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世の中どうよ

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世の中、社会、不満もありましょう。憤りもありましょう。ほっとするニュースがあればいいですね。自分もその中に確かに存在する、その世の中。少しでも別の視点があれば、シェアしたいなと思…
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2021年10月の記事一覧

「正義の天秤」

「正義の天秤」

NHKで地味なドラマが始まって、放送終了した。最初から私は注目していて、楽しみにしていた。キリスト教会が重要な舞台になっていると聞いたからだ。
 
原作を知る者ではない。原作には、ギリシア神話の「アイギスの盾」も絡んでいるが、登場人物の焦点がひとつの教会に集まる。教会学校に来ていたという人たちが話の中心にいるためで、主人公のスーパーマン的な鷹野和也もそこを心のよりどころとする。牧師は女性で、山口智

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親ガチャ

親ガチャ

嫌な響きの流行語である。メディアが最近よく掲げている「親ガチャ」というものだ。定義はよく知らない。ガチャ、またはガチャガチャというのは、コインを入れてレバーを回せばカプセルに入った何かが出てくるというアレだが、子どもは親を選べないということを意味するものらしい。
 
確かに、どうしてそこに生まれてしまったのか、と思わせるような、不幸な生い立ちというものはあるし、その人に、自己責任でなんとかすればよ

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本当にそれでいいのか

本当にそれでいいのか

「民主主義」は絶対的な善である。
「分断」は悪である。
 
本当にそれがすべてなのか。そこから何か間違った道に水が流れていくようなことにはならないか。こうした眼差しで、世を見張ることにも、キリスト者は神から期待されているものだと考えている。
 
たとえば「民主主義」は、古代ギリシアのプラトンからみれば、衆愚政治であり、人間社会を滅ぼすものと見られていた。もちろん時代背景や政治状況がいまとは異なる。

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結婚が決まったというニュース

結婚が決まったというニュース

秋篠宮家長女の結婚発表は、決して小さなニュースではない。だが、いつも饒舌なキリスト教の有力者たちから、これについての話題が出てこないように見受けられる。ふだんであれば、こうした大きな話題には、一言居士としてきっと口を出す人々も、沈黙しているように見える。何故なのか。
 
天皇家について反対的な意見をもっている教派やグループも多々あることを知っている。ここは口を出すべきではないのか。そう言えば普段か

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