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若手の先生向け

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主に若手の先生に読んでほしい記事をまとめています。基礎基本的な教育技術やマインドです。
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百人一首教え方大全(導入期→成長期→熱中期)

百人一首教え方大全(導入期→成長期→熱中期)

必要な情報が必要な方々に迅速に届くように

 久しぶりのnote更新となりました。
 年度が変わり、身の回りの状況も大きく変わり、何より新天地に越してようやく1年がたって、私も少しずつ新生活に慣れてきたところです。
 今年度は、海外からのオファーや企業や団体からの年間での仕事の依頼等も増えてきているため、単発でのセミナーや講演についてはお断りせざるを得ないケースが出てきてしまっています。実際、直近

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自主研修を企画しよう!

自主研修を企画しよう!

本を読む。「なるほど」と思って真似したみたけれど、いまひとつうまくいかない。研修会に参加する。確かにすごい実践だけれど、いまひとつ自分の問題意識とはズレている。そんな経験はありませんか。

著者の実践には、本の文面にはあらわれてこないような実践のコツ、実践の呼吸があります。研修会の講師は、一般に受け入れられるような最大公約数的に講演内容をつくるものです。本の内容を真似したつもりでもどこかしっくりこ

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新卒2年目の分岐点

新卒2年目の分岐点

大切なものがずいぶん前に失われていたことに気づくことがあります。大切なものがずっと前にどこか別の場所に去ってしまったことに気づくこともあります。そんな失われてしまったり去ってしまったりしていることが既に自分の一部になってしまっていることに気づき、茫然と立ちすくむことがあります。

そんなとき、自分の胸に手をあててよく考えてみると、そのきっかけが自分のエゴであることに気づきます。これでいいや、これ以

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教師が話すときには、子どもに話させない。その方法。

「子ども中心の学び」が目指されている現在でも…

僕が初任の先生に伝えたかったことの一つは、「教師が話すときには、子どもには話させない」ということです。
そのための方法を数多く考えるように伝えました。

教室では子どもの声に耳を傾けるようにと、多くの大学や実習などでは習います。
子ども中心の学びが目指されている現在の教育です。
子どもたち一人一人に寄り添うように教育すべきだと多くの教師は思っている

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新卒初任の先生に「教材研究の方法」として伝えたこと

新卒初任の先生に「教材研究の方法」として伝えたこと

国語の授業はなるべく早く伝えてあげたい

 初任者の先生が学校に赴任されたら、なるべく早めに師範授業をしてあげたいですよね。国語の授業ならなおさらで、経験のない先生が初めにつまずく授業が「国語の授業」だと思います。
 僕は今年度、学校の国語科主任でもあるので、4月の中旬に校内のトップバッターで師範授業を行いました。
 行った授業の教材は物語文『いつか、大切なところ』です。オーソドックスな国語の授業

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