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【オサムとアトムと 番外編】アトムと「MONSTER」と「PLUTO」
「PLUTO」は、「鉄腕アトム・地上最大のロボット」のリメイク版ですが、「MONSTER」は、ある意味「裏アトム」と言えると思います。
「MONSTER」の主人公の「Dr.テンマ」は、「天馬先生」「天馬医師」という意味ですが、「天馬博士」という意味にも通じます。
「鉄腕アトム」は、天馬博士が造った「正義の味方の少年ロボットアトム」が主人公の物語ですが、「MONSTER」は、Dr.テンマが「怪物
【オサムとアトムと 番外編】鉄腕アトムとデビルマン
*グロテスクな描写があります。ご注意下さい。
*「デビルマン」のラストについての言及があります
私は「鉄腕アトム」をリアルタイムで読んだ世代ではありません。単行本や復刻版で、初めて読みました。
アトムを読み始めた頃、古本屋さんで単行本を漁っているとこんなシーンを見つけました。
「青騎士」の一場面です。人間に危害を加える可能性のある「青騎士型ロボット」は分解されることになり、捕らえられたアトム
虎に翼 人は変わる 世の中も変わる
小橋が、勉強会に来た学生に語ります。
「平等ってのはさ、俺たちみたいな奴にとって、確かに損な所も沢山ある」「けどそのいらだちを向ける時、お前弱そうな相手を選んでないか?」
「この先どんな仕事をして、どんな人生を送ろうと、弱そうな相手に怒りを向けるのは、何にも得がない。おまえ自身が平等な社会を拒む邪魔者になる。嫌だろ?」
学生「嫌です」
「まあ一番になれなくてもさ、お前のことをきちんと見てくれる人間
【オサムとアトムと 番外編】アトムとレオとガンダムと
「機動戦士ガンダム」で、ホワイトベースがジャブローから宇宙に向けて飛び立って行く時、ブライトが「手の空いている者は左舷を見ろ、フラミンゴの群れだ」と言う名シーンがあります。
このシーンについて「山田玲司のヤングサンデー」で玲司先生が、アニメ「ジャングル大帝」のOPとの「つながり」を指摘しています。
「ジャングル大帝」のOPには、本当に素晴らしいフラミンゴの群れの乱舞が描かれています。手塚治虫
【オサムとアトムと】手塚先生がアトムを描きたくなくなった時
手塚治虫先生は、「アトムは実のところ、初期の2、3年のあいだは描いていて嬉しかったのですが、あとは惰性の産物でした。」と語っています。
描くのが嬉しくなくなってきたのは、具体的にはいつ頃で、理由は何だったのでしょうか。
アトムが最初に登場する「アトム大使」は、1951年の4月号から連載が開始されています。それから2、3年というと「赤い猫」「空飛ぶ摩天楼」「火星隊長」の頃になります。
「赤い猫
【オサムとアトムと】手塚復活!ブラックジャックと写楽はアンチアトム!?
以前、「アトムの最後」について書かせて頂きました。「これが『鉄腕アトム』なのか?」という程、悲惨な作品です。
しかし、「アトムの最後」の5年後に「鉄腕アトム」は見事に復活します。そしてそれは手塚治虫先生自身の復活劇でもありました。
順を追って見てみましょう。
火の鳥復活編
1970年、手塚先生は「火の鳥復活編」を描きますが、この頃は非常に苦しい状況でした。漫画界は劇画が席巻し、手塚先生は古
虎に翼 新潟編 個人的な感想
「虎に翼」毎日観ております。もう規格外に面白い!
ですがですが・・・新潟編になって何だか物足りなくなって来てしまいました。いま一つ、いや二つも三つも物足りないです。
理由は明白です。(あくまで個人的な理由ですが)
桂場がいない!!
多岐川も、久藤もいない!穂高先生は亡くなってしまわれたし・・・
よねさんも、轟も、梅子さんも、花江もいない!
寅子と丁々発止とやり合う「相方」がいないじゃないで