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旅のゴハン

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国内外問わずな旅ゴハンを100文字で作ってみる。
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2021年6月の記事一覧

夏野菜のごった煮はお洒落だろうか ニース・ラタトゥイユ

夏野菜のごった煮はお洒落だろうか ニース・ラタトゥイユ

ラタトゥイユ"Ratatouille"茄子やトマト、ズッキーニを貰う日が増えた。西瓜も第一弾はもう貰えた。

暑い日も増えた。

てっきり夏真っ盛りな気分になってたけど、後数時間は6月だそうで少しびっくりする。

夏野菜にはまだ少し早いよな〜、と思ってしまったが貰った野菜はさっさと使わなければ!
更に夏野菜は足も早い。
なんか私的にオサレな女子が食べるイメージが強いラタトゥイユだったんだが、wik

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全てを癒すほわほわ食感の伊勢うどん 伊勢・伊勢うどん

全てを癒すほわほわ食感の伊勢うどん 伊勢・伊勢うどん

伊勢うどん"Ise udon"山下洋平さんをフォローさせて頂いているんだが、少し前に福岡のうどん屋さんの"牧のうどん"さんの記事を挙げていた。私は、途中までずっと伊勢うどんの話だと思い読んでいた。

普通のうどんの倍以上かけて茹でた。
伊勢うどんも1時間近くかけて茹でる。

出汁と葱が入れ放題で出汁をどんどん吸っていく。
ここは違う。
伊勢うどんは出汁をかけるのではなく、特製の甘い出汁醤油(お店に

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甘くてほろ苦い稚鮎の天ぷら 岐阜・稚鮎の天ぷら

甘くてほろ苦い稚鮎の天ぷら 岐阜・稚鮎の天ぷら

稚鮎の天ぷら"Young sweetfish tempura"稚鮎の天ぷらが好きで、この時期安く手に入るのもありよく作るのだが、食べる度に少しだけイラッとする。

まだ若かりし頃、初夏の岐阜に当時の彼氏と一泊旅行に行った。はっきり言って日帰りでも行ける距離だが、お手頃価格で行けたので若いカップルには良かったのだ。
その人とは相性が悪くなかなかにムカつく思い出が多いのだが(何で付き合ってたんだ…)、

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存在の耐えられない薄さ アルザス・タルト フランベ

存在の耐えられない薄さ アルザス・タルト フランベ

タルト・フランベ"tarte flambee"名前はタルトだけど、タルトじゃない。
アルザス風ピザと日本語訳されるけど、それもなんだか違う。

いくらでも食べられそうなほどサクサクと薄く軽い生地は軽い分重い具は似合わない。シンプルで軽い具を載せてサクサクを楽しむものだ。

アルザスは2019年の10月の終わりに行った。いつもは飛行機が一番安い2〜3月に行くんだが、確かマイレージの有効期限が切れそう

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パリ風ニースサラダとニース風ニースサラダ ニース・サラド ニソワーズ

パリ風ニースサラダとニース風ニースサラダ ニース・サラド ニソワーズ

ニース風サラダ"salade niçoise"初めて食べたのは冬のパリのカフェ。
"んー、何か聞いた事あるし、これ"って感じで選んだのは、ゴロンと入ったじゃが芋と茹で卵が印象的ではあるが、失礼な言い方をすれば普通。

後から調べると、パリのそれはじゃが芋、インゲンが入っているのがお約束なんだそうだ。

話も時代も国も変わり、10年程前の日本。
私は新潮社様が出していた"旅"と言う雑誌が大好きだった

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おじさま天国で朝ビールと新鮮魚介を バーリ・カラマーリ ボッリート

おじさま天国で朝ビールと新鮮魚介を バーリ・カラマーリ ボッリート

茹で烏賊"Calamaro bollito"プーリアの州都バーリの海沿いの市場はおじさま天国だった。

たまにいる女性は、私を含めて観光客っぽい人ばかり。
ここはおじさま専用市場ですか?って感じで、売る人も買う人もおじさま(笑)たまに兄ちゃん。

そんな市場で生ウニ、生イカ、生ムールを食べながら朝からビールを飲み大変良い気分。

だが、少し憧れを抱いていたイタリアの生ウニは小さいのは良いとしても味

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エキゾチックでエロティックなラムのタジン

エキゾチックでエロティックなラムのタジン

ラムとプルーンのタジン"Lamb and prune tagine"肉にフルーツは慣れてはきたものの、そこに甘い香りのスパイスやハーブ、ナッツまで入ったらエキゾチックとしか言えない味になる。

