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田原カフェ

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田原総一朗さんと若者の対話。
運営しているクリエイター

記事一覧

「貧困と暴力の根絶」と「世界平和」を真っすぐに語る中谷一馬に感じた潔さ

「世の中の貧困と暴力を根絶する」
「平和で豊かな社会をつくる」
数多くの政治家と話をしてきたが、
こんなにも真っすぐな理想を聞くのは
久しぶりな気がした。
その政治家の名前は、
衆議院議員の中谷一馬さん。
「田原カフェ」のゲストとして、
お迎えした。
中谷さんはさらにこう語った。
「世界の平和を実現したい
ということを、強く思っています」。

真っすぐすぎて、
場合によっては揶揄される。
実際、神

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今井紀明さんと考えた、困っている子供たちに手を差し伸べる社会へ

僕が「マスター」になって
ゲストの方、
若い世代の参加者と
タブーなしで議論をする
「田原カフェ」が、
6月10日の開催で
30回目を数えた。

正直言って、
この「田原カフェ」が
30回も続くとは思わなかった。
運営代表の田中渉吾さんはじめ、
スタッフのみなさんに
あらためて御礼を言いたい。
田中さんの
突っ走る僕を引き戻す絶妙な司会ぶり、
ゲストとの細やかなやり取り、
心から感謝している。

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37年目の引っ越し!「ABEMA」に刺激を受けて新たな「朝生」

僕が司会を務める
「朝まで生テレビ!」の
“ 引っ越し ”が決まった。
テレビ朝日の毎月最終金曜深夜から、
10月以降、BS朝日最終日曜19時~の放送になる。

おもしろかったのは、
このニュースの伝えられ方だ。
「『朝まで生テレビ』地上波終了へ」
と何やら悲観的に書くメディアもあった。
僕自身は、新たなスタートに、
おおいにわくわくしているのに、だ。

スタートは1987年。
かつて深夜の時間帯

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田原カフェ書籍化企画、始まる

田原カフェ書籍化企画、始まる

田原カフェを本にしよう、という企画がスタートしました。 先日、出版社さんと第一回の打ち合わせを行い、すでに少しずつ書き始めています。

私はフリーで対話の場づくり、ファシリテーション、ビジネススクールの事務局などを仕事にしています。

仕事の一つである田原総一朗さんとのトークイベント「田原カフェ」のこと、そして30歳の私から見た90歳の田原さんについて、私が著者として書きます。

版元は「ひろのぶ

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田原カフェを「33歳以下限定」にしているわけ

田原カフェを「33歳以下限定」にしているわけ

田原総一朗さんと開催しているトークイベント「田原カフェ」は、一般参加の対象を33歳以下にしています。

それより上の年齢の方も来られる「関係者席」もありますが、そちらは招待制で、主にメディアの方が対象です。

ちなみに、この33歳の制限を設けたのは、私の判断です。

会が立ち上がった時から、田原さんと私の意向は「田原さんと若い人が話す場にしたい」ですが、そこに年齢で線を引いたのは私です。

なぜ3

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田原カフェが大事にしている価値観

田原カフェが大事にしている価値観

私の仕事はフリーで対話の場づくり・ファシリテーションをすることで、イベントを企画したり、社会人向けの研修を運営したりしています。

その一つが、田原総一朗さんとの「田原カフェ」という会です。2022年2月に始まってから2年が経ちました。

田原さんとは学生時代からご縁はありましたが、今では一緒にお仕事をさせてもらえるようになりました。

かねてから若い人に自分の経験を伝えて話す場が欲しいと思ってい

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貧困育ちの不良少年が、国会議員になって目指す「世界平和」

