奈良県の小学校で勤めていた頃は、基本的に担任した学級では毎年クラス全員が25mを泳げるようになりました。 どの子も例外なく泳げるようになることは、子どもたち一人ひとりの自己肯定感を高めるだけでなく、クラス全体の雰囲気を前向きになものにする上でも大いに効果がありました。 そこから私は勤務地を北海道へと変えました。 気候条件のこともあり水泳学習に充てられる指導時間は、奈良県時代の半分以下(全部で4回!)となりました。もちろん、子どもたちの泳力においても奈良県のそれとは
2024年10月。 私は2回目となるアメリカ講演・飛び込み授業を終えて帰国しました。 久しぶりの日本で自分のメールボックスを開けてみると、そこにはいくつかの仕事依頼が。 そのうちの一つが、「ある教育雑誌の巻頭言6ページ約5000文字を書いてほしい」という執筆依頼でした。 私は、基本的にこういう仕事は「一気」に書き切ります。(私と付き合いのある編集者の方はよく知ってくれています) 尚、その日は午前中から夜までスケジュールがびっしり入っていたため、それほど執筆に多くの
必要な情報が必要な方々に迅速に届くように 久しぶりのnote更新となりました。 年度が変わり、身の回りの状況も大きく変わり、何より新天地に越してようやく1年がたって、私も少しずつ新生活に慣れてきたところです。 今年度は、海外からのオファーや企業や団体からの年間での仕事の依頼等も増えてきているため、単発でのセミナーや講演についてはお断りせざるを得ないケースが出てきてしまっています。実際、直近の1か月間で実に10回ほどの講演やセミナーをお断りせねばならない事態になってしま
ここ1カ月間の間に、大阪府枚方市・群馬県太田市・愛知県一宮市での飛び込み授業と講演会がありました。 直近1年間だけでも各地から同様の依頼があり、ここ1年間でおよそ10回の飛び込み授業を実施してきています。 最近は色んな方々から、「どうすれば飛び込み授業を成功させることができますか」という質問を受けるようになりました。 初対面で、普段の関係性や児童・生徒理解が無い状況下においても、授業を安定的に展開できるのは何故かということについて関心がある方が多い印象です。 これまでは個
久しぶりの更新となりました。 およそ1か月前に以下のセミナーを開催しました。 告知から「満席御礼」→「増席」を3度繰り返して当日のセミナーを実施したわけですが、終了後にも「参加が叶わなかったので内容の一部でもいいので紹介してほしい」「成人式でどうしても出席ができなかったので…」という声をいくつか寄せてもらいました。 内容を全てnoteで紹介することはできませんが、せっかくリクエストを幾つか寄せてもらったので、それにお応えして一部を掲載することにします。 実際のセミ
2022年11月22日、北海道奈井江町での飛び込み授業を行いました。 何人かの方から、その時の授業の内容について知りたいというリクエストを頂いたので、こちらで簡単に紹介します。 当日の会場は体育館。 教育長をはじめ、北海道の名だたる先生方が参観に来られる中、6年生2クラスの子どもたちに対して社会科の授業を行いました。 普段滅多に発言しない子が先頭を切って発表をする逆転現象をはじめ、今回私を招待して下さった校長先生が「授業を受けながら涙が出ました」とまで言ってくださったことが
学級通信や学校だより等で、「年中行事」について扱うケースは多いはずです。 四季に恵まれた日本は、季節の折り目、節目にお正月や雛祭りなど数々の行事を生み出してきました。 そこには自然を畏怖し、共生しようとする心と共に、神々や祖先に対する感謝と祈りが込められているとも言われます。 このページでは、過去に私が書いてきた年中行事や季節の風物詩に関するテキスト素材をいくつか紹介します。 以下は、ちょうど1年ほど前に北海道で書いた通信です。 =====引用ココカラ=====
いつもnoteを応援して下さる皆さんに何かお返しはできないかとかねてより考えてきたわけですが、ようやくいくつかアイディアが浮かんできたのでこれから定期的にプレゼントとしてお届けしようと思います。 その第一弾として、一昨日書き上げたばかりの新著の原稿データ(第一稿)をプレゼントします。 今の所、私と編集者の方しか所有していないといえる生(き)の原稿です。 これからの編集で中身が変わっていく可能性は大いにありますが、編集が入っていない初稿がどのように書かれているかという中身や、
