抵触するもの以外動けません。警察民事不介入だからです。
 
 以下の場合は、警察案件に切り替えましょう。「事なかれ主義・遠慮する・評判・

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【管理監督者編⑩】

・カスハラ犯罪(ストーカー規制法の例)刑法法制化の流れ

 カスタマーハラスメントについても、刑法で法制化しょうという動きがあります。
 それが2000年(平成12年)に制定・施行された、ストーカー規制法の流れと似た経緯をたどっているという事です。現実に刑法法制化されるかどうかは、今のところわかりません。

 弊社の感想としては、「どちらでもよい」です。

 刑法法制化されれば、カスタマーハラスメ

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【管理監督者編⑨】

・クレーム対応AIシュミレーション導入の可否

 最近TVニュースで、「AIによる顧客クレームのシュミレーション」を導入する企業が増えているとありました。
 
 実際にアナウンサーが体験した感想は、「AIとわかっていても、グサッときますね」と非常に暗い顔でのべていました。
 昨今AIの進歩は凄まじく、人類にとって有益なツールであることは、疑いようがありません。使い方を間違わなければ。

 私自身、

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【管理監督者編⑧】

・カスタマーハラスメント労災認定

 令和5年9月1日 厚生労働省は、「心理的負荷による精神障害の認定基準を改正し、「カスタマーハラスメント」と「感染症リスク」を新たに労災認定基準に加えました。

 厚生労働省は、セクシャルハラスメント・パワーハラスメントに次いで、「カスタマーハラスメントが、従業員・スタッフの健全な労働環境に悪影響を及ぼし、企業への影響、他の顧客等への影響」をあげています。

 

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【管理監督者編⑦】

・損害賠償の考え方

 損害賠償には、大原則があります。

 クレーム対応において、損害賠償や補償といったことは、常についてきます。

 損害賠償においては、誰も「得」をしない。

原状回復以上のプラスαを与えない。これが大原則です。
 
「約束(契約)を守れていない部分についてのみ対応する」
→お客様によって対応を変えない→企業の社会的責任を全うする

 この「約束(契約)を守れていない部分につ

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【管理監督者編⑥】

・クレームの歴史

 日本でクレームという言葉が最初に遣われたのは、1999年:家電メーカーの「T社クレーマー事件」といわれています。
 インターネット時代の、企業のクレーム対応における、危機管理の大きな教訓となりました。

→詳細は割愛しますが、当時は元警察官の方が、クレーム対応を担当されていたようです。結果逆切れの発言をし、対応がこじれました。
 
 クレーム対応営業が必要になった幕開けだと感

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【管理監督者編⑤】

・スタッフをひとりにしない

 クレーム対応営業において危険なことは、「現場まかせ」「事なかれ主義」です。
 
 担当スタッフに押し付けるのではなく、会社・店舗(組織)全体で情報共有し、トップから現場まで、共通した対応をとってゆくかなくてはならない時代です。
 
 現場スタッフが孤立してしまう=「退職」や「うつ病発症」などの労災案件に発展する恐れがあります。
 厚生労働省も、研修や講習会を実施する

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【管理監督者編④】

・時代の流れ、ジェネレーションギャップ

 クレームは時代の流れで変化する、とお話ししました。
 反面、人の本質・本能的なことは、原始時代から全く変わらない部分もあります。
 
 昭和~平成~Z世代で、時代・人が変化してきたこと、変わらないことがあります。
 では、どう対応していきましょう。
 お客様は、十人十色。年齢・性別もバラバラです。
 
 クレーム対応営業の現場では、最大公約数(最も効果の

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【管理監督者編③】

・人と戦わず、案件と戦う

 大声で騒ぐ、しつこい、好戦的などのお客様に対しては、こちらとしても本能的に戦闘モードになりがちです。

「お客様に寄り添った対応をしましょう」などと言われても、今、目の前でわめいてるオッサンに、どうやって寄り添えっての?見本みせてよ」といいたくなります。
 
 クレーム対応営業では、お客様のご意見・ご指摘に対し、自分自身ならどう思うかを想像する。当該案件にまず、目を向

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【管理監督者編②】

・クレーム対応は失敗してはいけないのか

「クレーム対応は失敗してはいけない」
 なぜなら、お客様を何度もがっかりさせてしまうから。という意見もありますが、そうでしょうか。

 そもそも、なにをもって失敗、成功と定義しますか。
お客様のご要望に対して、全く添うことが出来ず平行線で終了。
 こんなことは、よくあることですよね。これって失敗ですか。
違います。

「結果、物別れ」を恐れる必要はありませ

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【管理監督者編①】

・クレームにどう取り組んで行くか

 クレームをどう捉え、どう取り組んで行くか。
 クレーム(苦情)を商品開発のヒントとして、「宝物」と呼ぶメーカーさんもあります。
 
 昭和時代よろしく、「クレームは、臨機応変に現場が対応するもの」としている企業もあります。
 クレームには生産性がなく、さっさと処理しろ。そんな感覚が透けて見えます。
 
 常に時代は変化し、SNSの普及・AIの進歩が凄まじい現代

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【現場スタッフ編㉒】

・訪問は一度だけ→対応継続の場合の方法

 クレーム対応訪問、および謝罪訪問は必ず1度きりと、肝に銘じてください。
 何度も訪問する必要などありません。1回で十分です、というか2度3度と訪問してはいけません。

 クレームにかかる経費のところでお話ししましたが、クレーム対応にはお金がかかっています。タダではもちろんありません。
 電話約束をして帰ります。

 「お話し十分わかりました。少しお時間頂

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