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『スヴォーロフ 』(”Суворов” ,1941)という映画
かなり昔の話ですが『スヴォーロフ』(”Суворов” ,1941)という映画を観る機会がありました。主演の俳優さんの風貌が「まさしくスヴォーロフ将軍!」という方で、特に「部下に慕われて笑顔を見せる様」が印象的でした。
作品内ではパーヴェルを中心とした宮廷とスヴォーロフ両者にとっての「常識」のずれが衣服や調度品など細部にも見える、いつかまた観たい映画のひとつです。
2022/07/20
ぽっくりもこっぽりも
「普段から靴ばかり履いています」というのも当たり前なんですが、休みの日になりますと下駄を出しては履いて近所を散ら歩くのが好きです。
そういえば私の育った土地ではよく「ぽっくり下駄」というものを見かけましたが、いざ越した先では「こっぽり」という名前になるそうです。他にも呼び方はあると思いますが、ぽっくりもこっぽりもどちらものどやかな音ですね。
いつもありがとうございます。のんびりとした週末をお過ごし
「炎暑」などという単語が散ら散らと
酷暑、猛暑など言葉は多々ありますが、本当に暑い日が続いております。あちこちの友人たちも挨拶がわりに「暑い」と。四、五百年前に書かれた『鹿苑日録』などにも夏の暑さについて、毎日「炎暑」などという単語が散ら散らと出て参ります。そんな時のお寺の食事なども「うどんを食べた」など。少し微笑ましいですね。
何はともあれ暑中お見舞い申し上げます。
2022/06/30
ああいうものは降ってきたように「ふわり」と
何の変哲もない日常のことなのに、大変に色気のある文章を書いておられる方がたまにおられます。文章に限らず、味わいのある立ち振る舞いというか、まさにそれぞれですが、私はそれを「よい香りのする空気を一枚まとっている」と言うことが多いです。年齢などによらず、ああいうものは降ってきたように「ふわり」と本人の知らぬ間に身についているものなんだな、と思えば、自分にもいつか降ってくるかもしれないな、と。それくらい
もっとみる「名残り」という言葉
つい先日に外国の友人から、
「この”Nagori”という言葉はどう訳せばいいか」
と尋ねられ、さて、どうしたらわかりやすいかと考えてみましたが、じっくりと「名残り」という言葉に向かい合って考えてみることも滅多となかったことに気がつきました。
「春の名残り」などと言いますが、「思い出」や「余韻」に近く、もっと感覚的な言葉。一言で説明できないから考えている間は楽しくもありました。
日記
2022/0
日記(2022/02/21)
縁の深い人々からデジタル媒体で写真や近況が送られてくるが、双方に手紙や小包を送ることが困難になり久しい。手書きの文字には力があると思っていたが、皮肉にもこういう形で本当の意味がわかったようなと考えてみたら、ふと、放蕩息子とその父の気持ちを少し汲み取れるような気持ちになる。
疲れや心配が教えてくれることもある。願わくば、これが勘違いであって欲しくはない。