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誰かに話したくなる語彙や雑学マガジン

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2021年11月の記事一覧

ノートの端っこに「五月蠅」がどうだとか書きまくっていた子

ノートの端っこに「五月蠅」がどうだとか書きまくっていた子

五月蠅い
五月蠅い
五月蠅い
五月蠅い……

たぶん、こういうことだと思う。中学やら高校時代に知ったら心惹かれる漢字ベスト5には入るだろうこれ。多分に漏れず、冒頭の思い出と共にあたまに残っている。五月蠅い(うるさい)ね。

躑躅って漢字で書くとこんななんだ。かっこいい。

髑髏(どくろ)みたいってググったら同じこと書いてる人もちらほら。語源の共通点としては、諸説。「蜀」にいもむし的な意味があるので

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「烏」滸がましいって読めます?

「烏」滸がましいって読めます?

烏龍茶の「烏」が鳥じゃないって知ったのが確か小学4年生くらいだったと思う。プール習っていて、練習の後に飲み物を買う習慣があったんですよね。自動販売機で。ファンタやスプライト、アンバサ、たまにHi-Cを好んで選んでいて、その横に並んでいた仰々しい飲み物。それが烏龍茶でした。茶色いし、漢字だし、怖いし。

鳥の漢字に、なんか棒が一本足りないんで、間違っているんじゃないかって思いながら、違和感。それが「

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「何屋」かわからない

「何屋」かわからない

なんてことは大小あれど、社会人をしているとタコが耳みたいになるくらいに聞き飽きている訳ですが、これに対する気の利いた返答ってのがいまいち浮かんでこなかったんですよね。

何と言いますか、自嘲っぽく聞こえますが、いわずもがな、これはいわゆる自虐めいた自慢/自虐風自慢です。「俺氏、色々やってんぜすごいだろ」そういうことをあけすけに言うと感じ悪いんで、「何屋かわからん」という自嘲にまぶして自慢をしておる

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「愛されて」育ったんだね

「愛されて」育ったんだね

単に褒められているにもかかわらず、他者評価と自己評価のギャップに苛立つなんてなんてこともありましょう。

今日はそういうことに輪をかけたお話でして。

「愛されて育ったんだね」

そうやって投げかけられるシーンってどういう場合があると思いますか。

こんな感じでしょうか。

そう。

褒め言葉でしかないと思っていたんです。
でも、よくよく考えるとそれに限らずでして、例えば。

こっちね。
これの皮

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声を「あら」らげる

声を「あら」らげる

「声を荒らげる」と見ると、
「あららげる」なんだけど「あらげる」と間違いがちだよね。
と毎回頭に浮かんでコストがかかる。

代替とか、重複とかも目にすると同じような思考をたどる。

「だいたい」だよ、わかっているよ。
「だいがえ」と言い間違いがちだよね。大体って勘違いされそうだからあえて「だいがえ」って言っちゃうよね。
「ちょうふく」でしょ。
わかっているって。もはや「じゅうふく」でいいじゃん。

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燕雀いずくんぞ「鴻鵠」の志を知らんや

燕雀いずくんぞ「鴻鵠」の志を知らんや

19~22歳くらいまでの間、片田舎で夜の仕事をしておりまして。
はるかさんというその店で指名数No.1のキャストが、40歳くらいのおっさんのボーイに愚痴ってたんですよ。教育がなってないから新人をヘルプにつけて欲しくないだとか、指名客にばっかりついていたら新規取れなくなるから、指名客についてるときもたまには新規につけて欲しいのに黒服はその辺を全くわかってないとか。
まーまー、古今東西数多の店で2億回

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「悪」ってなにか

「悪」ってなにか

マルムインセ、マルムプロハビトゥム
「悪そのもの(Malum in se)」と「法律や道徳に則った悪(Malum prohibitum)」。

映画トゥルーグリッドを観たとき、目にした台詞です。
劇中では,犬を殺すか,その犬の飼い主を殺すかという事柄を表現する際に用いられた単語らしい。
その内容はほとんど頭に残っておらず,映画を観た後,印象に残った単語だけメモしていた。「らしい」というのはそういう

