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川村拓也 (英語教師教育者)
2022年10月28日 16:50
英語科教育法IIの振り返り。いつもは学生にも授業を思い出してもらって、更に思考を深めてもらえればみたいな気持ちも持ちながら書いているが、今回は完全に自分のための省察としてのみの目的で書く。まぁ、教師の省察を実際に見せたり聞かせたりすることも教師教育者の仕事なので、そういう目的もなくはないが、それでも今回は見せすぎではないかという気がする。英語科教育法IIは「問い」に基づいてディスカッション
2022年10月21日 19:54
英語科教育法IV『外国語学習者エンゲージメント』の第2章後半「学習者の促進的マインドセット」の教師の行動の検討。学習者の促進的マインドセットを育むための教師の行動として以下の5つが挙げられている。コーチのように考え、行動する学習の進歩を可視化する信念について明示的に話し合う選択や意見を取り入れる学び方を考える毎回、報告担当者を立てているが、それ以外の学生にも事前に文献を
2022年10月18日 20:37
英語科教育法IIの授業記録。今回もまた壮大な問いが設定されているが、学生にそれぞれの考えを持ち寄って交換してもらいつつ、適宜理論の補足をしていくスタイル。今回の問いは前期にSVOとSVCの文の見分けの模擬授業から持ってきた問いだ。当該模擬授業の検討会では生徒役が「分からん」「なんで(SVCとSVOの見分けを)やらなきゃダメなの?」と述べ、文法指導への納得感が理解の面でも、感情の面でも低い
2022年10月11日 18:56
3年後期、英語科教育法IV教科書はこちら。この日は第2章「学習者の促進的マインドセット」の前半、「原則」を検討した。ここで取り上げられた原則は以下の5つ。原則1 有能感を高める原則2 成長マインドセットを育む原則3 学習者の当事者意識と自己統制感を高める原則4 積極性を育てる原則5 粘り強さを育てる学生の関心を多く集めたのは「成長マインドセット」だ。私自身も中学3
2022年10月6日 19:33
2年生後期の「英語科教育法II」は、やや抽象的・哲学的な「問い」への自分なりの答えを持ち寄って、それについて議論を広げていくスタイル。帯活動として毎回一人の学生に中学生・高校生を対象としたコミュニケーション活動を実際にやってもらったり、3週に1回模擬授業をやったりと実技的側面も配置しながらではあるが、基本的にはディスカッションから何を考えられるかが最も大事になる授業だ。毎回の授業の起点となる
2022年10月4日 13:47
2022年度後期、3年生の「英語科教育法IV」は『外国語学習者エンゲージメント』(サラ・マーサー、ゾルタン・ドルニェイ著 / 鈴木章能、和田玲 著)を教科書として、基本的に2週をかけて1章分を読んでいく。(第1章のみ1週)第1回は第1章「学習者エンゲージメントを取り巻くもの」を私が報告担当を務めて議論した。家庭と学習者エンゲージメント今回は特に「原則3 家庭は学習者エンゲージメントの貴重な