人生を切り拓いた天才たちのノート
ご機嫌いかがですか?思考の整理家🄬鈴木です。
以前、ノートやメモに手書きすることが、いかに人生や仕事に影響を与えるのか?こちらのnoteにも複数投稿してきました。少しだけ代表例を並べてみましょうか。個人的なBEST3だけ以下ご紹介しておきますね。
ちなみに、ノートを使いこなしていない時代は、僕自身、ノートの効用には半信半疑でした。ただ、いつの日か、ノートやメモに書くことで人生を切り拓いていった天才や偉人たちを見るにつけ、影響を受けていったのです。
ここで、ノートをとることが、どのように偉大な成果を生み出すのか先人(天才たち)に学びたいと思います。
ノートの効用を最大限に偉業につなげたパターンを大きく3つに分類してみました。
「1.発想系」、「2.目標達成系」、「3.癒し系」の3タイプです。
1.発想ノート
ノートを活かした「1.発想系」の先人たちといえば、レオナルドダヴィンチ、エジソン、アインシュタインなど天才型の方がいらっしゃいます。
天才型の賢人たちに共通することは、メモ魔だったということです。
数十年間もノートをとる日々を重ね、生涯のうちに数千冊以上のノートを残されました。また、出かける時、寝る前、時にはセイリングをしている時にでさえ、ノートやメモを肌身離さず持ち歩いたと言います。
ノートに書かれた内容は仕事につながるひらめきだけでなく、お金のことやジョークのネタまで多岐にわたったようです。
自ら手書きで書いたノートの情報は一見雑多なように見えて、実は頭の中で発酵されたからこそ世界を前進させる発想につながっていったのでしょう。
偉業を成し遂げた天才たちも、ただ頭や才能があったというのではなく、尋常ではないほどノートに発想源を書きとめていく執念のような努力に支えられていたことが分かります。
2.目標達成ノート
次に「2.目標達成系」ですが、これは目標とその達成手段をノートに整理しながら、自分の夢や目標を実現していくタイプです。
目標達成の過程で問題が起きれば、原因と解決策まで掘り下げノート内で問題解決をはかる人もいます。
目標達成系で私自身が参考にしているのは、アスリートの方が多いですが、野球界からヤクルト・阪神などで監督をつとめた野村克也監督に注目します。
後にデータを駆使した戦い方は「ID野球」と呼ばれるようになりましたが、その原点は若い頃より学びを整理していたノートにあったようです。人の話を聞き、読書をし、その内容をすべてメモしていったそうです。
野村監督のノートの特徴は、単に情報を書くだけではなく、自分なりの解釈も書き加えていったそうです。それにより理解と思考を深め、独自の戦い方を後に体系化されていったというのです。
また、寝ているときも、テレビを観ているときも、気がついたことをすぐに書き留められるよう、必ず近くにメモ帳と鉛筆を用意していたとも言われています。
このノート習慣は、監督になってから選手に対しても指導したそうで、野村監督のアドバイスは愛弟子の選手の間でも“野村ノート”として、人材育成にもつながっていったのです。
3.癒し系ノート
最後に、「3.癒し系」で驚きのエピソードをご紹介したいと思います。
癒し系とは、書く行為を通じて自分自身を癒し、救うことに成功したタイプです。
1800年代に活躍した世界の鉄鋼王「アンドリュー・カーネギー」さんのお話です。
同氏は世界史上2位の億万長者(1位はロックフェラー)。それほどの億万長者になっても悩みは尽きないようで、仕事や家庭で何重にも問題が重なり、同時並行で対処するカーネギーは心を病んでしまいました。
そして、ついにもう耐えられない、自殺だ!と自室にピストルを持って引きこもったそうです。ところが、死ぬ前に遺書くらいは書いておこうとなり、便箋とペンを取り出し、悩みを書き出していったところ・・・。1000個以上あると思いこんでいた悩みは、70個だけだったそうです(凡人には70個でも既に多すぎですが)。
そこで、あれ?たった70個?俺はこんなことで悩んでいたのか・・・そう考えたカーネギーは、明日対処できること、来週対処してもいいこと、既に解決できないことなど、カードのように便箋をちぎって仕分けしていきました。
最後に、「解決できないこと」の問題は頭の中から捨てて、直近で出来そうなことに的を絞ったと言います。
その後、完全に自意識を取り戻したカーネギーは、なんと書き殴っていた遺書のようなメモと用意していたピストルを机の引き出しにしまい、奥さんと夕食にでかけていったそうです。
このエピソードは、以前のnoteでもご紹介させていただきました。
このように、天才や偉人たちの背景にはノートがあり、ノートによって人生を切り拓き、ノートによって救われた人がいたからこそ、人類が前進してきたことに気づきます。
というわけで、今回は「天才たちが偉業を成し遂げた土台には、ノートの活用があった」というお話でした。
いかがだったでしょうか?
それでは、またお会いしましょう!(^^)/
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
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