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「論理的」であることは手段でしかない

「論理的」であることは手段でしかない

オタキングこと、岡田斗司夫さんでした。
ふしぎの海のナディアやら、エヴァンゲリオンを制作したガイナックスの共同設立者ですね。賛否両論ある方ですが、エヴァンゲリオンの解説、ハンターハンターの解説等々、物語の全容・背景、アニメの歴史、作者の趣向・考え方を理解した上での解釈がとても分かりやすく、気になるテーマがあるとたまに観ます。

そんな中でこういうことをおっしゃっていたんです。

どういう文脈でおっ

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ヒトとしての「成熟」

ヒトとしての「成熟」

高校三年生の時に「青春とは」という題で文章を書きなさいという課題がありまして。当時私の出した答えは「青春とは知ることを愛することである」であった。

知ることを愛している限りは青春は終わらないと。

今振り返っても、というか、当時の記憶が割と強く残っているので、今でもそういう節で青春を捉えている感がある。一理あると思う。

当時から今でも仲の良い知人は「青春とはポカリスウェットである」と述べていた

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「徐に」ってどんなニュアンスですかね?

「徐に」ってどんなニュアンスですかね?

徐に

いつだったか、中学生だったと思うんですけどね。はじめて見た時の第一感想は「じょに」であります。その音感であり明らかに間違っている感でありが、ある種ここちよくて残ってるんですよね。

正解の読み方は「おもむろに」ですね。

おもむろに

急に・いきなり・不意にって感じ、しませんかね。
しかしながら。

全然ちがうんですよ。
なんとなんと。

みんな大好き文化庁も取り上げてました。

時間があ

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「windows11」タスクバー左寄せとおすすめ非表示

「windows11」タスクバー左寄せとおすすめ非表示

Windows11の無償アップデートが出ていたので早速インストールしてみた。こういう類のアップデートは、アップデート直後の不具合等々がおさまってから対応したいところなのだけれど、今回はなんとなく。最近プライベートPCをたいした用途に使っていないということと、最近のPCなりスマホなりってアップデートミスったり、不具合でおかしくなってもなんなりリカバリが利くケースがほとんどなので、なんとかなるかってい

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「コピルアク」とブラックアイボリー

「コピルアク」とブラックアイボリー

一時期ジャック・ニコルソンが出演する映画を好んで鑑賞していた時期がある。
・カッコーの巣の上で
・シャイニング
・バットマン
・A Few Good Men
・恋愛小説家
・恋愛適齢期
・ディパーテッド
・最高の人生の見つけ方(The Bucket List)

今こうしてWikipediaを見比べながら、観た映画をピックアップしてみたのだけれど、観てない方が断然多いですね。

冒頭のスクリプトは

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ブラックコーヒーを飲んでいたら「かっこつけてんの?」って問われた時

ブラックコーヒーを飲んでいたら「かっこつけてんの?」って問われた時

コーヒー飲んでるって大人だなぁって思うてたのが小学校低学年の時。おそらく父親が飲んでたんだと思う。朝はインスタントコーヒー、ドライブのときには缶コーヒー。少し飲ませてもらった苦み。あんなのを好んで飲むなんて、その頃の自分には到底考えられないことであった。

コーヒー牛乳という名の違和感は、幼心ながら十分な甘さで、なんだかこれは大人の飲んでいるそれではないのだろうと認識させた。甘ったるくておいしい。

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「アーメン」とヨーメンの違い

「アーメン」とヨーメンの違い

久々に結婚式に出席しまして。
最近お誘いの声がかかることがまーまーありません。4年ぶりくらいだったでしょうか。時節柄式をする人が減っているということもさながら、友人も身内もほぼほぼ既婚となり身近で、式を開催する人がもういないという意味で。自身の名誉のためにも、知人が少なくてお声がかからないということではないということでそこはなんとか。

チャペルで賛美歌を聞きながら「あー、これを聞くことももう当分

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