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#出汁

いりこ出汁の引き方

いりこ出汁の引き方

よっしゃ!昆布と鰹の次は、いりこ出汁が引けちゃうなの一席。

前回の話を復習しつつ、私が"やまくにいりこさん"から教えてもらった出汁の引き方をお伝えしてまいります。

と、その前に。

旨いいりこの見分け方をさらりとお話。

さて、このいりこちゃん。

旨味や栄養素もたっぷりなのですが、ちょっぴり脂肪が多め。(ガリガリよりは、少しふくよかな子の方が愛着があって好き)

脂肪が多いという

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いりこのあれこれ

いりこのあれこれ

さてはて、今日はいりこについてのうんちくを一席。

「いりこと煮干しって違うの?」なんて質問を受けることが、たまにある。

答え…

「呼び方が違うだけで同じもの」。

なんだぁーいっ!って、初めて聞いたときになりました。

東日本では「煮干し」、西日本の方では「いりこ」と呼ばれることが多いそう。

東北出身の私はあまり馴染みのない出汁文化(そもそも実家に出汁の概念が存在しなかった

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伯山先生とフリットと日本酒。

伯山先生とフリットと日本酒。

ちょいと手間を加えたフリットの一席。

数ヶ月前に真打に昇進いたしました神田伯山先生。

ラジヲでは、「ど」が何個つくであろうお下のネタが、とんでもないことになっているな。(講談もすごいけどね!)

そんな話を肴に、もうそろそろ旬が終わる「長芋」に一手間加えたフリット。そして日本酒をくいっとな。

さぁ皆さま、本日はいたってシンプル。揚げ物は慣れです。

「長芋」「基本の出汁」「醤油」

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すり鉢ほしくなーる。

すり鉢ほしくなーる。

これを読むと「いいすり鉢がほしくな〜る」な一席。

ここ最近はひたすらに、美味い汁物をつくろうと励んでおります。

どうです皆さん、ここいらで「本気味噌汁のパンデミック」を巻き起こしてゆきましょう。

料亭みたいな感じではないです。安心してください。

濾す作業。

ないです、ふぅ〜!嬉しいっ!

家庭に落とし込めるけど、ちょい丁寧。何より楽しくつづけられるをポリシーに本日も参りますよー!

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丼または茶漬け

丼または茶漬け

美味そうな刺身を目にすると、反射的に手を伸ばしてしまうのは日本人の本能なのでしょうか。寿司も然り。

そのまま刺身で頂くのもいいけど、ほんのひと手間加えるとさらに贅沢な一品が仕上がるよ、なんてお話を。

本日用意するものは、「旬の魚」「醤油」「酒」「みりん」「ごま油」以上です。(あとはうまい、白米もお忘れなく!)

調味液にドボンと魚を漬け込み、ホッカホカのごはんの上へ。

さらに余裕があ

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和出汁のピクルス

和出汁のピクルス

今日は「和出汁のピクルス」の一席。

お店の定番。かつ季節の野菜をいれて日持ちもする救世主が登場。
普通のピクルスは酸っぱくて苦手だよ!そんな人でもパクパクいけたり、いけなかったり。

「基本のお出汁」「醤油」「酢」「砂糖」「塩」「お洒落なスパイス」で出来上がります。

材料/2人前くらい

)基本のピクルス液
醤油 スプーン1.5〜2
酢 スプーン 2〜2.5(いれすぎ注意)
砂糖

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トマトの湯むき

トマトの湯むき

トマトの湯むきに関する一席。

ちょっと丁寧に、トマトソースだったりピクルスをつくりたいあなたへ。
お湯と氷水を用意して。ドボンっ。ちゅるっ。

やり方

1、お湯を沸かしましょう
トマトが隠れるくらいのお水をいれて、火にかけます。

2、トマトのヘタをとって洗う
お湯が沸くまでの間にヘタ取りを!
ヘタの部分に汚れがたまりやすいのだとか(人間のおへそみたい)。ヘタをとったらさっと水で洗

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お浸しの汁

お浸しの汁

前回の反省。
もっと、「なんかできるかも」「つくってみたい」の妄想が広がり、五感を刺激するような、さらりと読みやすい感じにしていきます。

今回はおひたしの汁。
旨味のギュッととつまったお出汁の中へ、醤油と塩をいれるだけ。
嘘だろ?と思いますでしょ。否。私は、はじめて試したときに大変感動しまして、きちんと出汁は引くようになりました。
出汁を引くのが面倒なら、白だしでやるでもよし◎(味濃くなりすぎな

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出汁の噺(基本のき)

出汁の噺(基本のき)

まずは、基本の出汁のひき方についての一席。

用意するのは「昆布と鰹節」。

この出汁がひけたらもう無敵。
難しい言葉をつかうと、昆布にはグルタミン酸、鰹節にはイノシン酸という旨味の成分が含まれているので、この2つがフュージョンとすると旨味の大フィーバーがおきるのです。

うまい味噌汁はもちろんのこと、おひたしやピクルス、お茶漬けに煮物と、バリエーションがググッと広がります。

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出汁の噺(ワクワク広がる雑学)

出汁の噺(ワクワク広がる雑学)

出汁についての一席。
お出汁といっても一口に、昆布や鰹。いりこに椎茸とさまざま。
なんといっても「面倒くさそう」だからと敬遠している方も多いはず。

そんな方を見るたびに、「なんと勿体無いっ!」と思ってしまうわたくしです。

そんなあなたへ熱烈コール。

知ってしまえば割と簡単。そして、レパートリーがググッと広がるお出汁の世界。

例えば、おひたし。
ひいたばかりのお出汁に、お醤油と塩

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