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『嘘喰い』見た直後の雑記

中田秀夫監督作品『嘘喰い』を見てきました。

まあ、ギャンブルとデスゲームの連続だから飽きはしないけど、『カイジ』と比べると、全体的にインパクト不足かな。

ただギャンブルやデスゲームをやるだけでなく、主人公・斑目貘のブラフを見抜くシーンの面白さがポイントかな。

唯一、徳井優が演じた快楽殺人者・九重太郎によるデスゲームがまあまあで、森を舞台にして行うサバイバルデスゲームは『ハンガー・ゲーム』のような趣。

今回のメインの敵キャラ・佐田国 一輝との戦いは、舞台もゲームもやっぱり『カイジ』シリーズっぽいんだよね。

ただ、『カイジ』シリーズ(特に劇場版1作目)と比べられると、一部を除いてキャストが弱い。
それでも斑目貘を演じた横浜流星にしろ、バディの梶隆臣を演じた佐野勇斗にしろ漫画のイメージを大切にしてはいる。が、鞍馬蘭子を演じた白石麻衣も含めて、現実味が薄いんだよね。重さがないとでも言うか。

それと肝心のギャンブルも派手さがない。元々の原作がそうなのかもしれないけど、やはり度々出すが『カイジ 人生逆転ゲーム』に出てきたEカードのようなインパクトがあるゲームがないのが残念。あくまでも既存のカードゲームやギャンブルが元だから、どうしても地味に感じられる。

『カイジ』以外にも『ハンガー・ゲーム』っぽいデスゲームを含めて、常に既存の何かと比べられる上、さらには中田秀夫監督らしさも感じにくい。

つまらなくはないけど、
どうあがいても劣化版『カイジ 人生逆転ゲーム』と感じてしまうなー。

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