今年の春に出版した『BBQ型学級経営』で紹介したオムニバス型授業について、先日ある先生がオンラインセミナーで追試をしてくれました。その授業を見た方々から、どんな風にその授業を作るのか教えてほしいというリクエストが届いたので、自著から引用する形で紹介します。 オムニバス型授業の作り方について自著から引用・紹介しました。 尚、この授業を作るに至った背景や、「参加型」の学級経営を実現していく方法については、詳しくは書籍を読んで頂ければ幸いです。 尚、「今回の記事のような企
新著の原稿について、何人かの方から「出来上がる前の原稿が読んでみたいです!」というリクエストを頂いたので、こちらのページで新刊のデータを試験的に一部公開していきます。ニーズのある方に届けば幸いです。 はじめに → 我々人間は、日々「言葉」を使って思考しています。 『今日の晩御飯は、何にしようかな。』 『困った、このままだと仕事が締め切りに間に合わない。』 『あの子が好きでたまらないけど、でも告白してフラれたらどうしよう。』 そして我々人間は、日々「言葉」を使って思
8月21日に開催された第2回のオールセミナー、盛況のうちに無事終了しました。 書きたいことはたくさんありますが、まず何といっても今回は参加者の方からの感想の濃さに驚きました。200人以上の方から寄せられたアンケートに加えて個別にメッセージを送ってくださった方々も多数おられ、読み切るだけでゆうに1時間はかかりました。 授業や講演を実際のアンケート内容を通して振り返ります。(量的にすべては不可能なので、全体の1割ほどを紹介します) オールセミナー・アンケートより 渡辺
学級だけでなく学年全体が荒れている所を担当した際、この授業を作って学年全体で教えた事があります。 百回注意するより一回具体的に教える方が効果的なことはまま起きるもので、この指導も大きな効果がありました。 学校で受ける指導が国の法律(ルール)とどう関連するかを具体的に教えるコンテンツです。(何か事が起きてから戒める為に使うのではなく、あくまで事前指導・予防としての活用を勧めます) こちらも「シナリオをぜひ教えていただきたいです!」というリクエストが多かったため、n
いつもnoteを読んで頂きありがとうございます。 今週は中々忙しくてたくさんの記事を投稿できませんでしたが、今回はリクエストに強烈に後押しされる形での投稿となりました。 今の所、無料セミナー等で発信した情報をメインにnoteで発信してきていますが、複数の方から「あのセミナーで発表した授業について教えてほしいです」との依頼が多数あり、今回取り急ぎ記事にまとめることにしました。 授業の素材として扱ったのは、赤塚不二夫さん原作のバカボンです。 ただし、この作品を道徳
大学生の頃に作った授業があります。 その時は学生オーケストラに所属していたこともあり、普段弾いている曲を組み合わせつつ面白いものができないかと試行錯誤して作った授業です。 当時は、CDとワークシートで行っていた授業ですが、教師として勤めるようになってからそれをコンテンツ化し、毎年少しずつブラッシュアップを重ねながら使い続けてきました。 最初にコンテンツ化したのは「スマートノートブック」というソフトでしたが、最近は汎用性の高さからパワーポイントを使用しています。
学級通信のタイトルの所を見た方から「それ、どうやって作るんですか?」「何のソフトを使ってるんですか?」と聞かれることが少なくありません。他の先生方に少しでも需要があるのなら…ということでの今回の投稿です。 使うソフトはワードだけ。 あっという間にできます。 例として、タイトルの画像に添付ファイルに直近数年間のロゴを載せました。 作り方は、全て同じです。 簡単に説明します。 用意するのは次の2つだけです。 ①フォント ②ロゴに使う素材画像 ①フリーでダウンロードできるフォ
授業や講演で長らく使っているソフトの一つ、「グーグルアース」。 すでに10年以上使っていますが、その効果のほどは未だに健在です。 その使い方をまとめた記事を公開していたところ、大学から「情報教育技術」の講義依頼が来たり、いくつかの有料セミナーで発表を依頼されるようにもなりました。 今回はその講義の際に使った資料を全て公開します。 また、実際に作ったコンテンツ動画も見られるようにしたので、どんな風に作ればいいかがイメージしやすいかと思います。 資料や動画を見ながらソフトを触る