ここでエモい!と言いたいとこだが、エモいと言う言葉を最近知ったおばばとしては、恥ずかしくて使えないので、とりあえずエロいと言っておこう。

タジン鍋は買わないと決めてモロッコに行ったものの、安さと美味しさに

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地味に美味い リヨン・リヨネーズ ポテト

地味に美味い リヨン・リヨネーズ ポテト

リヨン風ポテト"Lyonnaise potato"ジャーマンポテトにクリソツなんだけど、揚げたじゃが芋に白ワインの酸味とバターの風味がきいたとろとろに炒めた甘い玉葱が絡んで、おフランスな仕上がりだ。

白ワインでも赤ワインでも、もちろんビールでも合う。危険なおつまみ。

激安で、使う予定も無いのに思わず買ってしまったマッシュルームもプラスしたけど、当たり前の様に似合っていた。

現地ではお惣菜屋さ

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暑い日に食べたい(かった) ベトナム・フォー ガー

暑い日に食べたい(かった) ベトナム・フォー ガー

鶏肉のフォー"フォーガー"私のnoteは、暇な時に作って撮り溜めしてあった料理写真と過去の旅行写真を組み合わせて書いてる。

最初は毎日書きたかったんだけど、寝落ちとか酔い落ち(ってあるんかな?)で毎日書けなくなって(いつもそんな感じになる)今はそれでもいいか…と何とか続けてる感じ。

で、本題のフォー。

鶏肉の茹で汁でさっぱり味に仕上げたフォーは暑い日に食べたい!

で、今日6月9日はめちゃく

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美味しい早口言葉サルモレホ

美味しい早口言葉サルモレホ

サルモレホ"salmorejo"早口言葉みたいなサルモレホはスペイン・アンダルシア地方コルドバ発祥のトマトスープ。

ガズパチョに似てるけど、ガズパチョはトマト以外の野菜なども加えて野菜感たっぷりなのに対して、サルモレホはほぼトマトでオリーブ油が多い分クリームの様に円やか〜な感じ。

どちらも好きだけど、今日は冷蔵庫の残り物の関係でサルモレホを作ろう。

サルモレホには茹で卵と生ハム又はサラミのト

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貧乏人はこんなに美味しいパスタを食べるんですか? シチリア・スパゲッティ コン モッリーカ

貧乏人はこんなに美味しいパスタを食べるんですか? シチリア・スパゲッティ コン モッリーカ

ふりかけパスタ スパゲティ・コン・モッリーカ"Spaghetti con mollica""チーズは高級だったから"とか"余ったパン屑をかき集めて作ったから"とか、理由は諸説ありだが、日本語ではよく貧乏人のパスタと訳されている。

モッリーカは正しくはパンの白い部分の事らしい(なんだ金持ちじゃんw)が、このパン粉ふりかけの呼び名にも使われている。

まぁ貧乏人かどうかはさておき、サクサクカリカリパ

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モーニングしじみのススメ 島根・しじみ汁

モーニングしじみのススメ 島根・しじみ汁

しじみ汁"shijimi clam miso soup" Uターン転職で島根県に帰ってしまった後輩の子を頼って一泊二日で遊びに行った時のお話し。

半一人旅?
後輩は翌日仕事だったので、半日島根案内をして貰ったらお別れして一人温泉と松江観光をする予定で行った旅だった。

朝一番の電車に乗り新幹線やら在来線やらを乗り継ぎ8時間程かけて松江に辿り着いた。
いつも通り本を読んだり景色を見たり、ビールを飲

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日本昔話の世界で食べよう 長野・おやき

日本昔話の世界で食べよう 長野・おやき

鬼無里村のおやき"OYAKI""きなさむら"もう村の名前から日本昔話感が漂っている。

山間にある鬼無里村のいろは堂のおやきはとっても美味い。

もちっとふわっとした生地の中に優しい味のお惣菜がたっぷりと詰め込まれている。

村(現在は長野市に吸収合併されちゃった 泣)に行って本店で食べると、雰囲気も味もなお最高だ。

長野市にあって長野市にあらずな遠さだから数回しか行った事は無いが、餡の種類が豊

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