貧困育ちの不良少年が、国会議員になって目指す「世界平和」


はじめに田中渉悟と申します。30歳です。

ジャーナリストの田原総一朗さんと「田原カフェ」というトークイベントを開催しています。

10代から田原ファンで、猛勉強して田原さんの母校・早稲田大学に入学しました。

在学中、田原さんが主宰されていた塾の門下生になり、卒業した現在は一緒にお仕事をしています。

▼過去の開催レポートはこちら

田原カフェは2022年の2月から始まりました。

月に一度の

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右と左と田原さん

右と左と田原さん

4月17日に開催された田原総一朗さんの90歳のお誕生日と新刊の刊行を祝う会にご招待いただいた。

会場は早稲田の大隈講堂の真横にあるリーガロイヤルホテル東京。早稲田は田原さんが青春時代を過ごした街でもある。

この日は18時半から始まったのだが、私は前の仕事が延びて19時前に到着した。ホテルの前には黒塗りの車が待機しており、館内にはスーツを着た体格のいい男性がいたるところにいた。

朝のラッシュ時

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全身ジャーナリスト

全身ジャーナリスト

師匠でもあり、一緒にお仕事をさせてもらっている田原総一朗さんが、90歳になった。

1934年生まれの昭和一桁世代。昨今話題を集めた『不適切にもほどがある!』の主人公が1935年生まれらしいので、いかに時代を超えて生き残り続けたかが分かる。私は平成5年生まれの30歳だが、その3倍も生きている。

先の大戦、高度経済成長、バブル崩壊、阪神淡路大震災、平成不況、東日本大震災と原発事故。90年の間に世の

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田原さんを知ったときのこと

田原さんを知ったときのこと

田原総一朗さんとお仕事をしていると、いろんな方から「どうやって知り合ったんですか?」と聞かれる。

いちばん最初に田原さんのことを知ったのは、高校時代にさかのぼる。2010年ごろだろうか。

『情熱大陸』に出ていた田原さんを観て、ジャーナリストという枠にはまらない突飛な人生を歩まれていることに衝撃を受けた。

元々は映像のディレクターとしてスタートしたこと。

フリーセックス集団を取材するために自

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「田原さんにいくら払ってんの?」

「田原さんにいくら払ってんの?」

田原総一朗さんとお仕事をしています。

学生時代に教えを受けていたご縁から、若者向けのゼミのような場をつくっています。「田原カフェ」といいます。

よく「田原さんにいくら払ってんの?」って聞かれるけど、田原さんには一円もお支払いしていません。

むしろ私が事務所からお金をいただいて運営しています。代理店やマスコミも絡んでいません。

田原さんが「若い人と話したい」という後進を育てたい思いで続いてい

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セクハラ、裏金……世の中に満ちる「おかしさ」に声をあげよ

僕が「マスター」になって、
ゲストの方や若い世代の来場者と、
とことん話をする「田原カフェ」に、
東京新聞記者の望月衣塑子さんが
「来店」してくださった。

望月さんとは、
何度も対談しているし、
共著も出している。
相手の反応や、
周囲との協調など、
何も恐れない取材姿勢に、
強い共感を覚えた。

ちなみに、
共著のタイトルは、
『嫌われるジャーナリスト』。
望月さんとは、
世代も性別も違うが、

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「やさしい社会にしてみせる」、故郷明石を変えた泉房穂の思い

前明石市長泉房穂。
今最も刺激的、
かつ注目を浴びている
人物だろう。
先月、僕がマスターを務める
「田原カフェ」に、
ゲストとして来ていただいた。

実は泉さんと僕とは、
かなり深い「縁」がある。
1987年、東京大学を卒業した泉さんは、
NHKに入局したが辞めてしまう。
同じ年、僕が司会を務める、
「朝まで生テレビ!」がスタートした。
若き泉さんは、
「すごい番組や!」と感動し、
たまたま1名

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望月衣塑子さんが若者に語った「後悔」

望月衣塑子さんが若者に語った「後悔」


はじめに田中渉悟と申します。30歳です。

ジャーナリストの田原総一朗さんと「田原カフェ」という会を開催しています。

10代から田原ファンで、猛勉強して田原さんの母校・早稲田大学に入学しました。在学中に田原さんが主宰されていた塾の門下生になり、卒業した現在は一緒にお仕事をしています。

田原カフェは「田原総一朗がカフェの1日マスターに!」というテーマのトークイベントで、2022年の2月から始ま

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