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子どもが発信者へと変貌!     「認証ラベル」の授業フォーマット

2022年11月22日、北海道奈井江町での飛び込み授業を行いました。
何人かの方から、その時の授業の内容について知りたいというリクエストを頂いたので、こちらで簡単に紹介します。

当日の会場は体育館。
教育長をはじめ、北海道の名だたる先生方が参観に来られる中、6年生2クラスの子どもたちに対して社会科の授業を行いました。
普段滅多に発言しない子が先頭を切って発表をする逆転現象をはじめ、今回私を招待して下さった校長先生が「授業を受けながら涙が出ました」とまで言ってくださったことが非常に心に残っています。
また、授業後には何人もの方から感想の便りをいただきました。
遠方より来られた重鎮の先生から頂いた一通の感想を紹介します。

①飛び込み授業なのに児童全員名前で呼ぶ・・おそらく事前に覚えてきた。
②ノート作業で「できたら、できたというように」と指示
③いくつ書けたか・・いくつかいたら良いか数字で示す。
④素速く取り組んだ子を褒める。
⑤継続してやっていることを褒める。
⑥大切なことは児童全員に声をそろえて言うようにさせる。
⑦作業が早い子を褒める。
⑧数値を予想させたあとの発表。一人目の発表後、その数値より多い少ないで挙手をさせる。全体の傾向を把握する。
⑨プレゼンの資料を示して、見づらい人は前に出てきて良いと指示する。
⑩AかBで自己決定させる。そのあとに、理由を書かせる。
⑪同じ考えの子に挙手をさせて全体を確認する。
⑫時間を示して作業の目処を持たせる。
⑬書いたノートをもってきて教師に見せる。
⑭書いてきた子にコメントをして褒める。
⑮ノートに書いたことを黒板に書かせて全体に広める。
⑯黒板は縦に書くように指示をして、書きやすく点をつける。
⑰黒板には、最後に書いたこの名前を書かせる。
⑱{本来なら}書いた子が黒板を読む・・(授業時間が迫っていたので教師が読んでいた)。
⑲座っている子作業中の子に黒板を参考にして良いことを伝える。
⑳1個書いたら2個、2個書いたら3個と続けるように指示する。
㉑黒板に書き終わった子には、褒めて、別の作業を指示する。一人の空白を作らない。
㉒授業は、伏線を最後回収するという感じでスタートに戻る。
㉓時間内で全てを終える。授業は全く延長がなかった。
㉔授業開始の礼、終わりの礼などは、全くなかった。
㉕授業開始前に子どもたちと楽しいやりとりをして雰囲気をやわらげていた。
なんてメモしました。
私の見てきた授業ややっていることに共通すること、片々の技術が様々に凝縮されている授業でした。まだまだ私ごときが気がつかないことがあると思いますけど素晴らしい授業展開でした。

今回扱ったのは、誰にとっても身近な「お買い物」の場面です。
以前に同様の授業を行った際の学級通信があったので、そこから引用する形で紹介します。

 これは数年前に行った時の授業を記した通信なので、データの扱い等今回は様々な部分にブラッシュアップをかけましたが、上記の内容でも授業の大筋は伝わることと思います。
 「お茶」で購入に関する判断材料や取引価格のおよその基準などを示し、「コーヒー」でフェアトレードについて学んだ上で、最後は「チョコレート」の購入場面を子どもたちに委ねる展開で授業を行いました。
 この授業は、日本教育技術学会で提案した以下の授業フォーマットを使ったものです。
 

 認証ラベルはフェアトレード以外にも様々にあるため、地域の実態に応じて様々にカスタマイズしていくことが可能な授業フォーマットです。尚、授業を作るにあたっては、フェアトレードやエシカル消費関連の本を十数冊の情報と現地にも幾度か視察に行ってインタビュー等を行いました。数年間かけて作り、毎年ブラッシュアップを続けている実践です。
 リクエストされた方々のお役に立てれば幸いです。

 尚、「今回の記事のような企画や情報を今後も発信してほしい」という方がもしあれば、応援の意味を込めて以下の「オマケ」を購入していただけるとありがたいです。
 オマケでは毎回、応援して下さった方への感謝の気持ちを込めて「今回の記事に関連するプレゼント」(今回は飛び込み授業で実際に使ったパワーポイントコンテンツの最新版(指示・発問等のシナリオ付き)、授業中に使ったグーグルアースファイル、オンラインサークルにおいて私が実際に模擬授業を行っている映像を返礼品として贈ります。尚、授業コンテンツは、先にも書いた通り最新版なので本文で紹介した通信の内容とは違うところがいくつかあります。(毎年ブラッシュアップを重ねているためです)
以下、パワーポイントデータの一部をお見せします。

※尚、オマケの購入は予告なく終了する場合がありますのであらかじめご了承ください。あくまで本記事がメインですので、オマケは情報発信に対する応援という意味合いで使っていただければ幸いです。

 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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