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コンクリートむき出しがリノベーションなのか
そもそもマンションのリノベーションとは、どんな考え方なのか、何か良いのか説明したいと思う。
結論から言うと、マンションリノベとはそもそも、「都心に中古マンションを買って、好きな間取り、新築同様にして、通勤ストレスを無くし、快適な人生を送りませんか」という提案である。
つまりマンションリノベは、都心でこそ有効なマイホームの一つの選択肢である。
みんな、都心に住みたい。しかし、都心の新築住宅は、
「施主支給でお願いします」と言われる理由
工事費の金額調整をしている時、「コレは施主支給でお願いします」と言われる事があるかもしれない。つまり、お客様の方で発注して現場に届けてください、という事。なぜそう言われるのかを説明したい。
理由は簡単で、そのモノを売っても利益が出ないからである。特に小さな施工会社の場合、「100万で仕入れて100万で売ると、利益が出ないどころか税金が上がるのでマイナスです」という話である。
当然商売なので、安
工事費の見積もりの裏側
工事費の見積もりは、一般のお客さんには分かりにくい。高いのか安いのか?ぼったくられてる?そもそも相場は?
結論から言うと、お客さんは業者を信じるしかない。「信じられる業者」を自分で見つけ、その後はもう、信じてついて行くこと。これが大事。
とはいえ、工事費の見積の裏側を知っておくと上手に交渉できるだろう。
元請けの工事業者は、各下請け業者に見積を取り、それに経費や利益分を乗せてお客さんに出す。
設計事務所と施工会社との関係
建築関係の会社には色々あるが、基本的には設計事務所と施工会社に分かれる。工務店やリフォーム会社、ゼネコンは?というと、その両方の機能を社内に持ち合わせている会社である事が多い。つまり、設計をする人(建築士)と施工をする人(施工管理技士等)が同じ会社にいる。ただし、外注している場合も少なくない。会社の名乗り方や呼ばれ方はそれぞれだが、結局は、設計と施工に分かれ、基本的に両者は別人格が行う。
今回は
建築士はデザイナーなのか、技術者なのか
「建築士は技術者で、デザイナーは別にいる」と思っている方に出会う事がある。noteデビュー第一弾として、この点について、いち建築士の立場から書いてみる。
結論、「建築士がデザイナーです」と私はいつも説明している。もちろん、建築士としての在り方は人それぞれではあるが、基本的に建築士は、建築デザイナーの認識でこの仕事に就いている。
ここで、「建築のデザインって、どこからがデザイン(設計)なのか?」